2017年度書評一覧

『現代思想』 [2018年4月号、第46巻第6号、特集「現代思想の316冊」] から

『現代思想』(2018年4月号、第46巻第6号、青土社)の特集「現代思想の316冊 —— ブックガイド2018」で以下の図書が紹介されました。

【加地大介氏による紹介(「形而上学からの分析哲学」)】
戸田山和久 著
『科学的実在論を擁護する』

【吉川浩満氏による紹介(「〈人間〉以後の人間論」)】
中尾 央 著
『人間進化の科学哲学 —— 行動・心・文化』

【森山至貴氏による紹介(「『新しさ』の罠にはまらないために」)】
イヴ・K・セジウィック 著/上原早苗・亀澤美由紀 訳
『男同士の絆 —— イギリス文学とホモソーシャルな欲望』

【塚本恭章氏による紹介(「資本主義をめぐる思想と理論を問い直す」)】
鍋島直樹 著
『ポスト・ケインズ派経済学 —— マクロ経済学の革新を求めて』


『南山経営研究』 [第32巻第3号、2018年3月] から(評者: 平沢照雄 氏)

見えない産業
酸素が支えた日本の工業化

見えない産業

沢井実著『見えない産業』が、『南山経営研究』(第32巻第3号、2018年3月、南山大学経営学会)で紹介されました。ボンベにつめられ、日本中の町工場へと運ばれ続けた見えない商品、酸素 ——。鉄鋼、化学、電機から農業、バイオ、医療へと用途を広げ、競争力の新たな焦点となった産業ガスの軌跡を、国際関係史も視野に明治の黎明期から今日までたどり、その特徴的な産業の姿をクリアに描きだします。

沢井 実 著
価格 5,800円
A5判・上製・342頁
ISBN978-4-8158-0878-5 C3033
在庫有り


「日本経済新聞」 [2018年3月24日付] から

アルツハイマー病の謎
認知症と老化の絡まり合い

アルツハイマー病の謎

マーガレット・ロック著/坂川雅子訳『アルツハイマー病の謎』が、「日本経済新聞」読書欄(2018年3月24日付)で紹介されました。専門家たちとの対話を重ねる中で浮き彫りになった、ADという存在の曖昧さと、単一の病因を求めるモデルの限界。では、研究はどう進められるべきか。臨床診断の結果や遺伝的リスクはいかに理解されるべきか。患者や家族になされるべきことは何か。社会の高齢化にともなう不可避の難問と向き合う視座を与えます。

マーガレット・ロック 著
坂川雅子 訳
価格 4,500円
A5判・上製・462頁
ISBN978-4-8158-0897-6 C3047
在庫有り


『出版ニュース』 [2018年3月上旬号] から

普遍史の変貌
ペルシア語文化圏における形成と展開

普遍史の変貌

大塚修著『普遍史の変貌』が、『出版ニュース』(2018年3月上旬号、出版ニュース社)で紹介されました。歴史叙述の根底を問い直す ——。前近代の世界には、天地創造に始まる人類の系譜を描く「普遍史」という歴史類型が存在した。著名な『王書』や『集史』から、地方王朝やモンゴル時代の多様な手稿本までを徹底的に調査し、世界認識のダイナミックな変容を跡づける力作。

大塚 修 著
価格 6,300円
A5判・上製・456頁
ISBN978-4-8158-0891-4 C3022
在庫有り


『歴史と地理』 [第711号、2018年2月] から (評者: 山川志保 氏)

イブン・バットゥータと境域への旅
『大旅行記』をめぐる新研究

イブン・バットゥータと境域への旅

家島彦一著『イブン・バットゥータと境域への旅』が、『歴史と地理』(第711号、2018年2月、山川出版社)で紹介されました。中国、インド、北方ユーラシア、アフリカなど、イスラーム世界の海・陸の「境域」情報を伝える『大旅行記』は、まさに記録史料の宝庫と呼ぶにふさわしい。なぜ巡礼を超えて未知なる驚異の領域へと踏み込んでいったのか。その足跡と写本を追って世界を旅し、完訳を成し遂げた碩学による新たな到達点。

家島彦一 著
価格 5,800円
A5判・上製・480頁
ISBN978-4-8158-0861-7 C3022
在庫有り


『社会経済史学』 [第83巻第4号、2018年2月] から (評者: 市原 博 氏)

日本の技能形成
製造現場の強さを生み出したもの

日本の技能形成

沢井実著『日本の技能形成』が、『社会経済史学』(第83巻第4号、2018年2月、社会経済史学会)で紹介されました。なぜ日本で戦後に、柔軟に課題に対応できる大量の現業労働者たちが育っていたのか? 復興から高度成長への歩みを支えた現場の熟練形成の画期を、戦前以来の学校や工場での技能教育にたどり、徒弟制からの転換をもたらした若年労働者教育の決定的役割を鮮やかに描き出します。

沢井 実 著
価格 5,400円
A5判・上製・244頁
ISBN978-4-8158-0852-5 C3033
在庫有り


『社会経済史学』 [第83巻第4号、2018年2月] から (評者: 大東英祐 氏)

日本の石油化学産業
勃興・構造不況から再成長へ

日本の石油化学産業

平野創著『日本の石油化学産業』が、『社会経済史学』(第83巻第4号、2018年2月、社会経済史学会)で紹介されました。世界有数の巨大産業の誕生から今日までを、初めて通史として捉えた産業史の決定版。急速な成長と生産過剰のメカニズムを鋭く分析、政府による産業規制の理解を書き換えるとともに、世界的高シェア企業の叢生など、変容する日本の石油化学産業の新たな潮流も描き出します。

平野 創 著
価格 5,800円
A5判・上製・408頁
ISBN978-4-8158-0842-6 C3033
在庫有り


『社会経済史学』 [第83巻第4号、2018年2月] から (評者: 秋田 茂 氏)

アジア経済史研究入門

アジア経済史研究入門

水島司・加藤博・久保亨・島田竜登編『アジア経済史研究入門』が、『社会経済史学』(第83巻第4号、2018年2月、社会経済史学会)で紹介されました。アジア経済の今日の興隆を導いたものとは何か? 長期・広域にわたる経済社会の展開を知るための重要文献を平易に解説、多様性と共通性をともに浮かび上がらせ、アジア経済再興の歴史的淵源を考える。第一線の執筆陣が初めてその全体像を描き出した最良の入門書。

水島 司・加藤 博・久保 亨・島田竜登 編
価格 3,800円
A5判・並製・390頁
ISBN978-4-8158-0816-7 C3022
在庫有り


『日本物理学会誌』 [第73巻第1号、2018年1月号] から

地形現象のモデリング
海底から地球外天体まで

地形現象のモデリング

遠藤徳孝・小西哲郎・西森拓・水口毅・柳田達雄編『地形現象のモデリング』が、『日本物理学会誌』(第73巻第1号、2018年1月号、日本物理学会)で紹介されました。河川・砂丘・柱状節理・クレーターなど、複雑な自然についてその本質を捉えモデル化するアプローチは、地球上はもとより他の惑星の地形に対してもたいへん有力である。本書はシミュレーションや縮小実験などの手法を通じて、地形の共通原理を探究します。

遠藤徳孝・小西哲郎・西森 拓・水口 毅・柳田達雄 編
価格 5,400円
A5判・上製・288頁
ISBN978-4-8158-0887-7 C3044
在庫有り


『応用倫理』 [第10号、2017年11月] から (評者: 草野原々 氏)

ロボットからの倫理学入門

ロボットからの倫理学入門

久木田水生・神崎宣次・佐々木拓著『ロボットからの倫理学入門』が、『応用倫理』(第10号、2017年11月、北海道大学大学院文学研究科応用倫理研究教育センター)で紹介されました。自動運転車やケア・ロボット、自律型兵器などが引き起こしうる、もはや SF では済まされない倫理的問題を通し、人間の道徳を考える、知的興奮に満ちた入門書。「本書には、ロボットや AI という新しい隣人たちとつきあう上で参考となる倫理学の知恵がつまっている」—— 伊勢田哲治。

久木田水生・神崎宣次・佐々木 拓 著
価格 2,200円
A5判・並製・200頁
ISBN978-4-8158-0868-6 C3012
在庫有り


『美術フォーラム21』 [第36巻、2017年] から (評者: 粂 和沙 氏)

陶芸のジャポニスム

陶芸のジャポニスム

今井祐子著『陶芸のジャポニスム』が、『美術フォーラム21』(第36巻、2017年、醍醐書房)で紹介されました。見出された新たな美 ——。ヨーロッパからアメリカまで、多様な作陶家・美術商・収集家らを魅了した「陶芸のジャポニスム」。海を越えた日本陶磁や陶器書を手がかりに、美意識や造形が大きく転換・深化していくプロセスを跡づけ、やきものをめぐるグローバルな芸術文化史を描き出します。

今井祐子 著
価格 7,800円
A5判・上製・760頁
ISBN978-4-8158-0854-9 C3071
在庫有り


『みすず』 [第667号、2018年1・2月合併号、特集 「2017年読書アンケート」] から

『みすず』 (第667号、2018年1・2月合併号、みすず書房) の特集 「2017年読書アンケート」 で以下の図書が紹介されました。

【䕃山宏氏による紹介】
池上俊一 著
『公共善の彼方に —— 後期中世シエナの社会』

【西谷修氏による紹介】
中谷 惣 著
『訴える人びと —— イタリア中世都市の司法と政治』

【小西正捷氏による紹介】
鎌田由美子 著
『絨毯が結ぶ世界 —— 京都祇園祭インド絨毯への道』

【増田耕一氏による紹介】
マイケル・ワイスバーグ 著/松王政浩 訳
『科学とモデル —— シミュレーションの哲学 入門』


東京財団ホームページ [2017年12月25日付] から (評者: 川島 真 氏)

越境者の政治史
アジア太平洋における日本人の移民と植民

越境者の政治史

塩出浩之著 『越境者の政治史』 が、東京財団ホームページ (2017年12月25日付) で紹介されました。明治期からの国民統合の過程と並行し、大量に送り出された日本人移民たち。近代史から見落とされてきた彼らの政治統合は、日本およびアジア太平洋地域の秩序にどのようなインパクトをもたらしたのか。移民史・政治史の盲点を克服し、一貫した視点で新たな全体像を描き出します。

塩出浩之 著
価格 6,300円
A5判・上製・524頁
ISBN978-4-8158-0820-4 C3031
在庫有り


『週刊読書人』 [第3227号、2018年2月16日付] から (評者: 山本 圭 氏)
“代表概念を解剖する 代表制の問い直しをめぐる論争の第一線にあり続けた書”

代表の概念

代表の概念

ハンナ・ピトキン著 『代表の概念』 (早川誠訳) が、『週刊読書人』 (第3227号、2018年2月16日付、読書人) で紹介されました。政治における代表とは何か。選挙で選ばれたことか、権威を有することか、説明責任を果たすことか、それとも国民の構成を反映していることか。「代表 (representation)」 の語義に立ち戻り、ホッブズの議論から自由主義まで、思想の土台より政治的代表の意味を徹底的に検討し、代表論の古典となった名著、待望の翻訳。

ハンナ・ピトキン 著
早川 誠 訳
価格 5,400円
A5判・上製・426頁
ISBN978-4-8158-0892-1 C3031
在庫有り


『経済学史研究』 [第59巻第2号、2018年1月] から (評者: 佐々木憲介 氏)

複数世界の思想史

複数世界の思想史

長尾伸一著 『複数世界の思想史』 が、『経済学史研究』 (第59巻第2号、2018年1月、経済学史学会) で紹介されました。人間知性の歴史のなかで、宗教・形而上学から科学まで様々な形をとって展開してきた 「世界の複数性」 論 ——。本書は、天文学的複数性論を軸にその水脈をつぶさにたどり、宇宙に関する知的考察を方向づけてきたこの世界観 =「巨大仮説」 の意義を初めて明らかにします。自己中心性に根ざす単一性論が促進してきた 「近代」 を問い直す圧倒的な力作。

長尾伸一 著
価格 5,500円
A5判・上製・368頁
ISBN978-4-8158-0796-2 C3010
在庫有り


「朝日新聞」 [2018年2月14日付、夕刊、文化欄 (文芸・批評)] から
“小笠原返還とは何だったのか 「密約」の内実探る”

核密約から沖縄問題へ
小笠原返還の政治史

核密約から沖縄問題へ

「朝日新聞」(2018年2月14日付、夕刊、文化欄) に、真崎翔先生と著書 『核密約から沖縄問題へ』 に関する記事が掲載されました。小笠原返還は戦後日米関係の小さなエピソードではない。沖縄の基地問題に影を落としたその実像をアメリカの核戦略の変容を手がかりに解明、2つの返還と核密約の深い連関をトータルにとらえ、日米の非対称な交渉過程がもたらした沖縄問題の知られざる起源を照射する、気鋭の力作。

真崎 翔 著
価格 4,500円
A5判・上製・268頁
ISBN978-4-8158-0871-6 C3031
在庫有り


『外交』 [第47巻、2018年1・2月号] から (評者: 梶谷 懐 氏)

産業化する中国農業
食料問題からアグリビジネスへ

産業化する中国農業

宝剣久俊著 『産業化する中国農業』 が、『外交』 (第47巻、2018年1・2月号、都市出版) で紹介されました。製造業など工業の高度成長の陰で見過ごされてきた農業。しかしその経済発展を可能にしたのは、飢饉の経験を乗り越えて、厖大な人口への食料供給を実現した農業であった。龍頭企業の台頭など、アグリビジネスでも世界的地位を築きつつある中国農業の現状を、新たな視座で描き出します。

宝剣久俊 著
価格 5,800円
A5判・上製・276頁
ISBN978-4-8158-0886-0 C3033
在庫有り


『週刊エコノミスト』 [2018年2月6日号] から (評者: 上川孝夫 氏)
“世界史的な視野で見る 産業革命が起きた背景”

世界史のなかの産業革命
資源・人的資本・グローバル経済

世界史のなかの産業革命

R・C・アレン著 『世界史のなかの産業革命』 (眞嶋史叙・中野忠・安元稔・湯沢威訳) が、『週刊エコノミスト』 (2018年2月6日号、毎日新聞出版) で紹介されました。中国やインド、大陸ヨーロッパではなく、イギリスで産業革命が起こり得たのはなぜか? 食事、健康などの生活水準をもとに、世界史的な視野でその起源を捉えなおし、エネルギーなどの自然環境が果たした役割も視野に、産業革命の新たな全体像を示した決定版。

「……… 本書にはグローバル規模の数量データに基づく分析があり、世界史的な視野から産業革命を捉え直す試みといえる。翻って現在、高度な IT (情報技術) が存在感を示す 『第4次産業革命』 は、どのように評価され、どのような道をたどると予想されるであろうか。時代は異なるが、世界最初の英国の産業革命から学ぶべきことは少なくない。」 (2018年2月6日号 『週刊エコノミスト』 55頁)

R.C.アレン 著
眞嶋史叙・中野 忠・安元 稔・湯沢 威 訳
価格 3,400円
A5判・上製・380頁
ISBN978-4-8158-0894-5 C3033
在庫有り


『経済セミナー』 [第700号、2018年2月・3月号] から (評者: 前田廉孝 氏)
“古代以降における日本の経済成長とその要因”

経済成長の日本史
古代から近世の超長期GDP推計 730-1874

経済成長の日本史

高島正憲著 『経済成長の日本史』 が、『経済セミナー』 (第700号、2018年2月・3月号、日本評論社) で紹介されました。奈良時代~近代初頭にいたる列島経済の展開を一望、最貧国水準を抜け出し、1人あたりGDPが着実な上昇に転じていく過程を、利用可能な数値の精査と多様な文献の活用により、災害・飢饉・環境・都市化なども視野に解明。はじめて日本の超長期GDP推計を実現し、日本史の新たな扉を開きます。

高島正憲 著
価格 5,400円
A5判・上製・348頁
ISBN978-4-8158-0890-7 C3033
在庫有り


「毎日新聞」 [2018年1月23日付、オピニオン欄 「月刊時論フォーラム」] から (評者: 遠藤 乾 氏)

ヒューム 道徳・政治・文学論集 [完訳版]

