2007年度書評一覧
『ドイツ文学』 [第136号、2008年3月] から(評者:大貫敦子氏)
踊る身体の詩学
モデルネの舞踊表象
山口庸子著『踊る身体の詩学』が、『ドイツ文学』(第136号、2008年3月、日本独文学会編集兼発行)で紹介されました。新しく、根源的なもののイメージとしてのダンス。—— ダンカンやヴィグマンら舞踊家たちと、ニーチェ、リルケからユダヤ系女性詩人にいたる文学者たちとの交点で、言語と身体、全体性や聖性をめぐる想像力の爆発的展開を捉え、20世紀にさまざまな芸術や運動の一大結節点となった「踊る身体」の宇宙論的表象を読み解きます。
山口庸子 著
価格 5,200円
A5判・上製・390頁
ISBN978-4-8158-0550-0 C3073
在庫有り
『ワセダ・ブレッター』 [第12号、2008年3月] から(評者:岡田素之氏)
踊る身体の詩学
モデルネの舞踊表象
山口庸子著『踊る身体の詩学』が、『ワセダ・ブレッター』(第12号、2008年3月、早稲田大学ドイツ語学・文学会編集兼発行)で紹介されました。新しく、根源的なもののイメージとしてのダンス。—— ダンカンやヴィグマンら舞踊家たちと、ニーチェ、リルケからユダヤ系女性詩人にいたる文学者たちとの交点で、言語と身体、全体性や聖性をめぐる想像力の爆発的展開を捉え、20世紀にさまざまな芸術や運動の一大結節点となった「踊る身体」の宇宙論的表象を読み解きます。
山口庸子 著
価格 5,200円
A5判・上製・390頁
ISBN978-4-8158-0550-0 C3073
在庫有り
毎日新聞[08/3/09(日)]読書欄から
ゴルドーニ喜劇集
「彼の手になる喜劇九本の翻訳であるが、上下二段組で約650頁ある。これだけ部厚い本になると、私などわけもなく嬉しくなってしまって、書評することにした。」(富山太佳夫氏)
C.ゴルドーニ 著 齊藤泰弘 訳
価格 8,000円
A5判・上製・684頁
ISBN978-4-8158-0566-1 C0098
在庫有り
『2008.3.8 週刊東洋経済』から
マキァヴェリアン・モーメント
フィレンツェの政治思想と大西洋圏の共和主義の伝統
「近年「共和主義」をテーマとする書物がようやく巷間をにぎわせるようになったが、本書はそうした流れを決定づけた現代の記念碑的労作である。」(渡辺恵一氏)
J・G・A ポーコック 著 田中秀夫 他訳
価格 8,000円
A5判・上製・718頁
ISBN978-4-8158-0575-3 C3031
在庫有り
『ゲシヒテ』 [第1号、2008年] から(評者:高橋秀寿氏)
魅惑する帝国
政治の美学化とナチズム
田野大輔著『魅惑する帝国』が、『ゲシヒテ』(第1号、2008年)で紹介されました。総統、労働者、民族共同体をモチーフに「芸術作品」として創造された第三帝国 —— ナチズムの「政治の美学化」による支配の全体構造と、大衆消費社会におけるキッチュと結びついて統合力を発揮していくメカニズムを、歴史社会学的手法によって解明し、美的なものの現実性を浮彫りにした力作。
田野大輔 著
価格 5,600円
A5判・上製・388頁
ISBN978-4-8158-0562-3 C3022
在庫有り
毎日新聞[08/03/02(日)]読書欄から
マキァヴェリアン・モーメント
フィレンツェの政治思想と大西洋圏の共和主義の伝統
「1975年の原著の出版は政治思想や社会思想史、英米史の学界に激震をもたらし、数多くの論争を巻き起こしてきた。すでに現代の古典と呼ぶ人もある、問題作だ。」(松原隆一郎氏)
J・G・A ポーコック 著 田中秀夫 他訳
価格 8,000円
A5判・上製・718頁
ISBN978-4-8158-0575-3 C3031
在庫有り
『社会学評論』 [第58巻第4号、2008年3月] から(評者:宮本直美氏)
魅惑する帝国
政治の美学化とナチズム
田野大輔著『魅惑する帝国』が、『社会学評論』(第58巻第4号、2008年3月)で紹介されました。総統、労働者、民族共同体をモチーフに「芸術作品」として創造された第三帝国 —— ナチズムの「政治の美学化」による支配の全体構造と、大衆消費社会におけるキッチュと結びついて統合力を発揮していくメカニズムを、歴史社会学的手法によって解明し、美的なものの現実性を浮彫りにした力作。
田野大輔 著
価格 5,600円
A5判・上製・388頁
ISBN978-4-8158-0562-3 C3022
在庫有り
朝日新聞[08/02/17(日)]読書欄から
民主化の韓国政治
朴正煕と野党政治家たち 1961〜1979
「民主化の安定」という比較政治の視点を通して、韓国政治の実像を見事に描き出した著者の卓越した力量に敬意を表したい。」(小林良彰氏)
木村 乾 著
価格 5,700円
A5判・上製・394頁
ISBN978-4-8158-0572-2 C3031
在庫有り
『2008.2.19 エコノミスト』から
民主化の韓国政治
朴正煕と野党政治家たち 1961〜1979
「現在の第6共和制との比較を念頭におきながら、朴正煕大統領期の第3共和制下での民主化の挫折を分析した本書は、われわれの韓国政治理解の奥行きを広げてくれる本格的研究である。」(中西寛氏)
木村 乾 著
価格 5,700円
A5判・上製・394頁
