内 容
現代のローマ史研究の基礎を築いた碩学が若き才能を注ぎ込んだ歴史の一大傑作にして、ノーベル文学賞を受賞した情熱の書、遂に完結。共和政を崩壊に導くとともに、地中海世界からヨーロッパとアジアにわたる新しい世界帝国を基礎づけたカエサルとその時代を、透徹した筆致で描ききった、全4巻のクライマックス。
目 次
凡 例
第Ⅴ編 軍事君主政の成立
第1章 マルクス・レピドゥスとクィントゥス・セルトリウス
第2章 スッラ型の復古支配
第3章 寡頭政の崩壊とポンペイウスの支配
第4章 ポンペイウスと東方
第5章 ポンペイウス不在中の党派の争い
第6章 ポンペイウスの帰還と王位希求者の連携
第7章 西方の征服
第8章 ポンペイウスとカエサルの共同支配
第9章 クラッススの死と共同支配者の決裂
第10章 ブルンディシウム、イレルダ、ファルサロス、そしてタプスス
第11章 古い共和政と新しい君主政
第12章 宗教、教養、文学、芸術
訳者解説
参考地図
関連年表
総索引(地名・部族名)
総索引(人名)
受 賞
書 評
『モムゼン ローマの歴史』
『モムゼン ローマの歴史Ⅰ —— ローマの成立』 モムゼン 著/長谷川博隆 訳
『モムゼン ローマの歴史Ⅱ —— 地中海世界の覇者へ』 モムゼン 著/長谷川博隆 訳
『モムゼン ローマの歴史Ⅲ —— 革新と復古』 モムゼン 著/長谷川博隆 訳
『ローマ政治家伝』 シリーズ
『ローマ政治家伝Ⅰ カエサル』 マティアス・ゲルツァー 著/長谷川博隆 訳
『ローマ政治家伝Ⅱ ポンペイウス』 マティアス・ゲルツァー 著/長谷川博隆 訳
『ローマ政治家伝Ⅲ キケロ』 マティアス・ゲルツァー 著/長谷川博隆 訳