ヒューム道徳・政治・文学論集完訳版

デイヴィッド・ヒューム著 『ヒューム 道徳・政治・文学論集 [完訳版]』 (田中敏弘訳) が、「毎日新聞」 (2018年1月23日付) のオピニオン欄 「月刊時論フォーラム」 で紹介されました。文明社会の 「人間学」 へ ——。生前のヒュームが最も苦心して改稿を重ね、政治・経済・社会思想から道徳哲学・批評を含む広大な領域を横断的に論述したエッセイ集。多くの読者を獲得し、賢人ヒュームの名声を世に知らしめたもう一つの主著が、本邦初訳を多数含む 「完訳版」 としてよみがえります。

デイヴィッド・ヒューム 著
田中敏弘 訳
価格 8,000円
A5判・上製・500頁
ISBN978-4-8158-0672-9 C3010
在庫有り


『出版ニュース』 [2018年1月下旬号] から

イスラームのロシア
帝国・宗教・公共圏 1905-1917

代表の概念

長縄宣博著 『イスラームのロシア』 が、『出版ニュース』 (2018年1月下旬号、出版ニュース社) で紹介されました。もう一つの市民社会 ——。多数のイスラーム教徒が存在したロシア帝国。彼らはいかに生きたのか。日露戦争から第一次世界大戦・革命へと至る時代に、政治・行政・教育・出版・戦争・慈善等に積極的に関与し、言論と行動によって自らの 「公共圏」 を生み出したムスリム社会の苦闘を、かつてない深度で描き出します。

長縄宣博 著
価格 6,800円
A5判・上製・440頁
ISBN978-4-8158-0888-4 C3022
在庫有り


「朝日新聞」 [2018年1月21日付] から (評者: 齋藤純一 氏)
“指導者を支持する理由問われる”

代表の概念

代表の概念

ハンナ・ピトキン著 『代表の概念』 (早川誠訳) が、「朝日新聞」 (2018年1月21日付) で紹介されました。政治における代表とは何か。選挙で選ばれたことか、権威を有することか、説明責任を果たすことか、それとも国民の構成を反映していることか。「代表 (representation)」 の語義に立ち戻り、ホッブズの議論から自由主義まで、思想の土台より政治的代表の意味を徹底的に検討し、代表論の古典となった名著、待望の翻訳。

ハンナ・ピトキン 著
早川 誠 訳
価格 5,400円
A5判・上製・426頁
ISBN978-4-8158-0892-1 C3031
在庫有り


「読売新聞」 [2018年1月21日付] から (評者: 苅部 直 氏)
“支配者か国民の下僕か”

代表の概念

代表の概念

ハンナ・ピトキン著 『代表の概念』 (早川誠訳) が、「読売新聞」 (2018年1月21日付) で紹介されました。政治における代表とは何か。選挙で選ばれたことか、権威を有することか、説明責任を果たすことか、それとも国民の構成を反映していることか。「代表 (representation)」 の語義に立ち戻り、ホッブズの議論から自由主義まで、思想の土台より政治的代表の意味を徹底的に検討し、代表論の古典となった名著、待望の翻訳。

ハンナ・ピトキン 著
早川 誠 訳
価格 5,400円
A5判・上製・426頁
ISBN978-4-8158-0892-1 C3031
在庫有り


『週刊東洋経済』 [第6770号、2018年1月20日号] から (評者: 江口匡太 氏)
“大きな負の経済変動を経験しなかった日本”

経済成長の日本史
古代から近世の超長期GDP推計 730-1874

経済成長の日本史

高島正憲著 『経済成長の日本史』 が、『週刊東洋経済』 (第6770号、2018年1月20日号、東洋経済新報社) で紹介されました。奈良時代~近代初頭にいたる列島経済の展開を一望、最貧国水準を抜け出し、1人あたりGDPが着実な上昇に転じていく過程を、利用可能な数値の精査と多様な文献の活用により、災害・飢饉・環境・都市化なども視野に解明。はじめて日本の超長期GDP推計を実現し、日本史の新たな扉を開きます。

「………… 印象的なのは、わが国は大きな負の経済変動を経験しなかったという推計結果だ。一時的に所得水準が下がっても、何百年にもわたり大きく下降することはなかった。他民族の流入による混乱を余儀なくされた中国とはこの点で対照的であり、日本が地政学的にも気候的にも恵まれた位置にあったことがうかがえる。」 (2018年1月20日号 『週刊東洋経済』 89頁から)

高島正憲 著
価格 5,400円
A5判・上製・348頁
ISBN978-4-8158-0890-7 C3033
在庫有り


「読売新聞」 [2018年1月14日付] から (評者: 苅部 直 氏)
“清帝国と西洋の出会い”

イエズス会士と普遍の帝国
在華宣教師による文明の翻訳

イエズス会士と普遍の帝国

新居洋子著 『イエズス会士と普遍の帝国』 が、「読売新聞」 (2018年1月14日付) で紹介されました。カトリック拡大のため東方に渡った宣教師らが、巨大な清朝に見出したものは何か。中国古来の世界像や学術は、キリスト教の教義や勃興する科学と結びつくのか。共通言語から統治体制や歴史編纂まで、新たな帝国像を描き出した18世紀のアミオを軸に、多言語史料から 「文明の翻訳」 の実相を捉える力作。

新居洋子 著
価格 6,800円
A5判・上製・414頁
ISBN978-4-8158-0889-1 C3022
在庫有り


『歴史と経済』 [第238号、2018年1月] から(評者: 足立芳宏 氏)

農の科学史
イギリス「所領知」の革新と制度化

農の科学史

並松信久著『農の科学史』が、『歴史と経済』(第238号、2018年1月、政治経済学・経済史学会)で紹介されました。ローカルな知は科学となるのか ——。農業は古来、多くの地域で主要産業であった。工業化が進む中、諸科学と葛藤しつつ「農学」を成立させていく多元的な知と制度の展開を、啓蒙時代から20世紀まで、イギリス社会の文脈で描きます。科学史と農業史を架橋し、間文化的な示唆を与える労作。

並松信久 著
価格 6,300円
A5判・上製・480頁
ISBN978-4-8158-0853-2 C3061
在庫有り


『改革者』 [第59巻第1号、2018年1月号] から (評者: 谷口洋志 氏)

産業化する中国農業
食料問題からアグリビジネスへ

産業化する中国農業

宝剣久俊著 『産業化する中国農業』 が、『改革者』 (第59巻第1号、2018年1月号、政策研究フォーラム) で紹介されました。製造業など工業の高度成長の陰で見過ごされてきた農業。しかしその経済発展を可能にしたのは、飢饉の経験を乗り越えて、厖大な人口への食料供給を実現した農業であった。龍頭企業の台頭など、アグリビジネスでも世界的地位を築きつつある中国農業の現状を、新たな視座で描き出します。

宝剣久俊 著
価格 5,800円
A5判・上製・276頁
ISBN978-4-8158-0886-0 C3033
在庫有り


『経営史学』 [第52巻第3号、2017年12月] から (評者: 小路行彦 氏)

日本の技能形成
製造現場の強さを生み出したもの

日本の技能形成

沢井実著 『日本の技能形成』 が、『経営史学』 (第52巻第3号、2017年12月、経営史学会) で紹介されました。なぜ日本で戦後に、柔軟に課題に対応できる大量の現業労働者たちが育っていたのか? 復興から高度成長への歩みを支えた現場の熟練形成の画期を、戦前以来の学校や工場での技能教育にたどり、徒弟制からの転換をもたらした若年労働者教育の決定的役割を鮮やかに描き出します。

沢井 実 著
価格 5,400円
A5判・上製・244頁
ISBN978-4-8158-0852-5 C3033
在庫有り


「北海道新聞」 [2017年12月24日付、特集 「今年の3冊」] から (評者: 吉田 徹 氏)

代表の概念

代表の概念

ハンナ・ピトキン著 『代表の概念』 (早川誠訳) が、「北海道新聞」 (2017年12月24日付) 読書欄の特集 「今年の3冊」 で紹介されました。政治における代表とは何か。選挙で選ばれたことか、権威を有することか、説明責任を果たすことか、それとも国民の構成を反映していることか。「代表 (representation)」 の語義に立ち戻り、ホッブズの議論から自由主義まで、思想の土台より政治的代表の意味を徹底的に検討し、代表論の古典となった名著、待望の翻訳。

ハンナ・ピトキン 著
早川 誠 訳
価格 5,400円
A5判・上製・426頁
ISBN978-4-8158-0892-1 C3031
在庫有り


『週刊読書人』 [第3220号、2017年12月22日付、特集 「2017年回顧総特集」] から

『週刊読書人』 (第3220号、2017年12月22日付、読書人) の特集 「2017年回顧総特集」 で以下の図書が紹介されました。

【横山輝雄氏による紹介】
マイケル・ワイスバーグ 著/松王政浩 訳
『科学とモデル —— シミュレーションの哲学 入門』

【塚本恭章氏による紹介】
鍋島直樹 著
『ポスト・ケインズ派経済学 —— マクロ経済学の革新を求めて』

【好井裕明氏による紹介】
小井土彰宏 編
『移民受入の国際社会学 —— 選別メカニズムの比較分析』

【関智英氏による紹介】
新居洋子 著
『イエズス会士と普遍の帝国 —— 在華宣教師による文明の翻訳』

岡本隆司 著
『中国の誕生 —— 東アジアの近代外交と国家形成』

森 万佑子 著
『朝鮮外交の近代 —— 宗属関係から大韓帝国へ』

神田さやこ 著
『塩とインド —— 市場・商人・イギリス東インド会社』

【福留真紀氏による紹介】
池内 敏 著
『絶海の碩学 —— 近世日朝外交史研究』


『社会学評論』 [第68巻第3号、2017年] から (評者: 樋口直人 氏)

移民受入の国際社会学
選別メカニズムの比較分析

移民受入の国際社会学

小井土彰宏編 『移民受入の国際社会学』 が、『社会学評論』 (第68巻第3号、2017年、日本社会学会) で紹介されました。誰を受け入れ、誰を排除するのか —— 移民受入をめぐる風景を一変させた政策と実態の変化を、古典的移民国、EU諸国、後発受入国の比較により鮮明に捉え、排除と包摂のメカニズムをトータルに示します。世界を震撼させる 「移民問題」 を冷静に考える確かな視点を得るために。

小井土彰宏 編
価格 5,400円
A5判・上製・380頁
ISBN978-4-8158-0867-9 C3036
在庫有り


『日本歴史』 [第836号、2018年1月号] から (評者: 大谷 正 氏)

日清戦争における日本外交
東アジアをめぐる国際関係の変容

越境者の政治史

古結諒子著 『日清戦争における日本外交』 が、『日本歴史』 (第836号、2018年1月号、日本歴史学会) で紹介されました。日清戦争は東アジア国際関係の画期だった。しかしなぜそう言えるのか。宣戦布告までの過程で清韓宗属関係の解体を導き、下関条約の内容確定と三国干渉を含む履行プロセスで不平等条約体制の動揺と各国の相互関係の変質を促した日本外交の中核的役割を浮き彫りにし、戦争の位置づけを問い直す意欲作。

古結諒子 著
価格 5,400円
A5判・上製・284頁
ISBN978-4-8158-0857-0 C3021
在庫有り


『歴史学研究』 [第966号、2018年1月] から (評者: 中山大将 氏)

越境者の政治史
アジア太平洋における日本人の移民と植民

越境者の政治史

塩出浩之著 『越境者の政治史』 が、『歴史学研究』 (第966号、2018年1月、歴史学研究会) で紹介されました。明治期からの国民統合の過程と並行し、大量に送り出された日本人移民たち。近代史から見落とされてきた彼らの政治統合は、日本およびアジア太平洋地域の秩序にどのようなインパクトをもたらしたのか。移民史・政治史の盲点を克服し、一貫した視点で新たな全体像を描き出します。

塩出浩之 著
価格 6,300円
A5判・上製・524頁
ISBN978-4-8158-0820-4 C3031
在庫有り


Social Science Japan Journal [SSJJ、第20巻第2号、2017年] から (評者: 春名展生 氏)

越境者の政治史
アジア太平洋における日本人の移民と植民

越境者の政治史

塩出浩之著 『越境者の政治史』 が、Social Science Japan JournalSSJJ、第20巻第2号、2017年、東京大学社会科学研究所/オックスフォード大学出版局) で紹介されました。明治期からの国民統合の過程と並行し、大量に送り出された日本人移民たち。近代史から見落とされてきた彼らの政治統合は、日本およびアジア太平洋地域の秩序にどのようなインパクトをもたらしたのか。移民史・政治史の盲点を克服し、一貫した視点で新たな全体像を描き出します。

塩出浩之 著
価格 6,300円
A5判・上製・524頁
ISBN978-4-8158-0820-4 C3031
在庫有り


『レヴァイアサン』 [第61号、2017年秋] から (評者: 谷口功一 氏)
“軽やかな 「移動」 と重厚すぎる 「越境」、そして”

越境者の政治史
アジア太平洋における日本人の移民と植民

越境者の政治史

塩出浩之著 『越境者の政治史』 が、『レヴァイアサン』 (第61号、2017年秋、木鐸社) で紹介されました。明治期からの国民統合の過程と並行し、大量に送り出された日本人移民たち。近代史から見落とされてきた彼らの政治統合は、日本およびアジア太平洋地域の秩序にどのようなインパクトをもたらしたのか。移民史・政治史の盲点を克服し、一貫した視点で新たな全体像を描き出します。

塩出浩之 著
価格 6,300円
A5判・上製・524頁
ISBN978-4-8158-0820-4 C3031
在庫有り


『レヴァイアサン』 [第61号、2017年秋] から (評者: 吉田 徹 氏)
“選挙と分極化の中のアメリカ政党”

現代アメリカ選挙の変貌
アウトリーチ・政党・デモクラシー

現代アメリカ選挙の変貌

渡辺将人著 『現代アメリカ選挙の変貌』 が、『レヴァイアサン』 (第61号、2017年秋、木鐸社) で紹介されました。アメリカ政治は選挙で動く。コンサルタント主導のメディア戦略では手の届かなかった多様な人々をいかにして摑んでいくか。オンライン技術とともに新たな潮流が展開する選挙民対策の現場から、デモクラシーの進展と分裂の可能性をともに孕んだアメリカ選挙の現在を浮彫りにします。

渡辺将人 著
価格 4,500円
A5判・上製・340頁
ISBN978-4-8158-0824-2 C3031
在庫有り


「毎日新聞」 [2017年12月24日付] から (評者: 鹿島 茂 氏)
“高賃金国が成功した理由”

世界史のなかの産業革命
資源・人的資本・グローバル経済

世界史のなかの産業革命

R・C・アレン著 『世界史のなかの産業革命』 (眞嶋史叙・中野忠・安元稔・湯沢威訳) が、「毎日新聞」 (2017年12月24日付) で紹介されました。中国やインド、大陸ヨーロッパではなく、イギリスで産業革命が起こり得たのはなぜか? 食事、健康などの生活水準をもとに、世界史的な視野でその起源を捉えなおし、エネルギーなどの自然環境が果たした役割も視野に、産業革命の新たな全体像を示した決定版。

「……… 本書の結論はいかにも教訓的だ。21世紀においても産業革命は必ずや高賃金国から起こるはずである。ならば、人口減少で高賃金化必至の日本にも希望がなくはない。産業革命研究を大きく転換させるに十分な、目配りの行き届いた名著である。」 (2017年12月24日付毎日新聞読書欄から)

R.C.アレン 著
眞嶋史叙・中野 忠・安元 稔・湯沢 威 訳
価格 3,400円
A5判・上製・380頁
ISBN978-4-8158-0894-5 C3033
在庫有り


『図書新聞』 [第3332号、2017年12月23日付、特集 「2017年下半期読書アンケート」] から (評者: 山本 圭 氏)

代表の概念

代表の概念

ハンナ・ピトキン著 『代表の概念』 (早川誠訳) が、『図書新聞』 (第3332号、2017年12月23日付、図書新聞) で紹介されました。政治における代表とは何か。選挙で選ばれたことか、権威を有することか、説明責任を果たすことか、それとも国民の構成を反映していることか。「代表 (representation)」 の語義に立ち戻り、ホッブズの議論から自由主義まで、思想の土台より政治的代表の意味を徹底的に検討し、代表論の古典となった名著、待望の翻訳。

ハンナ・ピトキン 著
早川 誠 訳
価格 5,400円
A5判・上製・426頁
ISBN978-4-8158-0892-1 C3031
在庫有り


『週刊読書人』 [第3219号、2017年12月15日付、特集 「2017年の収穫!」] から (評者: 山本貴光 氏)

原典 ルネサンス自然学 (上下巻)