ISBN978-4-8158-0572-2 C3031
在庫有り
『西洋史学』 [第230号、2008年] から(評者:松本彰氏)
魅惑する帝国
政治の美学化とナチズム
田野大輔著『魅惑する帝国』が、『西洋史学』(第230号、2008年)で紹介されました。総統、労働者、民族共同体をモチーフに「芸術作品」として創造された第三帝国 —— ナチズムの「政治の美学化」による支配の全体構造と、大衆消費社会におけるキッチュと結びついて統合力を発揮していくメカニズムを、歴史社会学的手法によって解明し、美的なものの現実性を浮彫りにした力作。
田野大輔 著
価格 5,600円
A5判・上製・388頁
ISBN978-4-8158-0562-3 C3022
在庫有り
『みすず』 [2008年1・2月合併号] から(評者:岡村民夫氏)
踊る身体の詩学
モデルネの舞踊表象
山口庸子著『踊る身体の詩学』が、『みすず』(2008年1・2月合併号、みすず書房発行)で紹介されました。新しく、根源的なもののイメージとしてのダンス。—— ダンカンやヴィグマンら舞踊家たちと、ニーチェ、リルケからユダヤ系女性詩人にいたる文学者たちとの交点で、言語と身体、全体性や聖性をめぐる想像力の爆発的展開を捉え、20世紀にさまざまな芸術や運動の一大結節点となった「踊る身体」の宇宙論的表象を読み解きます。
山口庸子 著
価格 5,200円
A5判・上製・390頁
ISBN978-4-8158-0550-0 C3073
在庫有り
毎日新聞[08/01/27(日)]読書欄から
民主化の韓国政治
朴正煕と野党政治家たち 1961〜1979
「朴正煕グループや彼らと「文化的民族主義」を共有した知識人が、いずれも日本統治期の知的風土から影響を強く受けた「日本統治の子供たち」だったと明快に説明するのだ。」(山内昌之氏)
木村 乾 著
価格 5,700円
A5判・上製・394頁
ISBN978-4-8158-0572-2 C3031
在庫有り
朝日新聞[08/01/20(日)]読書欄から
日本の地方政治
二元代表制政府の政策選択
「著者はこれまであまり顧みてこなかった「日本の地方政治」に解明のメスを入れようとしており、その意欲は高く評価したい。また、きちんとした理論的仮説に基づいて客観的なデータ分析を行うことで、既存の学問に対する理論的貢献を行おうとする試みは、他の研究者の範となるものである。」(小林良彰氏)
曽我謙悟・待鳥聡史 著
価格 4,800円
A5判・上製・384頁
ISBN978-4-8158-0571-5 C3031
在庫有り
『2008.1.22 エコノミスト』から
日本の地方政治
二元代表制政府の政策選択
「本書は、新進気鋭の2人の政治学者が、日本の地方行財政に関して政治学的に分析した書である。特に、都道府県に焦点を当て、知事と議会の関係を、政治学における従来の観点だけにとらわれることなく、地道に収集したデータに基づいて客観的な分析結果を示しており、非常に斬新である。」(土居丈朗氏)
曽我謙悟・待鳥聡史 著
価格 4,800円
A5判・上製・348頁
ISBN978-4-8158-0571-5 C3031
在庫有り
讀賣新聞[08/01/13(日)]読書欄から
モムゼン ローマの歴史Ⅳ
カエサルの時代
「…みずみずしい壮年期の筆力は、洞察力のきらめきと深い学識を感じさせながら、読者を圧倒しつづける。…余人をもって代えがたい訳者・長谷川博隆氏の大偉業にひたすら感謝したい。」(本村凌二氏)
モムゼン 著 長谷川博隆 訳
価格 7,000円
A5判・上製・664頁
ISBN978-4-8158-0508-1 C3022
在庫有り
日本経済新聞[08/01/06(日)]読書欄から
日本の地方政治
二元代表制政府の政策選択
「本書は戦後の自治体の政策決定に地方議会の動向が大きく影響を及ぼしてきた点を計量データ分析をもとに証明している。分権時代の地方政治を考えるうえで新たな視点を提示している。」
曽我謙悟・待鳥聡史 著
価格 4,800円
A5判・上製・384頁
ISBN978-4-8158-0571-5 C3031
在庫有り
毎日新聞[07/12/23(日)]読書欄から
ピグーの思想と経済学
ケンブリッジの知的展開のなかで
「この本はピグーについての、はじめての本格的な本であり、若い経済学者の力量を示した第一級の著作である。著者は膨大な資料を読みこなし、同時代の人のものに目を通し、ピグーの学問の系譜、人間関係、そしてその一生を明らかにしていく。」(伊東光晴氏)
本郷 亮 著
価格 5,700円
A5判・上製・250頁
ISBN978-4-8158-0574-6 C3033
在庫有り
日本経済新聞[07/12/23(日)]読書欄から
ピグーの思想と経済学
ケンブリッジの知的展開のなかで
「本書の意義は膨大な著作を読み込み、学説形成や理論の発展を跡づけたことにある。巻末に付けられたピグーの著作目録や参考文献録も含め、今後のピグー研究の基本書になろう。」
本郷 亮 著
価格 5,700円
A5判・上製・250頁
ISBN978-4-8158-0574-6 C3033
在庫有り
朝日新聞[07/12/23(日)]2007年お薦め「今年の3点」から
ピグーの思想と経済学
ケンブリッジの知的展開のなかで
