内 容
私たちは先人よりもよく知っているのか、それとも──。近年の無知学(アグノトロジー)を踏まえつつ、思想や科学から、政治や経済、さらには災害や気候変動まで、多面的で複雑な「無知」の歴史をまとめあげた前人未到の労作。「知の社会史」を牽引する碩学の最新刊、ついに邦訳。
「無知は現在にのみ関わる問題だと思えるかもしれないが、この魅力的で包括的な書物が示すように、無知には多くの過去がある。このように博識な「無知の歴史」を書くことができるのはピーター・バークだけだろう。」—— デイヴィッド・アーミテイジ
著者紹介
ピーター・バーク
(Peter Burke)
1937年、イングランド生まれ。オックスフォード大学で学び、サセックス大学講師を経て、1979年よりケンブリッジ大学で教鞭を執る。現在、ケンブリッジ大学名誉教授。文化史研究の第一人者として知られ、主な著書に、『イタリア・ルネサンスの文化と社会』、『ヨーロッパの民衆文化』、『ルイ14世』、『知識の社会史』、『文化史とは何か』、『文化のハイブリディティ』、『博学者』などがある。
目 次
序文と謝辞
第Ⅰ部 社会における無知
第1章 無知とは何か
第2章 哲学者の無知論
第3章 集団的無知
第4章 無知を研究する
第5章 無知の歴史
第6章 宗教に関する無知
第7章 科学に関する無知
第8章 地理に関する無知
第Ⅱ部 無知がもたらすもの
第9章 戦争における無知
第10章 ビジネスにおける無知
第11章 政治における無知
第12章 サプライズと大惨事
第13章 秘密と嘘
第14章 不確かな未来
第15章 過去を無視すること
終 章 新たな知と新たな無知
監訳者解題
用語集
註
図版一覧
索 引