原典ルネサンス自然学

池上俊一監修 『原典 ルネサンス自然学』 (上下巻) が、『週刊読書人』 (第3219号、2017年12月15日付、読書人) の特集 「2017年の収穫!」 で紹介されました。開かれるミクロコスモス ——。身体から宇宙まで、料理から農事まで、魔術から機械まで、実験から教育まで、驚異から地理まで、計算から原子まで……、本邦初訳テキストと貴重図版により 「科学的人文主義」 の精華をつたえる待望のアンソロジー。

池上俊一 監修
価格 各9,200円
菊判・上製・上650頁+下656頁
ISBN 上: 978-4-8158-0880-8
    下: 978-4-8158-0881-5
C3010
在庫有り


『週刊金融財政事情』 [第68巻第47号、2017年12月18日号] から (評者: 出口治明 氏)
“数量化によって日本史の新たな扉を開く力作”

経済成長の日本史
古代から近世の超長期GDP推計 730-1874

経済成長の日本史

高島正憲著 『経済成長の日本史』 が、『週刊金融財政事情』 (第68巻第47号、2017年12月18日号、金融財政事情研究会) で紹介されました。奈良時代~近代初頭にいたる列島経済の展開を一望、最貧国水準を抜け出し、1人あたりGDPが着実な上昇に転じていく過程を、利用可能な数値の精査と多様な文献の活用により、災害・飢饉・環境・都市化なども視野に解明。はじめて日本の超長期GDP推計を実現し、日本史の新たな扉を開きます。

高島正憲 著
価格 5,400円
A5判・上製・348頁
ISBN978-4-8158-0890-7 C3033
在庫有り


『日本物理学会誌』 [第72巻第12号、2017年12月号] から (評者: 有賀暢迪 氏)

リヴァイアサンと空気ポンプ
ホッブズ、ボイル、実験的生活

リヴァイアサンと空気ポンプ

スティーヴン・シェイピンほか著 『リヴァイアサンと空気ポンプ』 (吉本秀之監訳/柴田和宏・坂本邦暢訳) が、『日本物理学会誌』 (第72巻第12号、2017年12月号、日本物理学会) で紹介されました。実験で得られた知識は、信頼できるのか。空気ポンプで真空実験を繰り返したボイルと、実験という営みに疑いをもったホッブズ。二人の論争を手がかりに、内戦から王政復古期にかけての政治的・社会的文脈の中で、実験科学の形成を捉え直した名著、待望の邦訳。

スティーヴン・シェイピン/サイモン・シャッファー 著
吉本秀之 監訳
柴田和宏・坂本邦暢 訳
価格 5,800円
A5判・上製・454頁
ISBN978-4-8158-0839-6 C3040
在庫有り


『史学雑誌』 [第126編第11号、2017年11月] から (評者: 大久保翔平 氏)

絨毯が結ぶ世界
京都祇園祭インド絨毯への道

絨毯が結ぶ世界

鎌田由美子著 『絨毯が結ぶ世界』 が、『史学雑誌』 (第126編第11号、2017年11月、史学会) で紹介されました。京都祇園祭の山鉾に飾られている 「幻の絨毯」、それは世界とつながっていた。どこで制作され、いつ、どのようにして日本にもたらされたのか。絨毯の特徴やデザインから、国際流通・受容の実態までトータルに解明し、多数の魅力的な図版とともに、日本、インド、ヨーロッパを結ぶ絨毯の道をたどる、美のグローバル・ヒストリー。

鎌田由美子 著
価格 10,000円
A5判・上製・608頁
ISBN978-4-8158-0855-6 C3072
在庫有り


『史学雑誌』 [第126編第11号、2017年11月] から (評者: 遠藤寛文 氏)

記録と記憶のアメリカ
モノが語る近世

記録と記憶のアメリカ

和田光弘著 『記録と記憶のアメリカ』 が、『史学雑誌』 (第126編第11号、2017年11月、史学会) で紹介されました。事実史と記憶史の統合 ——。貨幣や懐中時計から、エフェメラ・古文書、そして記念碑まで、植民地期・革命期の歴史や英雄像を紡ぐモノ史料と、歴史研究に新しい知見をもたらすデジタル史料。アトランティック・ヒストリーの視点も踏まえつつ、両者を駆使した画期的なアプローチにより近世アメリカ像を再構築します。

和田光弘 著
価格 6,800円
A5判・上製・526頁
ISBN978-4-8158-0827-3 C3022
在庫有り


「毎日新聞」 [2017年12月17日付、特集 「2017年 この3冊」] から (評者: 村上陽一郎 氏)

原典 ルネサンス自然学 (上下巻)

原典ルネサンス自然学

池上俊一監修 『原典 ルネサンス自然学』 (上下巻) が、「毎日新聞」 (2017年12月17日付) 読書欄の特集 「2017年 この3冊」 で紹介されました。開かれるミクロコスモス ——。身体から宇宙まで、料理から農事まで、魔術から機械まで、実験から教育まで、驚異から地理まで、計算から原子まで……、本邦初訳テキストと貴重図版により 「科学的人文主義」 の精華をつたえる待望のアンソロジー。

「……… ルネサンス自体もまた、近代主義に汚染されているが、コペルニクスの仕事も含めて、錯綜した様々な学派の交叉する、極めて複雑な時代である。その時代を語るために必要な、ほとんどすべての文献を翻訳、紹介するという、意欲的な内容。………」 (2017年12月17日付毎日新聞読書欄から)

池上俊一 監修
価格 各9,200円
菊判・上製・上650頁+下656頁
ISBN 上: 978-4-8158-0880-8
    下: 978-4-8158-0881-5
C3010
在庫有り


『日本地球化学会ニュース』 [第230号、2017年] から (評者: 鍵 裕之 氏)

希土類の化学
量子論・熱力学・地球科学

希土類の化学

川邊岩夫著 『希土類の化学』 が、『日本地球化学会ニュース』 (第230号、2017年、日本地球化学会) で紹介されました。希土類系列が関係する様々な領域で共通して見られる四組効果。本書はこの四組効果が生じるシステムを、微視的分光学と巨視的熱力学をつなぐ化学の根底原理と捉え、初めて体系的・定量的に記述。基礎事項も含めた丁寧な解説により、希土類を統一的に把握し、理解を一新する必読の書。

川邊岩夫 著
価格 9,800円
B5判・上製・448頁
ISBN978-4-8158-0814-3 C3043
在庫有り


『アメリカ学会会報』 [第195号、2017年11月] から (評者: 山口 航 氏)

核密約から沖縄問題へ
小笠原返還の政治史

核密約から沖縄問題へ

真崎翔著 『核密約から沖縄問題へ』 が、『アメリカ学会会報』 (第195号、2017年11月、アメリカ学会) で紹介されました。小笠原返還は戦後日米関係の小さなエピソードではない。沖縄の基地問題に影を落としたその実像をアメリカの核戦略の変容を手がかりに解明、2つの返還と核密約の深い連関をトータルにとらえ、日米の非対称な交渉過程がもたらした沖縄問題の知られざる起源を照射する、気鋭の力作。

真崎 翔 著
価格 4,500円
A5判・上製・268頁
ISBN978-4-8158-0871-6 C3031
在庫有り


『歴史と地理』 [第708号、2017年11月] から (評者: 山川志保 氏)

人種戦争という寓話
黄禍論とアジア主義

人種戦争という寓話

廣部泉著 『人種戦争という寓話』 が、『歴史と地理』 (第708号、2017年11月、山川出版社) で紹介されました。欧州発のアジア連合脅威論は、西海岸に押し寄せる移民への視線と結びつき、アメリカを 「黄禍」 の不安に陥れた。ジャーナリズムを介して増幅していく人種主義的言説は、鏡像たるアジア主義と作用し合い、日米関係にいかなる影響を及ぼしたのか。丹念な資料調査により描き出した力作。

廣部 泉 著
価格 5,400円
A5判・上製・294頁
ISBN978-4-8158-0858-7 C3031
在庫有り


『同時代史研究』 [第10号、2017年12月] から (評者: 野村正實 氏)

日本の技能形成
製造現場の強さを生み出したもの

日本の技能形成

沢井実著 『日本の技能形成』 が、『同時代史研究』 (第10号、2017年12月、同時代史学会) で紹介されました。なぜ日本で戦後に、柔軟に課題に対応できる大量の現業労働者たちが育っていたのか? 復興から高度成長への歩みを支えた現場の熟練形成の画期を、戦前以来の学校や工場での技能教育にたどり、徒弟制からの転換をもたらした若年労働者教育の決定的役割を鮮やかに描き出します。

沢井 実 著
価格 5,400円
A5判・上製・244頁
ISBN978-4-8158-0852-5 C3033
在庫有り


「京都新聞」 [2017年12月5日付] から

中国の誕生
東アジアの近代外交と国家形成

中国の誕生

今年度、アジア・太平洋賞特別賞、樫山純三賞の2賞を受賞された岡本隆司先生と著書 『中国の誕生』 に関する記事が、「京都新聞」 (2017年12月5日付) に掲載されました。東アジア在来秩序を揺るがした明治日本の登場から、琉球、ヴェトナム、朝鮮、チベット、モンゴルへと続く属国・藩部の危機と再編を通して、現代中国の原型が浮かび上がる過程を詳述、万国公法などの翻訳概念の変容を手がかりに、誰も描きえなかった 「中国」 誕生の全体像に迫った渾身作です。

岡本隆司 著
価格 6,300円
A5判・上製・562頁
ISBN978-4-8158-0860-0 C3022
在庫有り


『アジア・アフリカ地域研究』 [第17-1号、2017年11月] から (評者: 上田知亮 氏)

現代インド政治
多様性の中の民主主義

現代インド政治

近藤則夫著 『現代インド政治』 が、『アジア・アフリカ地域研究』 (第17-1号、2017年11月、京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科) で紹介されました。12億の人口を抱え、民族・宗教的にも経済的にも多様なインドはどのように動いているのか?—— インド政治のダイナミズムは、実は経済成長以上の驚異である。独立から現在までの民主主義体制の構造変化を軸に、巨大で複雑な全体像を、叙述的分析と統計的分析によって見通しよく描いた待望の著作。

近藤則夫 著
価格 7,200円
A5判・上製・608頁
ISBN978-4-8158-0794-8 C3031
在庫有り


『内陸アジア史研究』 [第31号] から (評者: 橘堂晃一 氏)

東西ウイグルと中央ユーラシア

東西ウイグルと中央ユーラシア

森安孝夫著 『東西ウイグルと中央ユーラシア』 が、『内陸アジア史研究』 (第31号、内陸アジア史学会) で紹介されました。世界史において中央ユーラシア世界が果たした巨大な役割を明らかにすることで、新たなシルクロード史観を構築。東西ウイグルの興亡から、商業ネットワークと交易品、マニ教・仏教の展開まで、現地の多様な出土文書・碑文や美術・考古資料に基づき、漢文史料などを相対化、激動の時代を描く集大成の書。

森安孝夫 著
価格 16,000円
菊判・上製・864頁
ISBN978-4-8158-0792-4 C3022
在庫有り


『内陸アジア史研究』 [第31号] から (評者: 四日市康博 氏)

マルコ・ポーロ/ルスティケッロ・ダ・ピーサ 世界の記
「東方見聞録」 対校訳

マルコ・ポーロ/ルスティケッロ・ダ・ピーサ世界の記

高田英樹訳 『マルコ・ポーロ/ルスティケッロ・ダ・ピーサ 世界の記』 が、『内陸アジア史研究』 (第31号、内陸アジア史学会) で紹介されました。「東方見聞録」 の名で知られるマルコ・ポーロの書 『世界の記』 は、時代の根本史料でありながら様々な版によって内容が大きく異なる。本書は、最も基本的なフランク-イタリア語版、セラダ手稿本、ラムージォ版という三つの版を全訳・対校し異同を示した世界で初めての試みであり、詳細な語注・解説とともに、あらゆる探究の確かな基盤となろう。

高田英樹 訳
価格 18,000円
菊判・上製・824頁
ISBN978-4-8158-0756-6 C3022
在庫有り


「朝日新聞」 [2017年12月10日付] から (評者: 山室恭子 氏)
“大丈夫ですよ、ぼちぼちで”

経済成長の日本史
古代から近世の超長期GDP推計 730-1874

経済成長の日本史

高島正憲著 『経済成長の日本史』 が、「朝日新聞」 (2017年12月10日付) で紹介されました。奈良時代~近代初頭にいたる列島経済の展開を一望、最貧国水準を抜け出し、1人あたりGDPが着実な上昇に転じていく過程を、利用可能な数値の精査と多様な文献の活用により、災害・飢饉・環境・都市化なども視野に解明。はじめて日本の超長期GDP推計を実現し、日本史の新たな扉を開きます。

高島正憲 著
価格 5,400円
A5判・上製・348頁
ISBN978-4-8158-0890-7 C3033
在庫有り


「毎日新聞」 [2017年12月10日付、特集 「2017年 この3冊」] から

『毎日新聞』 (2017年12月10日付) 読書欄の特集 「2017年 この3冊」 で以下の図書が紹介されました。

【伊東光晴氏、岩間陽子氏による紹介】
高島正憲 著
『経済成長の日本史 —— 古代から近世の超長期GDP推計 730-1874』

【岩間陽子氏による紹介】
イヴァン・ジャブロンカ著/田所光男訳
『私にはいなかった祖父母の歴史 —— ある調査』


『アイソトープニュース』 [第754号、2017年12月] から (評者: 中島 覚 氏)

放射線と安全につきあう
利用の基礎と実際

放射線と安全につきあう

西澤邦秀・柴田理尋編 『放射線と安全につきあう』 が、『アイソトープニュース』 (第754号、2017年12月、日本アイソトープ協会) で紹介されました。RIからX線・放射光まで、利用にあたり必要な知識を体系的に整理。人体への影響や放射線計測法、緊急時の対応などについて、図表を多用して視覚的に解説した本書は、大学や企業などで実際に放射線を取扱う人はもちろん、中学高校で放射線教育に携わる教員にも最適のテキストです。

西澤邦秀・柴田理尋 編
価格 2,700円
B5判・並製・248頁
ISBN978-4-8158-0875-4 C3042
在庫有り


『社会経済史学』 [第83巻第3号、2017年11月] から (評者: 伊澤正興 氏)

記録と記憶のアメリカ
モノが語る近世

記録と記憶のアメリカ

和田光弘著 『記録と記憶のアメリカ』 が、『社会経済史学』 (第83巻第3号、2017年11月、社会経済史学会) で紹介されました。事実史と記憶史の統合 ——。貨幣や懐中時計から、エフェメラ・古文書、そして記念碑まで、植民地期・革命期の歴史や英雄像を紡ぐモノ史料と、歴史研究に新しい知見をもたらすデジタル史料。アトランティック・ヒストリーの視点も踏まえつつ、両者を駆使した画期的なアプローチにより近世アメリカ像を再構築します。

和田光弘 著
価格 6,800円
A5判・上製・526頁
ISBN978-4-8158-0827-3 C3022
在庫有り


『日本放射線安全管理学会誌』 [第16巻2号、2017年] から (評者: 渡部浩司 氏)

放射線と安全につきあう
利用の基礎と実際

放射線と安全につきあう

西澤邦秀・柴田理尋編 『放射線と安全につきあう』 が、『日本放射線安全管理学会誌』 (第16巻2号、2017年、日本放射線安全管理学会) で紹介されました。RIからX線・放射光まで、利用にあたり必要な知識を体系的に整理。人体への影響や放射線計測法、緊急時の対応などについて、図表を多用して視覚的に解説した本書は、大学や企業などで実際に放射線を取扱う人はもちろん、中学高校で放射線教育に携わる教員にも最適のテキストです。

西澤邦秀・柴田理尋 編
価格 2,700円
B5判・並製・248頁
ISBN978-4-8158-0875-4 C3042
在庫有り


『ふらんす』 [第92巻第12号、2017年12月号] から (評者: 小倉孝誠 氏)
“沈黙のさざめきに耳を傾ける”

私にはいなかった祖父母の歴史
ある調査

私にはいなかった祖父母の歴史

イヴァン・ジャブロンカ著 『私にはいなかった祖父母の歴史』 (田所光男訳) が、『ふらんす』 (第92巻第12号、2017年12月号、白水社) で紹介されました。これは殺人捜査ではなく、生成の行為だ ——。スターリン主義、第二次世界大戦、ヨーロッパ・ユダヤ世界の破壊という20世紀の悲劇のなか、二人はどのように生きたのか。それを調べ、記すことの意味とは何か。革新的な歴史叙述により、アカデミー・フランセーズ・ギゾー賞、歴史書元老院賞、オーギュスタン・チエリー賞をトリプル受賞。