「類書の少ないピグー思想の研究書でありケインズとの知的対立をめぐっても、あえてピグー側に立ち通説とは異なる2人の論争の背景を解明する。」(高橋伸彰氏)
本郷 亮 著
価格 5,700円
A5判・上製・250頁
ISBN978-4-8158-0574-6 C3033
在庫有り
朝日新聞[07/12/23(日)]2007年お薦め「今年の3点」から
東アジア国際政治史
「個別事項に関する豊富なコラムに参考文献、そして便利な年表がついている。」(高原明生氏)
川島 真・服部龍二 編
価格 2,600円
A5判・並製・398頁
ISBN978-4上8158-0561-6 C3031
在庫有り
『民博通信』 [第118号、2007年] から(評者:網野徹哉氏)
南米キリスト教美術とコロニアリズム
岡田裕成・齋藤晃著『南米キリスト教美術とコロニアリズム』が、『民博通信』(第118号、2007年、国立民族学博物館発行)で紹介されました。植民地美術とは、征服の暴力とともに始まった、文化的他者の間の交渉の産物である。植民地的状況のダイナミズムに根ざした、その特異で複雑な美術のありようを、「混血・融合」の論理を超えて問い直す。現地調査に基づく新資料と多数の貴重な図版による、初の南米植民地美術論。
“…… 彼らの分析によって、従来の植民地美術論や混血芸術論が見そこなってきた、植民地主義の強さと深度がよりはっきりした。これまでは、インディオが創出した美術作品に観察される《人魚》や《猿》などのモチーフは、ただちに《インディオ的・神話的》なものとみなされ、それをたとえば、ヨーロッパの文化的支配に対する土着的《抵抗》の発現とするような物語が易々と紡ぎだされてきた。そうした単調な思考に対し、第2章での岡田の議論は、諸作品を重層的に貫くさまざまな歴史的要素を丁寧に腑分けしながら、これまでとは異なった南米植民地の風景を切り拓く。たとえばカラブコ教会の階上合唱席に描かれた紋章のようなモチーフ。《黄金のコンパス》と呼ばれてきたこの図像が、ベルギーのアントウェルペンの大印刷工房《プランタン=モレトゥス》の印刷物と関係があることはすでにわかっていた。しかしいったい、ヨーロッパの印刷業者とアンデスの村の教会をどのような因果が結びつけているのだろうか? 従前は、図像を構成する人物に焦点があてられ、神話論にもとづいた解釈がほどこされてきた。しかし岡田は、このモチーフの分析を通して、インディオの心性の奥深くに射込まれていた教会が発する植民地主義的な力を確認すると同時に、自らの財力で教会を築きつつ、生存のための戦略を展開していた首長層による、植民地主義への独自の応接をみごとに立証する。《黄金のコンパス》こそ、当時新大陸植民地に輸出された「ミサ典書」や「祈祷書」などを独占的に印刷する特権を附与されていたベルギーの印刷工房の《商標》だった。つまりインディオ・エリートは、植民地社会を生きていくための証書ともいえる《全きキリスト教徒であること》を、正統性の換喩である《聖なる書物》に刻まれた商標を自らの教会に写しとるという仕草を通して示そうとしていた……。ここに岡田は、支配者の文化との交渉のなかで、ブリコラージュ的に自己の文化を構築してゆく首長層の、厳しくも複雑な道行きを見いだす。…… ラプラタの大平原やアンデスの低地地方のインディオは、知性に劣る《野蛮人》だとヨーロッパ人によってさげすまされていたが、イエズス会士たちは、彼らに、美術品や印刷物を豊かに投与しながら重厚なミッション体制を構築していった。そのミッション文化の概観を示すとしても、第3章の齋藤の記述は貴重だが、興味深いのは、この地方の人びとが征服以前からもっていた《神々》との独特な関係が、聖職者たちによって押しつけられる聖像や彫刻などの《イメージ》の受容において、奇妙なかたちを生みだしていたという議論である。もともと《偶像》的物質をもたず、シャーマン的存在を通して、神々との身体的/直接的な対話の方法をもっていたこの地方の人びとは、宣教師たちが示す美しい《イメージ》を、「石や布きれ、木の像」として否定し、拒絶した。そこには神(々)と人間の関係をめぐる、ヨーロッパ人とインディとの異質なあり方がクリアに示されているのだが、齋藤の議論が刺激的なのは、キリスト教を受け容れ、ミッション体制下に包摂されたインディオたちが感じたであろう居心地の悪さが、《夢見》そして《幻視》という不思議なかたちで表現されていたことが示唆されている点である。岡田の議論と同様、ここにおいても、植民地主義の一方的な力が、それを受けとめるインディオのもつ豊かな精神の世界において、屈折し、ずれを伴いながら像を結んでいくさまが、繊細に描きだされている。……”(『民博通信』第118号、p.24)
岡田裕成・齋藤 晃 著
価格 6,600円
菊判・上製・506頁
ISBN978-4-8158-0556-2 C3071
在庫有り
朝日新聞[07/12/09(日)]読書欄から
モムゼン ローマの歴史
「1902年にノーベル文学賞を受けたドイツの歴史家テオドール・モムゼンの『ローマの歴史』(全4巻、長谷川博隆訳、名古屋大学出版会)の翻訳が、2年半がかりで完結した。ギボンの『ローマ帝国衰亡史』とも比べられるローマ史の古典で、これまでは断片的な翻訳しかなかった。」
モムゼン 著 長谷川博隆 訳
価格 Ⅰ〜Ⅲ:6,000円
Ⅳ:7,000円
