内 容
現代のローマ史研究の基礎を築いた碩学が若き才能を注ぎ込んだ歴史の一大傑作にして、ノーベル文学賞を受賞した情熱の書の第Ⅱ巻。雄大な構想と鋭く核心を衝く洞察により、人間の営みの全体 —— 政治から経済、社会、制度、宗教、文学、芸術まで —— を描きだす。この巻では、カルタゴの名将ハンニバルとの壮絶な戦いをへて地中海世界の覇者となるまでを叙述。
目 次
凡 例
第Ⅲ編 イタリア統一からカルタゴとギリシア諸国家の征服まで
第1章 カルタゴ
第2章 シチリアをめぐるローマとカルタゴとの戦争
第3章 自然の国境までのイタリアの拡大
第4章 ハミルカルとハンニバル
第5章 ハンニバル戦争 —— カンナエの戦闘まで
第6章 ハンニバル戦争 —— カンナエからザマまで
第7章 ハンニバルとの和平から第三期の終わりまでの西方世界
第8章 東方の諸国家と第二次マケドニア戦争
第9章 アシアのアンティオコスとの戦争
第10章 第三次マケドニア戦争
第11章 統治制度と被統治者
第12章 土地経済と貨幣経済
第13章 信仰と慣習
第14章 文学と芸術
訳者解説
参考地図
関連年表
受 賞
書 評
『モムゼン ローマの歴史』
『モムゼン ローマの歴史Ⅰ —— ローマの成立』 モムゼン 著/長谷川博隆 訳
『モムゼン ローマの歴史Ⅲ —— 革新と復古』 モムゼン 著/長谷川博隆 訳
『モムゼン ローマの歴史Ⅳ —— カエサルの時代』 モムゼン 著/長谷川博隆 訳
『ローマ政治家伝』シリーズ
『ローマ政治家伝Ⅰ カエサル』 マティアス・ゲルツァー 著/長谷川博隆 訳
『ローマ政治家伝Ⅱ ポンペイウス』 マティアス・ゲルツァー 著/長谷川博隆 訳
『ローマ政治家伝Ⅲ キケロ』 マティアス・ゲルツァー 著/長谷川博隆 訳