“………… 歴史に翻弄されたユダヤ人の、絵に描いたような悲劇である。しかしそれが単なる個人の悲劇に終わっていないのは、家族が保存してきた資料、公文書館の史料、関係者へのインタビューによって、歴史家がつねに集団的なドラマの真相に迫り、ときに思いがけない事実を炙りだすからだ。個人史の細部が、時代の諸相を論じた堅実な研究によって補足されて、意味を肉付けされていく。その知的な往還はみごとである。「歴史を研究すること、それは沈黙のさざめきに耳を傾けることである」と著者は言う。…………”(2017年12月号 『ふらんす』 70頁から)

イヴァン・ジャブロンカ 著
田所光男 訳
価格 3,600円
四六判・上製・416頁
ISBN978-4-8158-0879-2 C3022
在庫有り


『日本歴史』 [第835号、2017年12月号] から (評者: 古結諒子 氏)

対中借款の政治経済史
「開発」 から二十一ヵ条要求へ

対中借款の政治経済史

久保田裕次著 『対中借款の政治経済史』 が、『日本歴史』 (第835号、2017年12月号、日本歴史学会) で紹介されました。戦後ODAの淵源ともいうべき対中借款は、いかにして始まったのか。草創期にあたる日清戦後から第一次大戦期の展開を多角的にたどり、帝国主義的理解の限界をこえて、国際環境と中国側の主体性も踏まえた新たな実像を描き出します。開発と侵略の間を浮彫にする新鋭の成果。

久保田裕次 著
価格 6,300円
A5判・上製・372頁
ISBN978-4-8158-0856-3 C3021
在庫有り


『イタリア学会誌』 [第67号、2017年10月] から (評者: 亀長洋子 氏)

訴える人びと
イタリア中世都市の司法と政治

訴える人びと

中谷惣著 『訴える人びと』 が、『イタリア学会誌』(第67号、2017年10月、イタリア学会) で紹介されました。ネッロに地代の支払いを求めたチェッコーロ、重税の免除を願い出たヤコポ、ジョヴァンニ、トゥーリ………。私的な利害に突き動かされて法廷に立つ市井の人びとが、その訴えを通して秩序に息を吹き込み、正義と公共善の結びあいを絶えず更新していく動態を、未踏査の裁判記録から明らかにします。

中谷 惣 著
価格 10,000円
A5判・上製・530頁
ISBN978-4-8158-0851-8 C3022
在庫有り


「毎日新聞」 [2017年11月16日付] から (評者: 高原明生 氏)

中国の誕生
東アジアの近代外交と国家形成

中国の誕生

第29回 「アジア・太平洋賞特別賞」 を受賞した、岡本隆司著 『中国の誕生』 の選評および受賞の言葉が、「毎日新聞」 (2017年11月16日付) に掲載されました。東アジア在来秩序を揺るがした明治日本の登場から、琉球、ヴェトナム、朝鮮、チベット、モンゴルへと続く属国・藩部の危機と再編を通して、現代中国の原型が浮かび上がる過程を詳述、万国公法などの翻訳概念の変容を手がかりに、誰も描きえなかった 「中国」 誕生の全体像に迫った渾身作です。

高原明生氏による選評: “言葉が現実をつくる” 「中国を観察する際、名と実、あるいは観念と事実の隔たりに行き当たることが多い。………… 本書の問題意識も概念と実情の懸隔にある。どのような経緯を経て国民、主権、領土といった概念が広まり、『中国』 という国民国家がつくられていくのか。本書では、日清修好条規や琉球処分、清仏戦争、韓国の独立、チベット、モンゴルの領土化や独立といった諸事例の綿密な検証が行われる。その際、朝貢、互市、藩部、属国、領土、主権など、当時使われた漢語概念に著者は着目し、それらについての内外の認識やその時系列的な変遷の過程を明らかにする。仏語や露語の史料まで用いられており、著者の研さんの深さには感嘆するほかない。………… 国民国家として未完のままでありながら台頭し、『中華民族の偉大な復興』 が盛んに語られるいま、『中国』 の行く末を案じる人々にも読まれるべき労作である。」 (2017年11月16日付毎日新聞から)

岡本隆司 著
価格 6,300円
A5判・上製・562頁
ISBN978-4-8158-0860-0 C3022
在庫有り


「日本経済新聞」 [2017年11月11日付] から (評者: 川島 真 氏)

東アジアの社会大変動
人口センサスが語る世界

東アジアの社会大変動

末廣昭・大泉啓一郎編 『東アジアの社会大変動』 が、「日本経済新聞」 (2017年11月11日付) の 「今を読み解く」 で紹介されました。少子化と高齢化の同時進行、メガリージョンの形成、労働者の越境など —— アジアは今、大変動の真っただ中にある。各国データの徹底分析により急速な変貌を浮き彫りにするとともに、調査の実施方法やこぼれ落ちる問題にも光を当て、東アジアの現在を丸ごと捉えます。

末廣 昭・大泉啓一郎 編
価格 5,400円
A5判・上製・352頁
ISBN978-4-8158-0884-6 C3036
在庫有り


『図書新聞』 [第3327号、2017年11月18日付] から (評者: 髙橋 亘 氏)
“学術的な考察を踏まえた、自叙伝を凌ぐ本格的な 「評伝」”

グリーンスパンの隠し絵 (上下巻)
中央銀行制の成熟と限界

グリーンスパンの隠し絵

村井明彦著 『グリーンスパンの隠し絵』 (上下巻) が、『図書新聞』 (第3327号、2017年11月18日付、図書新聞) で紹介されました。揺れ動く金融政策。何が正しいのか。前人未到の長期安定を実現したアメリカ中央銀行総裁が中央銀行制を嫌っていたのは何故か。神話の陰に隠れたその思想と行動を初めて経済学的に解明、現代経済学の枠組みを再設定した画期的労作。上巻では、若き日の遍歴から 「大平準」 まで、下巻では、大恐慌の再解釈に踏み込みつつ、予言的な講演から現在までをたどります。

村井明彦 著
価格 各3,600円
A5判・上製・上326頁+下290頁
ISBN 上: 978-4-8158-0869-3
    下: 978-4-8158-0870-9
C3033
在庫有り


『歴史と経済』 [第237号、2017年10月] から (評者: 木下 順 氏)

日本の技能形成
製造現場の強さを生み出したもの

日本の技能形成

沢井実著 『日本の技能形成』 が、『歴史と経済』 (第237号、2017年10月、政治経済学・経済史学会) で紹介されました。なぜ日本で戦後に、柔軟に課題に対応できる大量の現業労働者たちが育っていたのか? 復興から高度成長への歩みを支えた現場の熟練形成の画期を、戦前以来の学校や工場での技能教育にたどり、徒弟制からの転換をもたらした若年労働者教育の決定的役割を鮮やかに描き出します。

沢井 実 著
価格 5,400円
A5判・上製・244頁
ISBN978-4-8158-0852-5 C3033
在庫有り


『宗教と社会』 [第23号、2017年6月] から (評者: 岡尾将秀 氏)

新宗教と総力戦
教祖以後を生きる

新宗教と総力戦

永岡崇著 『新宗教と総力戦』 が、『宗教と社会』 (第23号、2017年6月、「宗教と社会」 学会) で紹介されました。教祖亡き後、その存続をかけて自己形成をはかる新宗教。当局の介入や国家主義の高まり、戦時総動員の動きといった状況のなかで、指導者や信者たちは、前代の 「遺産」 をどう読み替え、信仰実践の地平を拓いてきたのか。天理教を事例に、人びとが生きた新宗教の実像に迫ります。

永岡 崇 著
価格 5,400円
A5判・上製・368頁
ISBN978-4-8158-0815-0 C3014
在庫有り


『日本思想史研究会会報』 [第33号、2017年] から (評者: 朴海仙 氏)

新宗教と総力戦
教祖以後を生きる

新宗教と総力戦

永岡崇著 『新宗教と総力戦』 が、『日本思想史研究会会報』 (第33号、2017年、立命館大学日本思想史研究会) で紹介されました。教祖亡き後、その存続をかけて自己形成をはかる新宗教。当局の介入や国家主義の高まり、戦時総動員の動きといった状況のなかで、指導者や信者たちは、前代の 「遺産」 をどう読み替え、信仰実践の地平を拓いてきたのか。天理教を事例に、人びとが生きた新宗教の実像に迫ります。

永岡 崇 著
価格 5,400円
A5判・上製・368頁
ISBN978-4-8158-0815-0 C3014
在庫有り


「日本経済新聞」 [2017年10月28日付] から
“データで浮かぶ各国の実情”

東アジアの社会大変動
人口センサスが語る世界

東アジアの社会大変動

末廣昭・大泉啓一郎編 『東アジアの社会大変動』 が、「日本経済新聞」 (2017年10月28日付) で紹介されました。少子化と高齢化の同時進行、メガリージョンの形成、労働者の越境など —— アジアは今、大変動の真っただ中にある。各国データの徹底分析により急速な変貌を浮き彫りにするとともに、調査の実施方法やこぼれ落ちる問題にも光を当て、東アジアの現在を丸ごと捉えます。

末廣 昭・大泉啓一郎 編
価格 5,400円
A5判・上製・352頁
ISBN978-4-8158-0884-6 C3036
在庫有り


「公明新聞」 [2017年10月23日付] から (評者: 山田昌弘 氏)
“年齢や意識も多様化”

祖父母であること
戦後日本の人口・家族変動のなかで

祖父母であること

安藤究著 『祖父母であること』 が、「公明新聞」 (2017年10月23日付) で紹介されました。「お祖父さん/お祖母さん」 は 「お爺さん/お婆さん」 ではない ——。少子化対策等の前提にもなっている、幼い孫の手をひくお年寄りという姿は、もはや当たり前ではない。急激な平均寿命の伸びや晩婚化、性別役割分業の変化などを通して、「祖父母であること」 はどう変わってきたのか。ライフコースやジェンダーに着目し、そのリアルな 「現在」 をとらえます。

安藤 究 著
価格 4,500円
A5判・上製・272頁
ISBN978-4-8158-0882-2 C3036
在庫有り


『図書新聞』 [第3323号、2017年10月21日付] から (評者: 久木田水生 氏)

今夜ヴァンパイアになる前に
分析的実存哲学入門

今夜ヴァンパイアになる前に

L・A・ポール著 『今夜ヴァンパイアになる前に』 (奥田太郎・薄井尚樹訳) が、『図書新聞』 (第3323号、2017年10月21日付、図書新聞) で紹介されました。進学、就職、転職、結婚、出産など、人生の岐路で大きな決断を迫られたとき、人は合理的に選択することができるのか。何かを選ぶことで、今とはまったく違う自分に変わってしまうかもしれないというのに ——。誰しもが悩む 「変容の経験」、その実存的な問いを分析哲学の視点から考える注目作。

L.A. ポール 著
奥田太郎・薄井尚樹 訳
価格 3,800円
A5判・上製・236頁
ISBN978-4-8158-0873-0 C3010
在庫有り


『週刊読書人』 [第3209号、2017年10月6日付] から (評者: 中村隆之 氏)
“論証しえない〈真実〉を「直観」する 情熱をもって記された歴史書”

私にはいなかった祖父母の歴史
ある調査

私にはいなかった祖父母の歴史

イヴァン・ジャブロンカ著 『私にはいなかった祖父母の歴史』 (田所光男訳) が、『週刊読書人』 (第3209号、2017年10月6日付、読書人) で紹介されました。これは殺人捜査ではなく、生成の行為だ ——。スターリン主義、第二次世界大戦、ヨーロッパ・ユダヤ世界の破壊という20世紀の悲劇のなか、二人はどのように生きたのか。それを調べ、記すことの意味とは何か。革新的な歴史叙述により、アカデミー・フランセーズ・ギゾー賞、歴史書元老院賞、オーギュスタン・チエリー賞をトリプル受賞。

イヴァン・ジャブロンカ 著
田所光男 訳
価格 3,600円
四六判・上製・416頁
ISBN978-4-8158-0879-2 C3022
在庫有り


「日本経済新聞」 [2017年9月30日付] から (評者: 板橋拓己 氏)
“悲劇に葬られた人たちの生”

私にはいなかった祖父母の歴史
ある調査

私にはいなかった祖父母の歴史

イヴァン・ジャブロンカ著 『私にはいなかった祖父母の歴史』 (田所光男訳) が、「日本経済新聞」 (2017年9月30日付) で紹介されました。これは殺人捜査ではなく、生成の行為だ ——。スターリン主義、第二次世界大戦、ヨーロッパ・ユダヤ世界の破壊という20世紀の悲劇のなか、二人はどのように生きたのか。それを調べ、記すことの意味とは何か。革新的な歴史叙述により、アカデミー・フランセーズ・ギゾー賞、歴史書元老院賞、オーギュスタン・チエリー賞をトリプル受賞。

イヴァン・ジャブロンカ 著
田所光男 訳
価格 3,600円
四六判・上製・416頁
ISBN978-4-8158-0879-2 C3022
在庫有り


「日本経済新聞」 [2017年9月23日付] から

祖父母であること
戦後日本の人口・家族変動のなかで

祖父母であること

安藤究著 『祖父母であること』 が、「日本経済新聞」 (2017年9月23日付) で紹介されました。「お祖父さん/お祖母さん」 は 「お爺さん/お婆さん」 ではない ——。少子化対策等の前提にもなっている、幼い孫の手をひくお年寄りという姿は、もはや当たり前ではない。急激な平均寿命の伸びや晩婚化、性別役割分業の変化などを通して、「祖父母であること」 はどう変わってきたのか。ライフコースやジェンダーに着目し、そのリアルな 「現在」 をとらえます。

安藤 究 著
価格 4,500円
A5判・上製・272頁
ISBN978-4-8158-0882-2 C3036
在庫有り


「朝日新聞」 [2017年9月24日付] から (評者: 円城 塔 氏)

私にはいなかった祖父母の歴史
ある調査

私にはいなかった祖父母の歴史

イヴァン・ジャブロンカ著 『私にはいなかった祖父母の歴史』 (田所光男訳) が、「朝日新聞」 (2017年9月24日付) で紹介されました。これは殺人捜査ではなく、生成の行為だ ——。スターリン主義、第二次世界大戦、ヨーロッパ・ユダヤ世界の破壊という20世紀の悲劇のなか、二人はどのように生きたのか。それを調べ、記すことの意味とは何か。革新的な歴史叙述により、アカデミー・フランセーズ・ギゾー賞、歴史書元老院賞、オーギュスタン・チエリー賞をトリプル受賞。

イヴァン・ジャブロンカ 著
田所光男 訳
価格 3,600円
四六判・上製・416頁
ISBN978-4-8158-0879-2 C3022
在庫有り


「南日本新聞」 [2017年9月24日付] から (評者: 下栗淳也 氏)
“現在に続く問題の起源”

核密約から沖縄問題へ
小笠原返還の政治史

核密約から沖縄問題へ

真崎翔著『核密約から沖縄問題へ』が、「南日本新聞」(2017年9月24日付)で紹介されました。小笠原返還は戦後日米関係の小さなエピソードではない。沖縄の基地問題に影を落としたその実像をアメリカの核戦略の変容を手がかりに解明、2つの返還と核密約の深い連関をトータルにとらえ、日米の非対称な交渉過程がもたらした沖縄問題の知られざる起源を照射する、気鋭の力作。

真崎 翔 著
価格 4,500円
A5判・上製・268頁
ISBN978-4-8158-0871-6 C3031
在庫有り


東京財団ホームページ [2017年9月19日] から (評者: 山本敬洋 氏)

中国の誕生
東アジアの近代外交と国家形成

中国の誕生

岡本隆司著 『中国の誕生』 が、東京財団ホームページ (2017年9月19日) で紹介されました。東アジア在来秩序を揺るがした明治日本の登場から、琉球、ヴェトナム、朝鮮、チベット、モンゴルへと続く属国・藩部の危機と再編を通して、現代中国の原型が浮かび上がる過程を詳述、万国公法などの翻訳概念の変容を手がかりに、誰も描きえなかった 「中国」 誕生の全体像に迫った渾身作。

岡本隆司 著
価格 6,300円
A5判・上製・562頁
ISBN978-4-8158-0860-0 C3022
在庫有り


『農林業問題研究』 [第53巻第3号、2017年9月] から(評者: 片倉和人 氏)