在庫有り
毎日新聞[07/12/09(日)]2007年「この3冊」から
ピグーの思想と経済学
ケンブリッジの知的展開のなかで
「ケンブリッジ学派の巨人マーシャルとケインズのはざまにあって、これまで本格的な研究が立ち遅れていたピグーの全体像に迫った試論。厚生・福祉を再考するためのメッセージ。」(中村達也氏)
本郷 亮 著
価格 5,700円
菊判・上製・250頁
ISBN978-4-8158-0574-6 C3033
在庫有り
毎日新聞[07/12/09(日)]2007年「この3冊」から
ゴルドーニ喜劇集
「『ゴルドーニ喜劇集』は十八世紀ヴェネチア版の『人間喜劇』。モリエールとバルザックの中間点にはゴルドーニがいたことを教えてくれる。」(鹿島茂氏)
C.ゴルドーニ 著 齊藤泰弘 著
価格 8,000円
A5判・上製・684頁
ISBN978-4-8158-0566-1 C0098
在庫有り
「毎日新聞」 [2007年12月9日付、特集「2007年『この3冊』」] から(評者:井上章一氏)
魅惑する帝国
政治の美学化とナチズム
田野大輔著『魅惑する帝国』が、「毎日新聞」(2007年12月9日付)の読書欄特集「2007年『この3冊』」で紹介されました。総統、労働者、民族共同体をモチーフに「芸術作品」として創造された第三帝国 —— ナチズムの「政治の美学化」による支配の全体構造と、大衆消費社会におけるキッチュと結びついて統合力を発揮していくメカニズムを、歴史社会学的手法によって解明し、美的なものの現実性を浮彫りにした力作。
“…… ナチスの第三帝国を、一種の「芸術作品」としてとらえ、美学が社会化するしくみをうきぼりにした学術書。類書の水準をこえており、おそわることが多かった。……”(「毎日新聞」2007年12月9日付から)
田野大輔 著
価格 5,600円
A5判・上製・388頁
ISBN978-4-8158-0562-3 C3022
在庫有り
毎日新聞[07/12/09(日)]2007年「この3冊」から
東アジア国際政治史
「東アジア国際政治の大きなうねりの中で、近現代の日本を論じた共同研究書である。米国との関係における日本を論じる書は少なくないが、東アジアという場における日本が十全に語られるのは初めてである。」(五百旗頭真氏)
川島 真・服部龍二 編
価格 2,600円
A5判・並製・398頁
ISBN978-4-8158-0561-6 C3031
在庫有り
「毎日新聞」 [2007年12月9日付、特集「2007年『この3冊』」] から(評者:富山太佳夫氏)
南米キリスト教美術とコロニアリズム
岡田裕成・齋藤晃著『南米キリスト教美術とコロニアリズム』が、「毎日新聞」(2007年12月9日付)の特集「2007年『この3冊』」で紹介されました。植民地美術とは、征服の暴力とともに始まった、文化的他者の間の交渉の産物である。植民地的状況のダイナミズムに根ざした、その特異で複雑な美術のありようを、「混血・融合」の論理を超えて問い直す。現地調査に基づく新資料と多数の貴重な図版による、初の南米植民地美術論。
“…… 二人の日本人の手になる本については、よくやったと拍手。16世紀以降の南米の芸術のありようを、なんと日本人という外国人が解明した。”(「毎日新聞」2007年12月9日付から)
岡田裕成・齋藤 晃 著
価格 6,600円
菊判・上製・506頁
ISBN978-4-8158-0556-2 C3071
在庫有り
毎日新聞[07/12/09(日)]2007年「この3冊」から
徳川後期の学問と政治
昌平坂学問所儒者と幕末外交変容
「日本の近代外交への扉を開いた幕府儒者の研究として意欲的な本であり、刺戟にみちている。」 (山内昌之氏)
眞壁 仁 著
価格 6,600円
A5判・上製・656頁
ISBN978-4-8158-0559-3 C3031
在庫有り
『ナマール』 [第12号、2007年11月] から(評者:細見和之氏)
踊る身体の詩学
モデルネの舞踊表象
山口庸子著『踊る身体の詩学』が、『ナマール』(第12号、2007年11月、神戸・ユダヤ文化研究会編集兼発行)で紹介されました。新しく、根源的なもののイメージとしてのダンス。—— ダンカンやヴィグマンら舞踊家たちと、ニーチェ、リルケからユダヤ系女性詩人にいたる文学者たちとの交点で、言語と身体、全体性や聖性をめぐる想像力の爆発的展開を捉え、20世紀にさまざまな芸術や運動の一大結節点となった「踊る身体」の宇宙論的表象を読み解きます。
“…… 本書の何よりの魅力は、ドイツ語を中心とした膨大な文献に分け入って、多くの図版とともに、当時のモダンダンスや表現舞踊が放っていた輝きを私たちに生き生きと伝えてくれることだろう。著者の記述は、当時の舞踊を記録した映像の印象をも組み込んだ説得力のあるものだ。…… さらに本書のもうひとつの魅力は、そのような舞踊表象に決定的な影響を受けた文学表現、とりわけリルケやエルゼ・ラスカー=シューラ―、ゲルトルート・コルマル、ネリー・ザックスらの詩の詳細な分析にあるだろう。……”(『ナマール』第12号、pp.117-118)
山口庸子 著
価格 5,200円
A5判・上製・390頁
ISBN978-4-8158-0550-0 C3073
在庫有り
『キネマ旬報』2007/11上旬特別号No.1494から