農の科学史
イギリス「所領知」の革新と制度化

農の科学史

並松信久著『農の科学史』が、『農林業問題研究』(第53巻第3号、2017年9月、地域農林経済学会)で紹介されました。ローカルな知は科学となるのか ——。農業は古来、多くの地域で主要産業であった。工業化が進む中、諸科学と葛藤しつつ「農学」を成立させていく多元的な知と制度の展開を、啓蒙時代から20世紀まで、イギリス社会の文脈で描きます。科学史と農業史を架橋し、間文化的な示唆を与える労作。

並松信久 著
価格 6,300円
A5判・上製・480頁
ISBN978-4-8158-0853-2 C3061
在庫有り


『化学史研究』 [第44巻第3号、2017年9月] から (評者: 栢木清吾 氏)

近代科学のリロケーション
南アジアとヨーロッパにおける知の循環と構築

近代科学のリロケーション

カピル・ラジ著 『近代科学のリロケーション』 (水谷智・水井万里子・大澤広晃訳) が、『化学史研究』 (第44巻第3号、2017年9月、化学史学会) で紹介されました。西洋中心でもなく、地域主義でもなく ——。科学的な 「知」 はどこで、いかにして生まれたのか。植物学や地理学から、法、教育の分野まで、近代的な学知の形成において植民地のアクターが果たした役割に注目し、帝国のネットワークにおける移動・循環の中で科学が共同的に構築される現場を描き出す画期的な書。

カピル・ラジ 著
水谷 智・水井万里子・大澤広晃 訳
価格 5,400円
A5判・上製・316頁
ISBN978-4-8158-0841-9 C3022
在庫有り


『史学雑誌』 [第126編第8号、2017年8月] から (評者: 高林陽展 氏)

病原菌と国家
ヴィクトリア時代の衛生・科学・政治

病原菌と国家

小川眞里子著 『病原菌と国家』 が、『史学雑誌』 (第126編第8号、2017年8月、史学会) で紹介されました。19世紀に相次いで産声を上げた、公衆保健と実験医学。イギリスでは、前者は数々の施策を経て国家医学から帝国医学へと至り、後者は感染症の病因探求の中で進化論を組み込みながら独自の展開を遂げた。本書はそれらの全体像と相互の関係を初めて示し、社会と医学の関係を問い直します。

小川眞里子 著
価格 6,300円
A5判・上製・488頁
ISBN978-4-8158-0826-6 C3022
在庫有り


『週刊東洋経済』 [第6747号、2017年9月16日] から

祖父母であること
戦後日本の人口・家族変動のなかで

祖父母であること

安藤究著 『祖父母であること』 が、『週刊東洋経済』 (第6747号、2017年9月16日、東洋経済新報社) で紹介されました。「お祖父さん/お祖母さん」 は 「お爺さん/お婆さん」 ではない ——。少子化対策等の前提にもなっている、幼い孫の手をひくお年寄りという姿は、もはや当たり前ではない。急激な平均寿命の伸びや晩婚化、性別役割分業の変化などを通して、「祖父母であること」 はどう変わってきたのか。ライフコースやジェンダーに着目し、そのリアルな 「現在」 をとらえます。

安藤 究 著
価格 4,500円
A5判・上製・272頁
ISBN978-4-8158-0882-2 C3036
在庫有り


『世界日報』 [2017年9月3日付] から (評者: 川成 洋 氏)
“革新的かつ成熟した現代史”

戦争国家イギリス
反衰退・非福祉の現代史

戦争国家イギリス

デービッド・エジャトン著 『戦争国家イギリス』 (坂出健監訳/松浦俊輔ほか訳) が、『世界日報』 (2017年9月3日付、世界日報社) で紹介されました。20世紀イギリスは、衰退に苦しむ福祉国家などではなかった。エキスパートが権力を握り産業界と手を結びつつ科学技術の開発に熱を上げた 「闘志あふれる」 国家を描き、現代史の神話をラディカルに破壊。ジェントルマン中心の歴史観が見過ごしてきた実像を明るみに出す野心作。

デービッド・エジャトン 著
坂出 健 監訳
松浦俊輔ほか訳
価格 5,400円
A5判・上製・470頁
ISBN978-4-8158-0874-7 C3022
在庫有り


『農業と経済』 [第83巻第9号、2017年10月] から (評者: 池上甲一 氏)
“専門分化によって蛸壺化する農学の意義と独自性を再考する”

農の科学史
イギリス 「所領知」 の革新と制度化

農の科学史

並松信久著 『農の科学史』 が、『農業と経済』 (第83巻第9号、2017年10月、昭和堂) で紹介されました。ローカルな知は科学となるのか ——。農業は古来、多くの地域で主要産業であった。工業化が進む中、諸科学と葛藤しつつ 「農学」 を成立させていく多元的な知と制度の展開を、啓蒙時代から20世紀まで、イギリス社会の文脈で描きます。科学史と農業史を架橋し、間文化的な示唆を与える労作。

並松信久 著
価格 6,300円
A5判・上製・480頁
ISBN978-4-8158-0853-2 C3061
在庫有り


『日本植民地研究』 [第29号、2017年6月] から (評者: 谷ヶ城秀吉 氏)

近代アジア市場と朝鮮
開港・華商・帝国

近代アジア市場と朝鮮

石川亮太著 『近代アジア市場と朝鮮』 が、『日本植民地研究』 (第29号、2017年6月、日本植民地研究会) で紹介されました。中国・日本に続く朝鮮開港がアジア経済に与えたインパクトとは。いち早く開港場ネットワークを作り上げた華商の重要性を新たな資料から解明、徹底した実証により朝鮮経済をグローバル・ヒストリーに位置づけるとともに、在来経済との関係、植民地化の過程にも新たな光をなげかけます。

石川亮太 著
価格 7,200円
A5判・上製・568頁
ISBN978-4-8158-0832-7 C3022
在庫有り


『文藝春秋 SPECIAL』 [第41号、2017年秋号] から

『文藝春秋 SPECIAL』 (第41号、2017年秋号、文藝春秋) の特集 「世界近現代史入門」 で以下の図書が紹介されました。

【川北稔氏による紹介】
I. ウォーラーステイン著/川北稔訳
『近代世界システム』 (全4巻)

K. ポメランツ著/川北稔監訳
『大分岐 —— 中国、ヨーロッパ、そして近代世界経済の形成』

【梶谷懐氏による紹介】
K. ポメランツ著/川北稔監訳
『大分岐 —— 中国、ヨーロッパ、そして近代世界経済の形成』


「朝日新聞」 [2017年9月3日付] から

原典 ルネサンス自然学 (上下巻)

原典ルネサンス自然学

池上俊一監修 『原典 ルネサンス自然学』 (上下巻) が、「朝日新聞」 (2017年9月3日付) で紹介されました。開かれるミクロコスモス ——。身体から宇宙まで、料理から農事まで、魔術から機械まで、実験から教育まで、驚異から地理まで、計算から原子まで……、本邦初訳テキストと貴重図版により 「科学的人文主義」 の精華をつたえる待望のアンソロジー。

池上俊一 監修
価格 各9,200円
菊判・上製・上650頁+下656頁
ISBN 上: 978-4-8158-0880-8
    下: 978-4-8158-0881-5
C3010
在庫有り


「毎日新聞」 [2017年9月3日付] から (評者: 松原隆一郎 氏)
“二つのサークルの知的伝統”

グリーンスパンの隠し絵 (上下巻)
中央銀行制の成熟と限界

グリーンスパンの隠し絵

村井明彦著 『グリーンスパンの隠し絵』 (上下巻) が、「毎日新聞」 (2017年9月3日付) で紹介されました。揺れ動く金融政策。何が正しいのか。前人未到の長期安定を実現したアメリカ中央銀行総裁が中央銀行制を嫌っていたのは何故か。神話の陰に隠れたその思想と行動を初めて経済学的に解明、現代経済学の枠組みを再設定した画期的労作。上巻では、若き日の遍歴から 「大平準」 まで、下巻では、大恐慌の再解釈に踏み込みつつ、予言的な講演から現在までをたどります。

村井明彦 著
価格 各3,600円
A5判・上製・上326頁+下290頁
ISBN 上: 978-4-8158-0869-3
    下: 978-4-8158-0870-9
C3033
在庫有り


『日本労働研究雑誌』 [第686号、2017年9月] から (評者: 八幡成美 氏)

日本の技能形成
製造現場の強さを生み出したもの

日本の技能形成

沢井実著 『日本の技能形成』 が、『日本労働研究雑誌』 (第686号、2017年9月、労働政策研究・研修機構) で紹介されました。なぜ日本で戦後に、柔軟に課題に対応できる大量の現業労働者たちが育っていたのか? 復興から高度成長への歩みを支えた現場の熟練形成の画期を、戦前以来の学校や工場での技能教育にたどり、徒弟制からの転換をもたらした若年労働者教育の決定的役割を鮮やかに描き出します。

沢井 実 著
価格 5,400円
A5判・上製・244頁
ISBN978-4-8158-0852-5 C3033
在庫有り


『図書新聞』 [第3316号、2017年8月19日付] から (評者: 塚本英樹 氏)
“日本の大陸政策・中国政策研究を踏まえ 「対中借款」 という独自の枠組みを設定 日英中における史料・先行研究の博捜に基づいた高い実証性”

対中借款の政治経済史
「開発」 から二十一ヵ条要求へ

対中借款の政治経済史

久保田裕次著 『対中借款の政治経済史』 が、『図書新聞』 (第3316号、2017年8月19日付、図書新聞) で紹介されました。戦後ODAの淵源ともいうべき対中借款は、いかにして始まったのか。草創期にあたる日清戦後から第一次大戦期の展開を多角的にたどり、帝国主義的理解の限界をこえて、国際環境と中国側の主体性も踏まえた新たな実像を描き出します。開発と侵略の間を浮彫にする新鋭の成果。

久保田裕次 著
価格 6,300円
A5判・上製・372頁
ISBN978-4-8158-0856-3 C3021
在庫有り


『アメリカ学会会報』 [第194号、2017年7月] から (評者: 石川敬史 氏)

記録と記憶のアメリカ
モノが語る近世

記録と記憶のアメリカ

和田光弘著 『記録と記憶のアメリカ』 が、『アメリカ学会会報』 (第194号、2017年7月、アメリカ学会) で紹介されました。事実史と記憶史の統合 ——。貨幣や懐中時計から、エフェメラ・古文書、そして記念碑まで、植民地期・革命期の歴史や英雄像を紡ぐモノ史料と、歴史研究に新しい知見をもたらすデジタル史料。アトランティック・ヒストリーの視点も踏まえつつ、両者を駆使した画期的なアプローチにより近世アメリカ像を再構築します。

和田光弘 著
価格 6,800円
A5判・上製・526頁
ISBN978-4-8158-0827-3 C3022
在庫有り


『アメリカ学会会報』 [第194号、2017年7月] から (評者:倉科一希 氏)

幻の同盟 (上下巻)
冷戦初期アメリカの中東政策

幻の同盟

小野沢透著 『幻の同盟』 (上下巻) が、『アメリカ学会会報』 (第194号、2017年7月、アメリカ学会) で紹介されました。1950年代初頭、西側世界の同盟相手として中東は再発見された。盟友イギリスの思惑や、勃興するアラブ・ナショナリズムと交差しつつ、米国はいかにして中東政治への関与を深めていったのか。膨大な一次史料を読み解き、知られざる地域構想の運命を鮮やかに描き出した一大叙事詩。

小野沢 透 著
価格 各6,000円
菊判・上製・上650頁+下614頁
ISBN 上: 978-4-8158-0829-7
    下: 978-4-8158-0830-3
C3022
在庫有り


「毎日新聞」 [2017年8月13日付] から (評者: 岩間陽子 氏)
“愛の書であり、祈りの書である”

私にはいなかった祖父母の歴史
ある調査

私にはいなかった祖父母の歴史

イヴァン・ジャブロンカ著 『私にはいなかった祖父母の歴史』 (田所光男訳) が、「毎日新聞」 (2017年8月13日付) で紹介されました。これは殺人捜査ではなく、生成の行為だ ——。スターリン主義、第二次世界大戦、ヨーロッパ・ユダヤ世界の破壊という20世紀の悲劇のなか、二人はどのように生きたのか。それを調べ、記すことの意味とは何か。革新的な歴史叙述により、アカデミー・フランセーズ・ギゾー賞、歴史書元老院賞、オーギュスタン・チエリー賞をトリプル受賞。

イヴァン・ジャブロンカ 著
田所光男 訳
価格 3,600円
四六判・上製・416頁
ISBN978-4-8158-0879-2 C3022
在庫有り


「毎日新聞」 [2017年8月13日付] から

原典 ルネサンス自然学 (上下巻)

原典ルネサンス自然学

池上俊一監修 『原典 ルネサンス自然学』 (上下巻) が、「毎日新聞」 (2017年8月13日付) で紹介されました。開かれるミクロコスモス ——。身体から宇宙まで、料理から農事まで、魔術から機械まで、実験から教育まで、驚異から地理まで、計算から原子まで……、本邦初訳テキストと貴重図版により 「科学的人文主義」 の精華をつたえる待望のアンソロジー。

池上俊一 監修
価格 各9,200円
菊判・上製・上650頁+下656頁
ISBN 上: 978-4-8158-0880-8
    下: 978-4-8158-0881-5
C3010
在庫有り


『選挙研究』 [第32巻第2号、2017年] から (評者: 小野恵子 氏)

現代アメリカ選挙の変貌
アウトリーチ・政党・デモクラシー

現代アメリカ選挙の変貌

渡辺将人著 『現代アメリカ選挙の変貌』 が、『選挙研究』 (第32巻第2号、2017年) で紹介されました。アメリカ政治は選挙で動く。コンサルタント主導のメディア戦略では手の届かなかった多様な人々をいかにして摑んでいくか。オンライン技術とともに新たな潮流が展開する選挙民対策の現場から、デモクラシーの進展と分裂の可能性をともに孕んだアメリカ選挙の現在を浮彫りにします。

渡辺将人 著
価格 4,500円
A5判・上製・340頁
ISBN978-4-8158-0824-2 C3031
在庫有り


『新しい歴史学のために』 [第290号、2017年5月] から (評者: 白木沢旭児 氏)

越境者の政治史
アジア太平洋における日本人の移民と植民

越境者の政治史

塩出浩之著 『越境者の政治史』 が、『新しい歴史学のために』 (第290号、2017年5月、京都民科歴史部会) で紹介されました。明治期からの国民統合の過程と並行し、大量に送り出された日本人移民たち。近代史から見落とされてきた彼らの政治統合は、日本およびアジア太平洋地域の秩序にどのようなインパクトをもたらしたのか。移民史・政治史の盲点を克服し、一貫した視点で新たな全体像を描き出します。

塩出浩之 著
価格 6,300円
A5判・上製・524頁
ISBN978-4-8158-0820-4 C3031
在庫有り


『図書新聞』 [第3315号、2017年8月12日付] から (評者: 今田秀作 氏)
“イギリス植民地時代のインド社会を塩に焦点を当てつつ描く —— 本格的かつ意欲的な経済史研究の書”

塩とインド
市場・商人・イギリス東インド会社

塩とインド

神田さやこ著 『塩とインド』 が、『図書新聞』 (第3315号、2017年8月12日付、図書新聞) で紹介されました。植民地統治の影に隠された内部からの巨大な変化とは? 近世の主要財源にして後の抵抗運動の象徴ともなった塩に注目し、消費や環境、金融も視野に、勃興するベンガル地域市場と現地商人が生み出すダイナミズムを示して、近代への転換を摑みだす。インド史を書き換える瞠目の成果。

神田さやこ 著
価格 5,800円
A5判・上製・384頁
ISBN978-4-8158-0859-4 C3022
在庫有り


「南日本新聞」 [2017年7月30日付] から

日清戦争における日本外交
東アジアをめぐる国際関係の変容

日清戦争における日本外交

古結諒子著 『日清戦争における日本外交』 が、「南日本新聞」 (2017年7月30日付) で紹介されました。日清戦争は東アジア国際関係の画期だった。しかしなぜそう言えるのか。宣戦布告までの過程で清韓宗属関係の解体を導き、下関条約の内容確定と三国干渉を含む履行プロセスで不平等条約体制の動揺と各国の相互関係の変質を促した日本外交の中核的役割を浮き彫りにし、戦争の位置づけを問い直す意欲作。

古結諒子 著
価格 5,400円
A5判・上製・284頁
ISBN978-4-8158-0857-0 C3021
在庫有り


『週刊ダイヤモンド』 [2017年8月5日号] から (評者: 玉井克哉 氏)
“実は戦争国家の色が濃かった 通念を覆す20世紀英国の検証”

戦争国家イギリス
反衰退・非福祉の現代史

戦争国家イギリス

デービッド・エジャトン著 『戦争国家イギリス』 (坂出健監訳/松浦俊輔ほか訳) が、『週刊ダイヤモンド』 (2017年8月5日号) で紹介されました。20世紀イギリスは、衰退に苦しむ福祉国家などではなかった。エキスパートが権力を握り産業界と手を結びつつ科学技術の開発に熱を上げた 「闘志あふれる」 国家を描き、現代史の神話をラディカルに破壊。ジェントルマン中心の歴史観が見過ごしてきた実像を明るみに出す野心作。

デービッド・エジャトン 著
坂出 健 監訳
松浦俊輔ほか訳
価格 5,400円
A5判・上製・470頁
ISBN978-4-8158-0874-7 C3022
在庫有り


『出版ニュース』 [2017年8月上旬号] から

今夜ヴァンパイアになる前に
分析的実存哲学入門

今夜ヴァンパイアになる前に

L・A・ポール著 『今夜ヴァンパイアになる前に』 (奥田太郎・薄井尚樹訳) が、『出版ニュース』 (2017年8月上旬号) で紹介されました。進学、就職、転職、結婚、出産など、人生の岐路で大きな決断を迫られたとき、人は合理的に選択することができるのか。何かを選ぶことで、今とはまったく違う自分に変わってしまうかもしれないというのに ——。誰しもが悩む 「変容の経験」、その実存的な問いを分析哲学の視点から考える注目作。

L.A. ポール 著
奥田太郎・薄井尚樹 訳
価格 3,800円
A5判・上製・236頁
ISBN978-4-8158-0873-0 C3010
在庫有り


『企業家研究』 [第14号、2017年7月] から (評者: 桑嶋健一 氏)

日本の石油化学産業
勃興・構造不況から再成長へ

日本の石油化学産業

平野創著 『日本の石油化学産業』 が、『企業家研究』 (第14号、2017年7月、企業家研究フォーラム) で紹介されました。世界有数の巨大産業の誕生から今日までを、初めて通史として捉えた産業史の決定版。急速な成長と生産過剰のメカニズムを鋭く分析、政府による産業規制の理解を書き換えるとともに、世界的高シェア企業の叢生など、変容する日本の石油化学産業の新たな潮流も描き出します。

平野 創 著
価格 5,800円
A5判・上製・408頁
ISBN978-4-8158-0842-6 C3033
在庫有り


『ロシアNIS調査月報』 [2017年8月号] から (評者: 中馬瑞貴 氏)

黒海地域の国際関係

黒海地域の国際関係

六鹿茂夫編 『黒海地域の国際関係』 が、『ロシアNIS調査月報』 (2017年8月号、ロシアNIS貿易会) で紹介されました。西欧・ロシア・中東の狭間に位置し、歴史上つねに国際政治の焦点だった黒海。冷戦後の EU/NATO とロシアの綱引きの中、紛争や跨境性を伴いつつトルコ、ウクライナ、ジョージア、バルカン諸国等が織りなす地域の動態を、外交・経済から宗教まで多面的に分析、その全体像を描き出した本邦初の著作。

六鹿茂夫 編
価格 6,300円
A5判・上製・422頁
ISBN978-4-8158-0863-1 C3031
在庫有り


『歴史学研究』 [第960号、2017年8月] から (評者: 鰐淵秀一 氏)

記録と記憶のアメリカ
モノが語る近世

記録と記憶のアメリカ

和田光弘著 『記録と記憶のアメリカ』 が、『歴史学研究』 (第960号、2017年8月、歴史学研究会) で紹介されました。事実史と記憶史の統合 ——。貨幣や懐中時計から、エフェメラ・古文書、そして記念碑まで、植民地期・革命期の歴史や英雄像を紡ぐモノ史料と、歴史研究に新しい知見をもたらすデジタル史料。アトランティック・ヒストリーの視点も踏まえつつ、両者を駆使した画期的なアプローチにより近世アメリカ像を再構築します。

和田光弘 著
価格 6,800円
A5判・上製・526頁
ISBN978-4-8158-0827-3 C3022
在庫有り


『アメリカ太平洋研究』 [第17号、2017年4月] から (評者: 池田 亮 氏)

幻の同盟 (上下巻)
冷戦初期アメリカの中東政策

幻の同盟

小野沢透著 『幻の同盟』 (上下巻) が、『アメリカ太平洋研究』 (第17号、2017年4月、東京大学大学院総合文化研究科 アメリカ太平洋地域研究センター) で紹介されました。1950年代初頭、西側世界の同盟相手として中東は再発見された。盟友イギリスの思惑や、勃興するアラブ・ナショナリズムと交差しつつ、米国はいかにして中東政治への関与を深めていったのか。膨大な一次史料を読み解き、知られざる地域構想の運命を鮮やかに描き出した一大叙事詩。

小野沢 透 著
価格 各6,000円
菊判・上製・上650頁+下614頁
ISBN 上: 978-4-8158-0829-7
    下: 978-4-8158-0830-3
C3022
在庫有り


『アメリカ太平洋研究』 [第17号、2017年4月] から (評者: 佐藤千登勢 氏)

アメリカを創る男たち
ニューヨーク建設労働者の生活世界と 「愛国主義」

アメリカを創る男たち

南修平著 『アメリカを創る男たち』 が、『アメリカ太平洋研究』 (第17号、2017年4月、東京大学大学院総合文化研究科 アメリカ太平洋地域研究センター) で紹介されました。彼らはなぜ 「U・S・A!」 と叫ぶのか ——。ヴェトナム戦争時の暴動からWTCの再建現場まで、その 「愛国主義的」 な行動が注目されてきたニューヨークの建設労働者たち。インタヴュー資料をもとにその生活世界を内側から解明し、人種やジェンダーの境界が揺らぐ世紀を生きた人々の実像に迫ります。

南 修平 著
価格 6,300円
A5判・上製・376頁
ISBN978-4-8158-0811-2 C3022
在庫有り


『歴史と経済』 [第235号、2017年4月] から (評者: 高田馨里 氏)

20世紀アメリカ国民秩序の形成

20世紀アメリカ国民秩序の形成

中野耕太郎著 『20世紀アメリカ国民秩序の形成』 が、『歴史と経済』 (第235号、2017年4月、政治経済学・経済史学会) で紹介されました。歴史の中で動くアメリカ・ナショナリズムを凝視 ——。「社会的なもの」 がせり上がっていく新時代のシカゴに焦点を合わせ、革新主義運動の展開から 「カラーライン」 の構築まで、集団を単位とする 「国民秩序」 の淵源に迫り、アメリカニズムの変貌を描き出した力作。

中野耕太郎 著
価格 5,800円
A5判・上製・408頁
ISBN978-4-8158-0799-3 C30322
在庫有り


『法制史研究』 [第66号、2017年3月] から (評者: 古矢 旬 氏)

20世紀アメリカ国民秩序の形成

20世紀アメリカ国民秩序の形成

中野耕太郎著 『20世紀アメリカ国民秩序の形成』 が、『法制史研究』 (第66号、2017年3月、法制史学会) で紹介されました。歴史の中で動くアメリカ・ナショナリズムを凝視 ——。「社会的なもの」 がせり上がっていく新時代のシカゴに焦点を合わせ、革新主義運動の展開から 「カラーライン」 の構築まで、集団を単位とする 「国民秩序」 の淵源に迫り、アメリカニズムの変貌を描き出した力作。

中野耕太郎 著
価格 5,800円
A5判・上製・408頁
ISBN978-4-8158-0799-3 C30322
在庫有り


『東アジア近代史』 [第21号、2017年6月] から (評者: 北野 剛 氏)

対中借款の政治経済史
「開発」 から二十一ヵ条要求へ

対中借款の政治経済史

久保田裕次著 『対中借款の政治経済史』 が、『東アジア近代史』 (第21号、2017年6月、東アジア近代史学会) で紹介されました。戦後ODAの淵源ともいうべき対中借款は、いかにして始まったのか。草創期にあたる日清戦後から第一次大戦期の展開を多角的にたどり、帝国主義的理解の限界をこえて、国際環境と中国側の主体性も踏まえた新たな実像を描き出します。開発と侵略の間を浮彫にする新鋭の成果。

久保田裕次 著
価格 6,300円
A5判・上製・372頁
ISBN978-4-8158-0856-3 C3021
在庫有り


『東アジア近代史』 [第21号、2017年6月] から (評者: 檜山幸夫 氏)

日清戦争における日本外交
東アジアをめぐる国際関係の変容

日清戦争における日本外交

古結諒子著 『日清戦争における日本外交』 が、『東アジア近代史』 (第21号、2017年6月、東アジア近代史学会) で紹介されました。日清戦争は東アジア国際関係の画期だった。しかしなぜそう言えるのか。宣戦布告までの過程で清韓宗属関係の解体を導き、下関条約の内容確定と三国干渉を含む履行プロセスで不平等条約体制の動揺と各国の相互関係の変質を促した日本外交の中核的役割を浮き彫りにし、戦争の位置づけを問い直す意欲作。

古結諒子 著
価格 5,400円
A5判・上製・284頁
ISBN978-4-8158-0857-0 C3021
在庫有り


『図書新聞』 [第3312号、2017年7月22日付] から (評者: 内藤敦之 氏)
“ポスト・ケインズ派の全体像を描く —— 理論の全体に関する網羅的かつ詳細な紹介と検討を行った、貴重な日本語文献”

ポスト・ケインズ派経済学
マクロ経済学の革新を求めて

ポスト・ケインズ派経済学

鍋島直樹著 『ポスト・ケインズ派経済学』 が、『図書新聞』 (第3312号、2017年7月22日付、図書新聞) で紹介されました。資本主義経済の不安定性を解明したミンスキーなど、近年あらためて注目を集めるポスト・ケインズ派。その核心をなす貨幣・金融理論および成長・分配理論の着想源や展開過程を解き明かし、最新の動向を踏まえて学派の全体像に迫るとともに、新自由主義に代わる経済政策を展望する挑戦の書。

鍋島直樹 著
価格 5,400円
A5判・上製・352頁
ISBN978-4-8158-0862-4 C3033
在庫有り


『図書新聞』 [第3312号、2017年7月22日付] から (評者: 加藤一夫 氏)

核密約から沖縄問題へ
小笠原返還の政治史

核密約から沖縄問題へ

真崎翔著 『核密約から沖縄問題へ』 が、『図書新聞』 (第3312号、2017年7月22日付、図書新聞) の 「2017年上半期読書アンケート」 で紹介されました。小笠原返還は戦後日米関係の小さなエピソードではない。沖縄の基地問題に影を落としたその実像をアメリカの核戦略の変容を手がかりに解明、2つの返還と核密約の深い連関をトータルにとらえ、日米の非対称な交渉過程がもたらした沖縄問題の知られざる起源を照射する、気鋭の力作。

真崎 翔 著
価格 4,500円
A5判・上製・268頁
ISBN978-4-8158-0871-6 C3031
在庫有り


『図書新聞』 [第3311号、2017年7月15日付] から (評者: 藤川隆男 氏)
“アメリカの黄禍論と日本のアジア主義の言説の関係を追求する”

人種戦争という寓話
黄禍論とアジア主義

人種戦争という寓話

廣部泉著 『人種戦争という寓話』 が、『図書新聞』 (第3311号、2017年7月15日付、図書新聞) で紹介されました。欧州発のアジア連合脅威論は、西海岸に押し寄せる移民への視線と結びつき、アメリカを 「黄禍」 の不安に陥れた。ジャーナリズムを介して増幅していく人種主義的言説は、鏡像たるアジア主義と作用し合い、日米関係にいかなる影響を及ぼしたのか。丹念な資料調査により描き出した力作。

廣部 泉 著
価格 5,400円
A5判・上製・294頁
ISBN978-4-8158-0858-7 C3031
在庫有り


『産業学会研究年報』 [第32号、2017年] から (評者: 水口和寿 氏)

日本の石油化学産業
勃興・構造不況から再成長へ

日本の石油化学産業

平野創著 『日本の石油化学産業』 が、『産業学会研究年報』 (第32号、2017年、産業学会) で紹介されました。世界有数の巨大産業の誕生から今日までを、初めて通史として捉えた産業史の決定版。急速な成長と生産過剰のメカニズムを鋭く分析、政府による産業規制の理解を書き換えるとともに、世界的高シェア企業の叢生など、変容する日本の石油化学産業の新たな潮流も描き出します。

平野 創 著
価格 5,800円
A5判・上製・408頁
ISBN978-4-8158-0842-6 C3033
在庫有り


『西洋史学』 [第263号、2017年6月] から (評者: 貴堂嘉之 氏)

20世紀アメリカ国民秩序の形成

20世紀アメリカ国民秩序の形成

中野耕太郎著 『20世紀アメリカ国民秩序の形成』 が、『西洋史学』 (第263号、2017年6月、日本西洋史学会) で紹介されました。歴史の中で動くアメリカ・ナショナリズムを凝視 ——。「社会的なもの」 がせり上がっていく新時代のシカゴに焦点を合わせ、革新主義運動の展開から 「カラーライン」 の構築まで、集団を単位とする 「国民秩序」 の淵源に迫り、アメリカニズムの変貌を描き出した力作。

中野耕太郎 著
価格 5,800円
A5判・上製・408頁
ISBN978-4-8158-0799-3 C30322
在庫有り


「徳島新聞」 [2017年7月2日付] から (評者: 甲田純生 氏)
“道徳の本質に通じる思考”

ロボットからの倫理学入門

ロボットからの倫理学入門

久木田水生・神崎宣次・佐々木拓著 『ロボットからの倫理学入門』 が、「徳島新聞」 (2017年7月2日付) で紹介されました。自動運転車やケア・ロボット、自律型兵器などが引き起こしうる、もはや SF では済まされない倫理的問題を通し、人間の道徳を考える、知的興奮に満ちた入門書。「本書には、ロボットや AI という新しい隣人たちとつきあう上で参考となる倫理学の知恵がつまっている」 —— 伊勢田哲治。

久木田水生・神崎宣次・佐々木 拓 著
価格 2,200円
A5判・並製・200頁
ISBN978-4-8158-0868-6 C3012
在庫有り


東京財団ホームページ [2017年6月21日] から (評者: 松本佐保 氏)

人種戦争という寓話
黄禍論とアジア主義

人種戦争という寓話

廣部泉著 『人種戦争という寓話』 が、東京財団ホームページ (2017年6月21日) で紹介されました。欧州発のアジア連合脅威論は、西海岸に押し寄せる移民への視線と結びつき、アメリカを 「黄禍」 の不安に陥れた。ジャーナリズムを介して増幅していく人種主義的言説は、鏡像たるアジア主義と作用し合い、日米関係にいかなる影響を及ぼしたのか。丹念な資料調査により描き出した力作。

廣部 泉 著
価格 5,400円
A5判・上製・294頁
ISBN978-4-8158-0858-7 C3031
在庫有り


『週刊読書人』 [第3195号、2017年6月23日付] から (評者: 塚本恭章 氏)
“ポスト・ケインズ派経済学の潜勢力 〈主流〉 と 〈異端〉 の現代的位相を精察”

ポスト・ケインズ派経済学
マクロ経済学の革新を求めて

ポスト・ケインズ派経済学

鍋島直樹著 『ポスト・ケインズ派経済学』 が、『週刊読書人』 (第3195号、2017年6月23日付、読書人) で紹介されました。資本主義経済の不安定性を解明したミンスキーなど、近年あらためて注目を集めるポスト・ケインズ派。その核心をなす貨幣・金融理論および成長・分配理論の着想源や展開過程を解き明かし、最新の動向を踏まえて学派の全体像に迫るとともに、新自由主義に代わる経済政策を展望する挑戦の書。

鍋島直樹 著
価格 5,400円
A5判・上製・352頁
ISBN978-4-8158-0862-4 C3033
在庫有り


「静岡新聞」 [2017年6月18日付] から

日清戦争における日本外交
東アジアをめぐる国際関係の変容

日清戦争における日本外交

古結諒子著 『日清戦争における日本外交』 が、「静岡新聞」 (2017年6月18日付) で紹介されました。日清戦争は東アジア国際関係の画期だった。しかしなぜそう言えるのか。宣戦布告までの過程で清韓宗属関係の解体を導き、下関条約の内容確定と三国干渉を含む履行プロセスで不平等条約体制の動揺と各国の相互関係の変質を促した日本外交の中核的役割を浮き彫りにし、戦争の位置づけを問い直す意欲作。