フィルム・アート
映画芸術入門
「本書は、まさに彼が<映画に興味がある一般読者、本書を教科書に使う、映画入門を履修している学生、上級レベルの映画専攻の学生の三つのタイプの読者>を想定して書かれた大部の入門書である。」
D.ボードウェル 他著 藤木秀朗 監訳
価格 4,800円
A4判・並製・536頁
ISBN978-4-8158-0567-8 C0074
在庫有り
『歴史学研究』 [2007年11月号、第834号] から(評者:梅田千尋氏)
瞽女と瞽女唄の研究
ジェラルド・グローマ―著『瞽女と瞽女唄の研究』が、『歴史学研究』(2007年11月号、第834号)で紹介されました。20年にわたる徹底的な史資料の調査によって実現した、瞽女と瞽女唄をめぐる初の本格的な総合研究。日本各地に活躍した瞽女の社会的あり方を歴史的に明らかにするとともに、瞽女が携わっていた芸能と音楽を多角的に分析し、「瞽女文化」の知られざる世界をこれまでになく明確に描き出します。
“…… 瞽女の生活像から芸能の実態までを包括的に叙述している。また、領主による盲人配当、芸能市場との関わりなど、瞽女集団存立の背景となった近世社会像への論及も豊富である。障害者であり芸能者であった瞽女という存在は、あらゆる社会において普遍的な問題を投げかけるだろう。日本史や隣接領域にとどまらず、広く読まれるべき成果である。”(『歴史学研究』2007年11月号、p.75)
ジェラルド・グローマー 著
価格 30,000円
菊判・上製・研究篇778頁+史料篇958頁
ISBN978-4-8158-0558-6 C3021
在庫有り
「毎日新聞」 [2007年10月21日付] から(評者:富山太佳夫氏)
南米キリスト教美術とコロニアリズム
岡田裕成・齋藤晃著『南米キリスト教美術とコロニアリズム』が、「毎日新聞」(2007年10月21日付)で紹介されました。植民地美術とは、征服の暴力とともに始まった、文化的他者の間の交渉の産物である。植民地的状況のダイナミズムに根ざした、その特異で複雑な美術のありようを、「混血・融合」の論理を超えて問い直す。現地調査に基づく新資料と多数の貴重な図版による、初の南米植民地美術論。
“読み始めて、息をのむ。面白い。間違いなく、ワクワクするほどに面白い本である。……「征服と支配というコロニアリズム/植民地主義の結果としてつくり出された」南米の聖堂群の背後にある「あまりに複雑で屈折した文化のありよう」に、二人の眼は向けられる。もっと直截的な言葉を引用しよう。「征服者たちの信仰と深く結びついたキリスト教美術は、どのようにして植民地に移植されたのか、そして先住民たちは、それをどのように受け入れ、理解したのか」
侵略者として先住民を殺しまくったスペイン人の持ち込んだキリスト教美術。この問いかけは限りなく重い意味をもつだろう。中世からルネサンスにかけての西欧のキリスト教美術に心酔しているだけの人には、その意味が理解できないとしても。
そのキリスト教美術を学んで、独特の変形をしていった先住民たち。彼らには模倣して作り出す力があった。侵略以前の先住民の文化遺産のみを賞讃するような美術展は、その実彼らに対する侮蔑になってしまうのではないだろうか。この本にはそのような強烈なメッセージが込められている。一見浮世離れした問題を扱っているように見えるこの本は、現代という時代に生きる読者をそれこそ正面から見すえている。……”(「毎日新聞」2007年10月21日付、第10面から)
岡田裕成・齋藤 晃 著
価格 6,600円
菊判・上製・506頁
ISBN978-4-8158-0556-2 C3071
在庫有り
『図書新聞』 [2007年10月13日号] から(評者:米田綱路氏)
魅惑する帝国
政治の美学化とナチズム
田野大輔著『魅惑する帝国』が、『図書新聞』(2007年10月13日号)で紹介されました。総統、労働者、民族共同体をモチーフに「芸術作品」として創造された第三帝国 —— ナチズムの「政治の美学化」による支配の全体構造と、大衆消費社会におけるキッチュと結びついて統合力を発揮していくメカニズムを、歴史社会学的手法によって解明し、美的なものの現実性を浮彫りにした力作。
田野大輔 著
価格 5,600円
A5判・上製・388頁
ISBN978-4-8158-0562-3 C3022
在庫有り
讀賣新聞[07/10/07(日)]読書欄から
ゴルドーニ喜劇集
「本書の特徴は、トスカーナ語で書かれた邦訳のある作品との重複を避け、本邦初訳となるヴェネツィア方言で書かれた代表作四篇を収めたところにある。…ゴルドーニ研究の楽しさの一端に触れた気がする。」(河合祥一郎氏)
C.ゴルドーニ 著 齊藤泰弘 訳
価格 8,000円
A5判・上製・684頁
ISBN978-4-8158-0566-1 C0098
在庫有り
朝日新聞[07/09/09(日)]読書欄から
フィルム・アート
映画芸術入門
「学生・研究者だけでなく一般の映画ファンにとっても、作品の見方を広げてくれる本だ。」
D.ボードウェル 他著 藤木秀朗 監訳
価格 4,800円
A4判・並製・536頁
ISBN978-4-8158-0567-8 C0074
在庫有り
『中央公論』 [2007年9月号] から(評者:佐藤卓己氏)
魅惑する帝国
政治の美学化とナチズム