古結諒子 著
価格 5,400円
A5判・上製・284頁
ISBN978-4-8158-0857-0 C3021
在庫有り


『移民研究年報』 [第23号、2017年6月] から (評者: 木村健二 氏)

越境者の政治史
アジア太平洋における日本人の移民と植民

越境者の政治史

塩出浩之著 『越境者の政治史』 が、『移民研究年報』 (第23号、2017年6月、日本移民学会) で紹介されました。明治期からの国民統合の過程と並行し、大量に送り出された日本人移民たち。近代史から見落とされてきた彼らの政治統合は、日本およびアジア太平洋地域の秩序にどのようなインパクトをもたらしたのか。移民史・政治史の盲点を克服し、一貫した視点で新たな全体像を描き出します。

塩出浩之 著
価格 6,300円
A5判・上製・524頁
ISBN978-4-8158-0820-4 C3031
在庫有り


「読売新聞」 [2017年6月25日付] から (評者: 納富信留 氏)
“分析的実存哲学に挑む”

今夜ヴァンパイアになる前に
分析的実存哲学入門

今夜ヴァンパイアになる前に

L・A・ポール著 『今夜ヴァンパイアになる前に』 (奥田太郎・薄井尚樹訳) が、「読売新聞」 (2017年6月25日付) で紹介されました。進学、就職、転職、結婚、出産など、人生の岐路で大きな決断を迫られたとき、人は合理的に選択することができるのか。何かを選ぶことで、今とはまったく違う自分に変わってしまうかもしれないというのに ——。誰しもが悩む 「変容の経験」、その実存的な問いを分析哲学の視点から考える注目作。

L.A. ポール 著
奥田太郎・薄井尚樹 訳
価格 3,800円
A5判・上製・236頁
ISBN978-4-8158-0873-0 C3010
在庫有り


『出版ニュース』 [2017年6月中旬号] から

核密約から沖縄問題へ
小笠原返還の政治史

核密約から沖縄問題へ

真崎翔著 『核密約から沖縄問題へ』 が、『出版ニュース』 (2017年6月中旬号、出版ニュース社) で紹介されました。小笠原返還は戦後日米関係の小さなエピソードではない。沖縄の基地問題に影を落としたその実像をアメリカの核戦略の変容を手がかりに解明、2つの返還と核密約の深い連関をトータルにとらえ、日米の非対称な交渉過程がもたらした沖縄問題の知られざる起源を照射する、気鋭の力作。

真崎 翔 著
価格 4,500円
A5判・上製・268頁
ISBN978-4-8158-0871-6 C3031
在庫有り


「毎日新聞」 [2017年6月11日付] から (評者: 岩間陽子 氏)
“経済競争がもたらす概念の多層化”

移民受入の国際社会学
選別メカニズムの比較分析

移民受入の国際社会学

小井土彰宏編 『移民受入の国際社会学』 が、「毎日新聞」 (2017年6月11日付) で紹介されました。誰を受け入れ、誰を排除するのか —— 移民受入をめぐる風景を一変させた政策と実態の変化を、古典的移民国、EU諸国、後発受入国の比較により鮮明に捉え、排除と包摂のメカニズムをトータルに示します。世界を震撼させる 「移民問題」 を冷静に考える確かな視点を得るために。

小井土彰宏 編
価格 5,400円
A5判・上製・380頁
ISBN978-4-8158-0867-9 C3036
在庫有り


「読売新聞」 [2017年6月11日付] から (評者: 奈良岡聰智 氏)
“米軍基地の形成の歴史 一次資料を使って考察”

核密約から沖縄問題へ
小笠原返還の政治史

核密約から沖縄問題へ

真崎翔著 『核密約から沖縄問題へ』 が、「読売新聞」 (2017年6月11日付) で紹介されました。小笠原返還は戦後日米関係の小さなエピソードではない。沖縄の基地問題に影を落としたその実像をアメリカの核戦略の変容を手がかりに解明、2つの返還と核密約の深い連関をトータルにとらえ、日米の非対称な交渉過程がもたらした沖縄問題の知られざる起源を照射する、気鋭の力作。

真崎 翔 著
価格 4,500円
A5判・上製・268頁
ISBN978-4-8158-0871-6 C3031
在庫有り


Social Science Japan Journal [第20巻第1号、2017年] から (評者: 川島 真 氏)

対華二十一ヵ条要求とは何だったのか
第一次世界大戦と日中対立の原点

対華二十一ヵ条要求とは何だったのか

奈良岡聰智著 『対華二十一ヵ条要求とは何だったのか』 が、Social Science Japan Journal (第20巻第1号、2017年、Oxford University Press) で紹介されました。反日への決定的転換をもたらした世紀の失政の原因を詳細な実証により解明、満州問題、加藤高明の外交構想、世論、第一次世界大戦などを手がかりに、謎の多い外交交渉の全貌をバランスよく描き出します。今日の日中関係、東アジア国際関係をも展望してその大きな影響を捉えた必読の成果。

奈良岡聰智 著
価格 5,500円
A5判・上製・488頁
ISBN978-4-8158-0805-1 C3021
在庫有り


朝日新聞 [2017年6月4日付] から (評者: 諸富 徹 氏)

グリーンスパンの隠し絵 (上下巻)
中央銀行制の成熟と限界

グリーンスパンの隠し絵

村井明彦著 『グリーンスパンの隠し絵』 (上下巻) が、「朝日新聞」 (2017年6月4日付) で紹介されました。揺れ動く金融政策。何が正しいのか。前人未到の長期安定を実現したアメリカ中央銀行総裁が中央銀行制を嫌っていたのは何故か。神話の陰に隠れたその思想と行動を初めて経済学的に解明、現代経済学の枠組みを再設定した画期的労作。上巻では、若き日の遍歴から 「大平準」 まで、下巻では、大恐慌の再解釈に踏み込みつつ、予言的な講演から現在までをたどります。

村井明彦 著
価格 各3,600円
A5判・上製・上326頁+下290頁
ISBN 上: 978-4-8158-0869-3
    下: 978-4-8158-0870-9
C3033
在庫有り


『IDE 現代の高等教育』 [第591号、2017年6月号] から (評者: 伊藤彰浩 氏)

新制大学の誕生 (上下巻)
大衆高等教育への道

新制大学の誕生

天野郁夫著 『新制大学の誕生』 (上下巻) が、『IDE 現代の高等教育』 (第591号、2017年6月号、IDE大学協会) で紹介されました。大学大衆化の道を開いたわが国最大の学制改革は、どのような経緯と論議を経て準備され実施されたのか。文部省と審議会、それに戦中は軍部、戦後はアメリカ占領軍との間の葛藤をはらんだ三つ巴の関係と、そこでの選択と決定の過程を解き明かし、大学・学校が否応なく迫られた変革の現実を描きます。

天野郁夫 著
価格 各3,600円
A5判・上製・上372頁+下416頁
ISBN 上: 978-4-8158-0844-0
    下: 978-4-8158-0845-7
C3037
在庫有り


『外交』 [第43巻、2017年5月] から (評者: 梶谷 懐 氏)

中国の誕生
東アジアの近代外交と国家形成

中国の誕生

岡本隆司著 『中国の誕生』 が、『外交』 (第43巻、2017年5月、都市出版) で紹介されました。東アジア在来秩序を揺るがした明治日本の登場から、琉球、ヴェトナム、朝鮮、チベット、モンゴルへと続く属国・藩部の危機と再編を通して、現代中国の原型が浮かび上がる過程を詳述、万国公法などの翻訳概念の変容を手がかりに、誰も描きえなかった 「中国」 誕生の全体像に迫った渾身作。

岡本隆司 著
価格 6,300円
A5判・上製・562頁
ISBN978-4-8158-0860-0 C3022
在庫有り


『週刊読書人』 [第3191号、2017年5月26日付] から (評者: 江上能義 氏)
“小笠原返還の意義を再定義”

核密約から沖縄問題へ
小笠原返還の政治史

核密約から沖縄問題へ

真崎翔著 『核密約から沖縄問題へ』 が、『週刊読書人』 (第3191号、2017年5月26日付、読書人) で紹介されました。小笠原返還は戦後日米関係の小さなエピソードではない。沖縄の基地問題に影を落としたその実像をアメリカの核戦略の変容を手がかりに解明、2つの返還と核密約の深い連関をトータルにとらえ、日米の非対称な交渉過程がもたらした沖縄問題の知られざる起源を照射する、気鋭の力作。

真崎 翔 著
価格 4,500円
A5判・上製・268頁
ISBN978-4-8158-0871-6 C3031
在庫有り


『中国研究月報』 [第71巻第5号、2017年5月号] から (評者: 福田 円 氏)

ニクソン訪中機密会談録 【増補決定版】

ニクソン訪中機密会談録増補決定版

毛里和子・毛里興三郎訳 『ニクソン訪中機密会談録 【増補決定版】』 が、『中国研究月報』 (第71巻第5号、2017年5月号、中国研究所) で紹介されました。機密文書公開、そして検閲解除 ——。日本は、アジアは、世界は? 今日の米中関係の始まりとなった、毛沢東、周恩来、ニクソン、キッシンジャーによる世紀の外交交渉の全貌! 黒塗りだった箇所を初めて邦訳し、新たに公開された資料を増補するとともに、詳細な解説を加えた決定版。

毛里和子・毛里興三郎 訳
価格 3,600円
四六判・上製・354頁
ISBN978-4-8158-0843-3 C3031
在庫有り


WEBRONZA (ウェブロンザ) [2017年5月18日] から (評者: 東海亮樹 氏)
“ロボット問題は道徳問題だった”

ロボットからの倫理学入門

ロボットからの倫理学入門

久木田水生・神崎宣次・佐々木拓著 『ロボットからの倫理学入門』 が、WEBRONZA (ウェブロンザ、2017年5月18日、朝日新聞社) で紹介されました。自動運転車やケア・ロボット、自律型兵器などが引き起こしうる、もはや SF では済まされない倫理的問題を通し、人間の道徳を考える、知的興奮に満ちた入門書。「本書には、ロボットや AI という新しい隣人たちとつきあう上で参考となる倫理学の知恵がつまっている」 —— 伊勢田哲治。

久木田水生・神崎宣次・佐々木 拓 著
価格 2,200円
A5判・並製・200頁
ISBN978-4-8158-0868-6 C3012
在庫有り


『科学史研究』 [第56巻第281号、2017年4月号] から (評者: 武田裕紀 氏)

リヴァイアサンと空気ポンプ
ホッブズ、ボイル、実験的生活

リヴァイアサンと空気ポンプ

スティーヴン・シェイピン他著 『リヴァイアサンと空気ポンプ』 (吉本秀之監訳) が、『科学史研究』 (第56巻第281号、2017年4月号、日本科学史学会) で紹介されました。実験で得られた知識は、信頼できるのか。空気ポンプで真空実験を繰り返したボイルと、実験という営みに疑いをもったホッブズ。二人の論争を手がかりに、内戦から王政復古期にかけての政治的・社会的文脈の中で、実験科学の形成を捉え直した名著、待望の邦訳。

スティーヴン・シェイピン/サイモン・シャッファー 著
吉本秀之 監訳
柴田和宏/坂本邦暢 訳
価格 5,800円
A5判・上製・454頁
ISBN978-4-8158-0839-6 C3040
在庫有り


「神戸新聞」 [2017年5月7日付] から

イブン・バットゥータと境域への旅
『大旅行記』 をめぐる新研究

イブン・バットゥータと境域への旅

家島彦一著 『イブン・バットゥータと境域への旅』 が、「神戸新聞」 (2017年5月7日付) で紹介されました。中国、インド、北方ユーラシア、アフリカなど、イスラーム世界の海・陸の 「境域」 情報を伝える 『大旅行記』 は、まさに記録史料の宝庫と呼ぶにふさわしい。なぜ巡礼を超えて未知なる驚異の領域へと踏み込んでいったのか。その足跡と写本を追って世界を旅し、完訳を成し遂げた碩学による新たな到達点。

家島彦一 著
価格 5,800円
A5判・上製・480頁
ISBN978-4-8158-0861-7 C3022
在庫有り


『アメリカ学会会報』 [第193号、2017年4月] から (評者: 梅川葉菜 氏)

現代アメリカ選挙の変貌
アウトリーチ・政党・デモクラシー

現代アメリカ選挙の変貌

渡辺将人著 『現代アメリカ選挙の変貌』 が、『アメリカ学会会報』 (第193号、2017年4月、アメリカ学会) で紹介されました。アメリカ政治は選挙で動く。コンサルタント主導のメディア戦略では手の届かなかった多様な人々をいかにして摑んでいくか。オンライン技術とともに新たな潮流が展開する選挙民対策の現場から、デモクラシーの進展と分裂の可能性をともに孕んだアメリカ選挙の現在を浮彫りにします。

渡辺将人 著
価格 4,500円
A5判・上製・340頁
ISBN978-4-8158-0824-2 C3031
在庫有り


『週刊東洋経済』 [2017年5月13日号] から

ロボットからの倫理学入門

ロボットからの倫理学入門

久木田水生・神崎宣次・佐々木拓著 『ロボットからの倫理学入門』 が、『週刊東洋経済』 (2017年5月13日号、東洋経済新報社) で紹介されました。自動運転車やケア・ロボット、自律型兵器などが引き起こしうる、もはや SF では済まされない倫理的問題を通し、人間の道徳を考える、知的興奮に満ちた入門書。「本書には、ロボットや AI という新しい隣人たちとつきあう上で参考となる倫理学の知恵がつまっている」 —— 伊勢田哲治。

久木田水生・神崎宣次・佐々木 拓 著
価格 2,200円
A5判・並製・200頁
ISBN978-4-8158-0868-6 C3012
在庫有り


「日本経済新聞」 [2017年4月29日付] から (評者: 根井雅弘 氏)
“主流派に対抗する理論を整理”

ポスト・ケインズ派経済学
マクロ経済学の革新を求めて

ポスト・ケインズ派経済学

鍋島直樹著 『ポスト・ケインズ派経済学』 が、「日本経済新聞」 (2017年4月29日付) で紹介されました。資本主義経済の不安定性を解明したミンスキーなど、近年あらためて注目を集めるポスト・ケインズ派。その核心をなす貨幣・金融理論および成長・分配理論の着想源や展開過程を解き明かし、最新の動向を踏まえて学派の全体像に迫るとともに、新自由主義に代わる経済政策を展望する挑戦の書。

鍋島直樹 著
価格 5,400円
A5判・上製・352頁
ISBN978-4-8158-0862-4 C3033
在庫有り


「大分合同新聞」 [2017年4月23日付] から

日清戦争における日本外交
東アジアをめぐる国際関係の変容

日清戦争における日本外交

古結諒子著 『日清戦争における日本外交』 が、「大分合同新聞」 (2017年4月23日付) で紹介されました。日清戦争は東アジア国際関係の画期だった。しかしなぜそう言えるのか。宣戦布告までの過程で清韓宗属関係の解体を導き、下関条約の内容確定と三国干渉を含む履行プロセスで不平等条約体制の動揺と各国の相互関係の変質を促した日本外交の中核的役割を浮き彫りにし、戦争の位置づけを問い直す意欲作。

古結諒子 著
価格 5,400円
A5判・上製・284頁
ISBN978-4-8158-0857-0 C3021
在庫有り


『日伊文化研究』 [第55巻、2017年3月] から (評者: 三森のぞみ 氏)

訴える人びと
イタリア中世都市の司法と政治

訴える人びと

中谷惣著 『訴える人びと』 が、『日伊文化研究』 (第55巻、2017年3月、日伊協会) で紹介されました。ネッロに地代の支払いを求めたチェッコーロ、重税の免除を願い出たヤコポ、ジョヴァンニ、トゥーリ……。私的な利害に突き動かされて法廷に立つ市井の人びとが、その訴えを通して秩序に息を吹き込み、正義と公共善の結びあいを絶えず更新していく動態を、未踏査の裁判記録から明らかにします。

中谷 惣 著
価格 10,000円
A5判・上製・530頁
ISBN978-4-8158-0851-8 C3022
在庫有り


『図書新聞』 [第3301号、2017年4月29日付] から (評者: ヤマンラール水野美奈子 氏)
“世界の絨毯の文化史を俯瞰的に考察した大著”