田野大輔著『魅惑する帝国』が、『中央公論』(2007年9月号)で紹介されました。総統、労働者、民族共同体をモチーフに「芸術作品」として創造された第三帝国 —— ナチズムの「政治の美学化」による支配の全体構造と、大衆消費社会におけるキッチュと結びついて統合力を発揮していくメカニズムを、歴史社会学的手法によって解明し、美的なものの現実性を浮彫りにした力作。
“…… 第三帝国総統をアドルフならぬ「アイドル」ヒトラーとして考察するわけだ。メディア論としても非常に興味深い。同時代の独裁者スターリンが生前から公共空間に巨大彫像を建てたのに対して、ヒトラーの場合はブロマイドや小さな胸像があるだけだった。なぜヒトラーの彫像が存在しないかも見事に説明されている。……”(『中央公論』2007年9月号、p.270)
田野大輔 著
価格 5,600円
A5判・上製・388頁
ISBN978-4-8158-0562-3 C3022
在庫有り
「読売新聞」 [2007年9月2日付] から(評者:川出良枝氏)
魅惑する帝国
政治の美学化とナチズム
田野大輔著『魅惑する帝国』が、「読売新聞」(2007年9月2日付)で紹介されました。総統、労働者、民族共同体をモチーフに「芸術作品」として創造された第三帝国 —— ナチズムの「政治の美学化」による支配の全体構造と、大衆消費社会におけるキッチュと結びついて統合力を発揮していくメカニズムを、歴史社会学的手法によって解明し、美的なものの現実性を浮彫りにした力作。
田野大輔 著
価格 5,600円
A5判・上製・388頁
ISBN978-4-8158-0562-3 C3022
在庫有り
『2007.9.4 エコノミスト』から
東アジア国際政治史
「東アジアを対象とする国際政治史のテキストそのものが世界的に見て少ないなかで、最新の研究にも言及しながら書かれた本書のような存在は貴重である。東アジアの政治や歴史を真剣に考える際には必携の教科書として役立つだろう。」(中西寛氏)
川島 真・服部龍二 編
価格 2,600円
A5判・並製・398頁
ISBN978-4-8158-0561-6 C3031
在庫有り
『出版ニュース』 [2007年8月中旬号] から
魅惑する帝国
政治の美学化とナチズム
田野大輔著『魅惑する帝国』が、『出版ニュース』(2007年8月中旬号)で紹介されました。総統、労働者、民族共同体をモチーフに「芸術作品」として創造された第三帝国 —— ナチズムの「政治の美学化」による支配の全体構造と、大衆消費社会におけるキッチュと結びついて統合力を発揮していくメカニズムを、歴史社会学的手法によって解明し、美的なものの現実性を浮彫りにした力作。
田野大輔 著
価格 5,600円
A5判・上製・388頁
ISBN978-4-8158-0562-3 C3022
在庫有り
「日本経済新聞」 [2007年8月26日付] から(評者:三宅晶子氏)
魅惑する帝国
政治の美学化とナチズム
田野大輔著『魅惑する帝国』が、「日本経済新聞」(2007年8月26日付)で紹介されました。総統、労働者、民族共同体をモチーフに「芸術作品」として創造された第三帝国 —— ナチズムの「政治の美学化」による支配の全体構造と、大衆消費社会におけるキッチュと結びついて統合力を発揮していくメカニズムを、歴史社会学的手法によって解明し、美的なものの現実性を浮彫りにした力作。
“本書は、ナチズムにおける「政治の美学化」(ベンヤミン)のあり様を、広範な資料を駆使して歴史学的・社会学的に分析した意欲作である。「大衆のモニュメント」や「民族共同体の祭典」などナチズムにおける美の諸相を考察した各章の中でも、「労働を美的価値の源泉」と捉えて考察した第4章が特に興味深かった。……”(「日本経済新聞」2007年8月26日付から)
田野大輔 著
価格 5,600円
A5判・上製・388頁
ISBN978-4-8158-0562-3 C3022
在庫有り
「朝日新聞」 [2007年8月2日付、夕刊] から
魅惑する帝国
政治の美学化とナチズム
田野大輔著『魅惑する帝国』が、「朝日新聞」(2007年8月2日付、夕刊)の「テーブルトーク」で紹介されました。総統、労働者、民族共同体をモチーフに「芸術作品」として創造された第三帝国 —— ナチズムの「政治の美学化」による支配の全体構造と、大衆消費社会におけるキッチュと結びついて統合力を発揮していくメカニズムを、歴史社会学的手法によって解明し、美的なものの現実性を浮彫りにした力作。
田野大輔 著
価格 5,600円
A5判・上製・388頁
ISBN978-4-8158-0562-3 C3022
在庫有り
「季刊 民族学」 [2007年夏号、第121号] から
南米キリスト教美術とコロニアリズム
『南米キリスト教美術とコロニアリズム』の著者である齋藤晃先生のインタビューが、『季刊 民族学』(2007年夏号、第121号、千里文化財団発行)に掲載されました。研究のきっかけから本書誕生のプロセス、今後の研究まで幅広く述べられています。【本書の内容】植民地美術とは、征服の暴力とともに始まった、文化的他者の間の交渉の産物である。植民地的状況のダイナミズムに根ざした、その特異で複雑な美術のありようを、「混血・融合」の論理を超えて問い直す。現地調査に基づく新資料と多数の貴重な図版による、初の南米植民地美術論。
岡田裕成・齋藤 晃 著
価格 6,600円
菊判・上製・506頁
ISBN978-4-8158-0556-2 C3071
在庫有り
『週刊東洋経済』」 [2007年7月14日号] から(評者:佐藤優氏)
ネイションとエスニシティ
歴史社会学的考察
A・D・スミス著『ネイションとエスニシティ』(巣山靖司・高城和義他訳)が、『週刊東洋経済』(2007年7月14日号、東洋経済新報社発行)の「知の技法 出世の作法」(佐藤優氏)で紹介されました。近代的なネイションの底にあるものは何か?—— ネイションやナショナリズムはまもなく乗り越えられるという楽観的な進化論を再検討するとともに、現在ふたたび生命力を示しているエスニックな要素の起源を探り、前近代的な文化とアイデンティティの運命を明らかにした名著。
A.D. スミス 著
巣山靖司・高城和義他 訳
価格 4,200円
A5判・上製・384頁
ISBN978-4-8158-0355-1 C3036
在庫有り
「京都新聞」 [2007年7月8日付] から(評者:池田浩士氏)
魅惑する帝国
政治の美学化とナチズム
田野大輔著『魅惑する帝国』が、「京都新聞」(2007年7月8日付)で紹介されました。総統、労働者、民族共同体をモチーフに「芸術作品」として創造された第三帝国 —— ナチズムの「政治の美学化」による支配の全体構造と、大衆消費社会におけるキッチュと結びついて統合力を発揮していくメカニズムを、歴史社会学的手法によって解明し、美的なものの現実性を浮彫りにした力作。
田野大輔 著
価格 5,600円
A5判・上製・388頁
ISBN978-4-8158-0562-3 C3022
在庫有り
『出版ニュース』 [2007年7月上旬号] から
瞽女と瞽女唄の研究
ジェラルド・グローマ―著『瞽女と瞽女唄の研究』が、『出版ニュース』(2007年7月上旬号)で紹介されました。20年にわたる徹底的な史資料の調査によって実現した、瞽女と瞽女唄をめぐる初の本格的な総合研究。日本各地に活躍した瞽女の社会的あり方を歴史的に明らかにするとともに、瞽女が携わっていた芸能と音楽を多角的に分析し、「瞽女文化」の知られざる世界をこれまでになく明確に描き出します。
ジェラルド・グローマー 著
価格 30,000円
菊判・上製・研究篇778頁+史料篇958頁
ISBN978-4-8158-0558-6 C3021
在庫有り
「読売新聞」 [2007年6月17日付] から(評者:林道郎氏)
南米キリスト教美術とコロニアリズム
岡田裕成・齋藤晃著『南米キリスト教美術とコロニアリズム』が、「読売新聞」(2007年6月17日付)で紹介されました。植民地美術とは、征服の暴力とともに始まった、文化的他者の間の交渉の産物である。植民地的状況のダイナミズムに根ざした、その特異で複雑な美術のありようを、「混血・融合」の論理を超えて問い直す。現地調査に基づく新資料と多数の貴重な図版による、初の南米植民地美術論。
“…… 社会の中の美術を、生産-流通-受容-生産 …… といった螺旋的ダイナミクスの中で立体的に考察しようとする著者たちの姿勢には汎用性があって刺激的だ。肩に力が入りすぎているように感じる部分もないではないが、特殊を掘り下げながら特殊に閉じない、画期的な労作だ。”(「読売新聞」2007年6月17日付、第12面から)
岡田裕成・齋藤 晃 著
価格 6,600円
菊判・上製・506頁
ISBN978-4-8158-0556-2 C3071
在庫有り
『史林』 [第90巻第3号、2007年5月] から(評者:櫻井智美氏)
モンゴル時代の出版文化
宮紀子著『モンゴル時代の出版文化』が、『史林』(第90巻第3号、2007年5月、史学研究会発行)で紹介されました。これまで「暗黒時代」とされてきたモンゴル時代(元朝)の文化政策と出版活動を、東アジアへの広範な影響も視野にいれ、多領域にわたる一次資料にもとづきながら、書物・言語・挿絵・地図等にそくして再検討、漢文化とイスラームの知識が融合し、かつてない活況を呈した時代の実像を描きだします。
宮 紀子 著
税込10,450円/本体9,500円
A5判・上製・754頁
ISBN978-4-8158-0526-5 C3022
在庫有り
毎日新聞[07/05/20(日)]読書欄から
徳川後期の学問と政治
昌平坂学問所儒者と幕末外交変容
「日本史の枠でなく、東アジア地域における儒学移入や外交の問題を踏まえたスケールの大きな視点で繰り広げられる政治のパノラマに驚く。」 (山内昌之氏)
眞壁 仁 著
価格 6,600円
A5判・上製・656頁
ISBN978-4-8158-0559-3 C3031
在庫有り
『バチ2』 [2007年5月号、第35号] から
瞽女と瞽女唄の研究
ジェラルド・グローマ―著『瞽女と瞽女唄の研究』が、『バチ2』(2007年5月号、第35号)で紹介されました。20年にわたる徹底的な史資料の調査によって実現した、瞽女と瞽女唄をめぐる初の本格的な総合研究。日本各地に活躍した瞽女の社会的あり方を歴史的に明らかにするとともに、瞽女が携わっていた芸能と音楽を多角的に分析し、「瞽女文化」の知られざる世界をこれまでになく明確に描き出します。
“…… 全国に散逸していた関係史料を一挙に掲載し、それらをもとに多角的な調査・分析を加えて瞽女の全体史をまとめている点が特長で、瞽女に関する史料の集大成と呼ぶにふさわしいだろう。……”(『バチ2』2007年5月号、p.24)
ジェラルド・グローマー 著
価格 30,000円
菊判・上製・研究篇778頁+史料篇958頁
ISBN978-4-8158-0558-6 C3021
在庫有り
『邦楽ジャーナル』 [2007年5月号、第244号] から
瞽女と瞽女唄の研究
ジェラルド・グローマ―著『瞽女と瞽女唄の研究』が、『邦楽ジャーナル』(2007年5月号、第244号)で紹介されました。20年にわたる徹底的な史資料の調査によって実現した、瞽女と瞽女唄をめぐる初の本格的な総合研究。日本各地に活躍した瞽女の社会的あり方を歴史的に明らかにするとともに、瞽女が携わっていた芸能と音楽を多角的に分析し、「瞽女文化」の知られざる世界をこれまでになく明確に描き出します。
ジェラルド・グローマー 著
価格 30,000円
菊判・上製函入・研究篇778頁/史料篇958頁
ISBN978-4-8158-0558-6 C3021
在庫有り
「日本経済新聞」 [2007年4月15日付] から
瞽女と瞽女唄の研究
ジェラルド・グローマ―著『瞽女と瞽女唄の研究』が、「日本経済新聞」(2007年4月15日付)で紹介されました。20年にわたる徹底的な史資料の調査によって実現した、瞽女と瞽女唄をめぐる初の本格的な総合研究。日本各地に活躍した瞽女の社会的あり方を歴史的に明らかにするとともに、瞽女が携わっていた芸能と音楽を多角的に分析し、「瞽女文化」の知られざる世界をこれまでになく明確に描き出します。
“…… 組織を作って団結し、芸能の力で生きた歴史、瞽女が移動することで日本で音楽の流通市場が立ち上がる姿を生き生きと描く。音楽学、歴史学、女性学、障害学と、その射程は実に広い。……”(「日本経済新聞」2007年4月15日付から)
ジェラルド・グローマー 著
価格 30,000円
菊判・上製・研究篇778頁+史料篇958頁
ISBN978-4-8158-0558-6 C3021
在庫有り
『DeLi』 [第8号] から(評者:香川檀氏)
踊る身体の詩学
モデルネの舞踊表象
山口庸子著『踊る身体の詩学』が、『DeLi』(第8号)で紹介されました。新しく、根源的なもののイメージとしてのダンス。—— ダンカンやヴィグマンら舞踊家たちと、ニーチェ、リルケからユダヤ系女性詩人にいたる文学者たちとの交点で、言語と身体、全体性や聖性をめぐる想像力の爆発的展開を捉え、20世紀にさまざまな芸術や運動の一大結節点となった「踊る身体」の宇宙論的表象を読み解きます。
山口庸子 著
価格 5,200円
A5判・上製・390頁
ISBN978-4-8158-0550-0 C3073
在庫有り
『舞踊學』 [第30号、2007年] から(評者:小林奈央子氏)
踊る身体の詩学
モデルネの舞踊表象
山口庸子著『踊る身体の詩学』が、『舞踊學』(第30号、2007年、舞踊学会編集兼発行)で紹介されました。新しく、根源的なもののイメージとしてのダンス。—— ダンカンやヴィグマンら舞踊家たちと、ニーチェ、リルケからユダヤ系女性詩人にいたる文学者たちとの交点で、言語と身体、全体性や聖性をめぐる想像力の爆発的展開を捉え、20世紀にさまざまな芸術や運動の一大結節点となった「踊る身体」の宇宙論的表象を読み解きます。
山口庸子 著
価格 5,200円
A5判・上製・390頁
ISBN978-4-8158-0550-0 C3073
在庫有り
「朝日新聞」 [2007年4月6日付、著者インタビュー] から
疑似科学と科学の哲学
「朝日新聞」(2007年4月6日付)に、『疑似科学と科学の哲学』の著者・伊勢田哲治先生のインタビューが掲載されました。【書籍の内容】占星術、超能力研究、東洋医学、創造科学 ……… これらはなぜ「疑似科学」と言われるのだろうか。はたして疑似科学と科学の間に線は引けるのだろうか。科学のようで科学でない疑似科学を考察することを通して、「科学とは何か」を解き明かしてゆくユニークで真っ当な科学哲学入門。
伊勢田哲治 著
価格 2,800円
A5判・並製・288頁
ISBN978-4-8158-0453-4 C3010
在庫有り
「中日新聞・東京新聞」 [2007年4月1日付] から
瞽女と瞽女唄の研究
ジェラルド・グローマ―著『瞽女と瞽女唄の研究』が、「中日新聞・東京新聞」(2007年4月1日付)で紹介されました。20年にわたる徹底的な史資料の調査によって実現した、瞽女と瞽女唄をめぐる初の本格的な総合研究。日本各地に活躍した瞽女の社会的あり方を歴史的に明らかにするとともに、瞽女が携わっていた芸能と音楽を多角的に分析し、「瞽女文化」の知られざる世界をこれまでになく明確に描き出します。
“…… 史料を博捜し、全国各地の瞽女の姿や暮らしと、彼女たちが歌った数多くの瞽女唄を取材・収集した大部の研究書。どんなネットワークの中で活動し、社会や人々からどう遇されたかを詳述する。特に瞽女唄の音楽的研究が力説される。”(「中日新聞」2007年4月1日から)
ジェラルド・グローマー 著
価格 30,000円
菊判・上製・研究篇778頁+史料篇958頁
ISBN978-4-8158-0558-6 C3021
在庫有り