絨毯が結ぶ世界
京都祇園祭インド絨毯への道

絨毯が結ぶ世界

鎌田由美子著 『絨毯が結ぶ世界』 が、『図書新聞』 (第3301号、2017年4月29日付、図書新聞) で紹介されました。京都祇園祭の山鉾に飾られている 「幻の絨毯」、それは世界とつながっていた。どこで制作され、いつ、どのようにして日本にもたらされたのか。絨毯の特徴やデザインから、国際流通・受容の実態までトータルに解明し、多数の魅力的な図版とともに、日本、インド、ヨーロッパを結ぶ絨毯の道をたどる、美のグローバル・ヒストリー。

鎌田由美子 著
価格 10,000円
A5判・上製・608頁
ISBN978-4-8158-0855-6 C3072
在庫有り


「河北新聞」 [2017年4月16日付] から

日清戦争における日本外交
東アジアをめぐる国際関係の変容

日清戦争における日本外交

古結諒子著 『日清戦争における日本外交』 が、「河北新聞」 (2017年4月16日付) で紹介されました。日清戦争は東アジア国際関係の画期だった。しかしなぜそう言えるのか。宣戦布告までの過程で清韓宗属関係の解体を導き、下関条約の内容確定と三国干渉を含む履行プロセスで不平等条約体制の動揺と各国の相互関係の変質を促した日本外交の中核的役割を浮き彫りにし、戦争の位置づけを問い直す意欲作。

古結諒子 著
価格 5,400円
A5判・上製・284頁
ISBN978-4-8158-0857-0 C3021
在庫有り


『史学研究』 [第292号] から (評者: 久保茉莉子 氏)

中国近世の罪と罰
犯罪・警察・監獄の社会史

中国近世の罪と罰

太田出著 『中国近世の罪と罰』 が、『史学研究』 (第292号、広島史学研究会) で紹介されました。人口爆発、商品経済化、人とモノの移動の激化に伴い急増した犯罪は、清代中国をどう変えていったのか。犯罪、警察、監獄の実態を初めて包括的に描きだし、中国近世社会史の大きな欠落を埋めるとともに、その独自の治安システムの展開を捉えて世界史のなかに位置づけた瞠目の成果。

太田 出 著
価格 7,200円
A5判・上製・508頁
ISBN978-4-8158-0818-1 C3022
在庫有り


『出版ニュース』 [2017年4月中旬号] から

イブン・バットゥータと境域への旅
『大旅行記』 をめぐる新研究

イブン・バットゥータと境域への旅

家島彦一著 『イブン・バットゥータと境域への旅』 が、『出版ニュース』 (2017年4月中旬号、出版ニュース社) で紹介されました。中国、インド、北方ユーラシア、アフリカなど、イスラーム世界の海・陸の 「境域」 情報を伝える 『大旅行記』 は、まさに記録史料の宝庫と呼ぶにふさわしい。なぜ巡礼を超えて未知なる驚異の領域へと踏み込んでいったのか。その足跡と写本を追って世界を旅し、完訳を成し遂げた碩学による新たな到達点。

家島彦一 著
価格 5,800円
A5判・上製・480頁
ISBN978-4-8158-0861-7 C3022
在庫有り


『アメリカ研究』 [第51号、2017年3月] から (評者: 横山 良 氏)

アメリカを創る男たち
ニューヨーク建設労働者の生活世界と 「愛国主義」

アメリカを創る男たち

南修平著 『アメリカを創る男たち』 が、『アメリカ研究』 (第51号、2017年3月、アメリカ学会) で紹介されました。彼らはなぜ 「U・S・A!」 と叫ぶのか ——。ヴェトナム戦争時の暴動からWTCの再建現場まで、その 「愛国主義的」 な行動が注目されてきたニューヨークの建設労働者たち。インタヴュー資料をもとにその生活世界を内側から解明し、人種やジェンダーの境界が揺らぐ世紀を生きた人々の実像に迫ります。

南 修平 著
価格 6,300円
A5判・上製・376頁
ISBN978-4-8158-0811-2 C3022
在庫有り


「東京新聞」 [2017年4月2日付] から (評者: 小倉紀蔵 氏)

絶海の碩学
近世日朝外交史研究

絶海の碩学

池内敏著 『絶海の碩学』 が、「東京新聞」 (2017年4月2日付) で紹介されました。近世日朝関係のルートは朝鮮通信使にとどまらない。その外交を最前線でささえた京都五山僧の役割と実像を、訳官使の往来、釜山倭館との関係、漂流民送還や詩文絵画・産品のやりとりなど、広い視野でとらえて日朝外政システムの全体像を解明、東アジア国際秩序の理解を大きく書き換えます。

池内 敏 著
価格 6,800円
A5判・上製・512頁
ISBN978-4-8158-0866-2 C3021
在庫有り


「山梨日日新聞」 [2017年4月2日付] 他2紙から

日清戦争における日本外交
東アジアをめぐる国際関係の変容

日清戦争における日本外交

古結諒子著 『日清戦争における日本外交』 が、「山梨日日新聞」「日本海新聞」「熊本日日新聞」 (2017年4月2日付) で紹介されました。日清戦争は東アジア国際関係の画期だった。しかしなぜそう言えるのか。宣戦布告までの過程で清韓宗属関係の解体を導き、下関条約の内容確定と三国干渉を含む履行プロセスで不平等条約体制の動揺と各国の相互関係の変質を促した日本外交の中核的役割を浮き彫りにし、戦争の位置づけを問い直す意欲作。

古結諒子 著
価格 5,400円
A5判・上製・284頁
ISBN978-4-8158-0857-0 C3021
在庫有り


『陶説』 [第769号、2017年4月] から (評者: 松村有希子 氏)

陶芸のジャポニスム

陶芸のジャポニスム

今井祐子著 『陶芸のジャポニスム』 が、『陶説』 (第769号、2017年4月、日本陶磁協会) で紹介されました。見出された新たな美 ——。ヨーロッパからアメリカまで、多様な作陶家・美術商・収集家らを魅了した 「陶芸のジャポニスム」。海を越えた日本陶磁や陶器書を手がかりに、美意識や造形が大きく転換・深化していくプロセスを跡づけ、やきものをめぐるグローバルな芸術文化史を描き出します。

今井祐子 著
価格 7,800円
A5判・上製・760頁
ISBN978-4-8158-0854-9 C3071
在庫有り


『イギリス哲学研究』 [第40号、2017年3月] から (評者: 中野安章 氏)

リヴァイアサンと空気ポンプ
ホッブズ、ボイル、実験的生活

リヴァイアサンと空気ポンプ

スティーヴン・シェイピン他著 『リヴァイアサンと空気ポンプ』 (吉本秀之監訳) が、『イギリス哲学研究』 (第40号、2017年3月、日本イギリス哲学会) で紹介されました。実験で得られた知識は、信頼できるのか。空気ポンプで真空実験を繰り返したボイルと、実験という営みに疑いをもったホッブズ。二人の論争を手がかりに、内戦から王政復古期にかけての政治的・社会的文脈の中で、実験科学の形成を捉え直した名著、待望の邦訳。

スティーヴン・シェイピン/サイモン・シャッファー 著
吉本秀之 監訳
柴田和宏/坂本邦暢 訳
価格 5,800円
A5判・上製・454頁
ISBN978-4-8158-0839-6 C3040
在庫有り


『UP』 [第534号、2017年4月] から (評者: 鶴見太郎 氏)

現代ロシア経済
資源・国家・企業統治

現代中国の産業集積

安達祐子著 『現代ロシア経済』 が、『UP』 (第534号、2017年4月、東京大学出版会) で紹介されました。ソ連解体からエリツィンを経てプーチン体制へ、未曾有の経済危機から新興国へと成長したロシア経済を、資源のみならず、独自のガバナンスの重要性に着目して包括的に叙述、移行経済におけるインフォーマルな国家・企業間関係の決定的意味を捉え、ロシア型資本主義の特質に迫ります。

安達祐子 著
価格 5,400円
A5判・上製・424頁
ISBN978-4-8158-0828-0 C3033
在庫有り


「読売新聞」 [2017年4月2日付] から (評者: 出口治明 氏)
“遊行の地だった辺境”

イブン・バットゥータと境域への旅
『大旅行記』 をめぐる新研究

イブン・バットゥータと境域への旅

家島彦一著 『イブン・バットゥータと境域への旅』 が、「読売新聞」 (2017年4月2日付) で紹介されました。中国、インド、北方ユーラシア、アフリカなど、イスラーム世界の海・陸の 「境域」 情報を伝える 『大旅行記』 は、まさに記録史料の宝庫と呼ぶにふさわしい。なぜ巡礼を超えて未知なる驚異の領域へと踏み込んでいったのか。その足跡と写本を追って世界を旅し、完訳を成し遂げた碩学による新たな到達点。

家島彦一 著
価格 5,800円
A5判・上製・480頁
ISBN978-4-8158-0861-7 C3022
在庫有り


『総合文化研究』 [第20号、2017年3月] から (評者: 鈴木 聡 氏)

リヴァイアサンと空気ポンプ
ホッブズ、ボイル、実験的生活

リヴァイアサンと空気ポンプ

スティーヴン・シェイピン他著 『リヴァイアサンと空気ポンプ』 (吉本秀之監訳) が、『総合文化研究』 (第20号、2017年3月、東京外国語大学総合文化研究所) で紹介されました。実験で得られた知識は、信頼できるのか。空気ポンプで真空実験を繰り返したボイルと、実験という営みに疑いをもったホッブズ。二人の論争を手がかりに、内戦から王政復古期にかけての政治的・社会的文脈の中で、実験科学の形成を捉え直した名著、待望の邦訳。

スティーヴン・シェイピン/サイモン・シャッファー 著
吉本秀之 監訳
柴田和宏/坂本邦暢 訳
価格 5,800円
A5判・上製・454頁
ISBN978-4-8158-0839-6 C3040
在庫有り


『昭和文学研究』 [第74集、2017年3月] から (評者: 生方智子 氏)

彼女たちの文学
語りにくさと読まれること

彼女たちの文学

飯田祐子著 『彼女たちの文学』 が、『昭和文学研究』 (第74集、2017年3月、昭和文学会)で紹介されました。女性作家は 〈女性〉 を代表しない ——。〈女性〉 へと呼びかけられ、亀裂の感覚を生きながら、彼女たちはいかに語ってきたのか。田村俊子、野上弥生子、宮本百合子、尾崎翠、林芙美子、円地文子、田辺聖子、松浦理英子、水村美苗、多和田葉子など、複数の読み手に曝されたマイノリティ文学として読みます。

飯田祐子 著
価格 5,400円
A5判・上製・376頁
ISBN978-4-8158-0835-8 C3095
在庫有り


『経済セミナー』 [第695号、2017年4・5月] から

ポスト・ケインズ派経済学
マクロ経済学の革新を求めて

ポスト・ケインズ派経済学

鍋島直樹著 『ポスト・ケインズ派経済学』 が、『経済セミナー』 (第695号、2017年4・5月、日本評論社)で紹介されました。資本主義経済の不安定性を解明したミンスキーなど、近年あらためて注目を集めるポスト・ケインズ派。その核心をなす貨幣・金融理論および成長・分配理論の着想源や展開過程を解き明かし、最新の動向を踏まえて学派の全体像に迫るとともに、新自由主義に代わる経済政策を展望する挑戦の書。

鍋島直樹 著
価格 5,400円
A5判・上製・352頁
ISBN978-4-8158-0862-4 C3033
在庫有り


『東洋史研究』 [第75巻第4号、2017年3月] から (評者: 森部 豊 氏)

東西ウイグルと中央ユーラシア

東西ウイグルと中央ユーラシア

森安孝夫著 『東西ウイグルと中央ユーラシア』 が、『東洋史研究』 (第75巻第4号、2017年3月、東洋史研究会) で紹介されました。世界史において中央ユーラシア世界が果たした巨大な役割を明らかにすることで、新たなシルクロード史観を構築。東西ウイグルの興亡から、商業ネットワークと交易品、マニ教・仏教の展開まで、現地の多様な出土文書・碑文や美術・考古資料に基づき、漢文史料などを相対化、激動の時代を描く集大成の書。

森安孝夫 著
価格 16,000円
菊判・上製・864頁
ISBN978-4-8158-0792-4 C3022
在庫有り


『東洋史研究』 [第75巻第4号、2017年3月] から (評者: 高遠拓兒 氏)

中国近世の罪と罰
犯罪・警察・監獄の社会史

中国近世の罪と罰

太田出著 『中国近世の罪と罰』 が、『東洋史研究』 (第75巻第4号、2017年3月、東洋史研究会) で紹介されました。人口爆発、商品経済化、人とモノの移動の激化に伴い急増した犯罪は、清代中国をどう変えていったのか。犯罪、警察、監獄の実態を初めて包括的に描きだし、中国近世社会史の大きな欠落を埋めるとともに、その独自の治安システムの展開を捉えて世界史のなかに位置づけた瞠目の成果。

太田 出 著
価格 7,200円
A5判・上製・508頁
ISBN978-4-8158-0818-1 C3022
在庫有り


「上毛新聞」 [2017年3月12日付] から

陶芸のジャポニスム

陶芸のジャポニスム

今井祐子著 『陶芸のジャポニスム』 が、「上毛新聞」 (2017年3月12日付) で紹介されました。見出された新たな美——。ヨーロッパからアメリカまで、多様な作陶家・美術商・収集家らを魅了した 「陶芸のジャポニスム」。海を越えた日本陶磁や陶器書を手がかりに、美意識や造形が大きく転換・深化していくプロセスを跡づけ、やきものをめぐるグローバルな芸術文化史を描き出します。

今井祐子 著
価格 7,800円
A5判・上製・760頁
ISBN978-4-8158-0854-9 C3071
在庫有り


『歴史学研究』 [第956号、2017年4月] から (評者: 永島 剛 氏)

病原菌と国家
ヴィクトリア時代の衛生・科学・政治

病原菌と国家

小川眞里子著 『病原菌と国家』 が、『歴史学研究』 (第956号、2017年4月、歴史学研究会) で紹介されました。19世紀に相次いで産声を上げた、公衆保健と実験医学。イギリスでは、前者は数々の施策を経て国家医学から帝国医学へと至り、後者は感染症の病因探求の中で進化論を組み込みながら独自の展開を遂げた。本書はそれらの全体像と相互の関係を初めて示し、社会と医学の関係を問い直します。

小川眞里子 著
価格 6,300円
A5判・上製・488頁
ISBN978-4-8158-0826-6 C3022
在庫有り


『歴史評論』 [第804号、2017年4月] から (評者: 酒井裕美 氏)

近代アジア市場と朝鮮
開港・華商・帝国

近代アジア市場と朝鮮

石川亮太著 『近代アジア市場と朝鮮』 が、『歴史評論』 (第804号、2017年4月、歴史科学協議会) で紹介されました。中国・日本に続く朝鮮開港がアジア経済に与えたインパクトとは。いち早く開港場ネットワークを作り上げた華商の重要性を新たな資料から解明、徹底した実証により朝鮮経済をグローバル・ヒストリーに位置づけるとともに、在来経済との関係、植民地化の過程にも新たな光をなげかけます。

石川亮太 著
価格 7,200円
A5判・上製・568頁
ISBN978-4-8158-0832-7 C3022
在庫有り


『アジア経済』 [第58巻第1号、2017年3月] から (評者: 中兼和津次 氏)

現代ロシア経済
資源・国家・企業統治

現代中国の産業集積

安達祐子著 『現代ロシア経済』 が、『アジア経済』 (第58巻第1号、2017年3月、ジェトロ・アジア経済研究所) で紹介されました。ソ連解体からエリツィンを経てプーチン体制へ、未曾有の経済危機から新興国へと成長したロシア経済を、資源のみならず、独自のガバナンスの重要性に着目して包括的に叙述、移行経済におけるインフォーマルな国家・企業間関係の決定的意味を捉え、ロシア型資本主義の特質に迫ります。

安達祐子 著
価格 5,400円
A5判・上製・424頁
ISBN978-4-8158-0828-0 C3033
在庫有り


『アジア経済』 [第58巻第1号、2017年3月] から (評者: 大原盛樹 氏)

現代中国の産業集積
「世界の工場」 とボトムアップ型経済発展

現代中国の産業集積

伊藤亜聖著 『現代中国の産業集積』 が、『アジア経済』 (第58巻第1号、2017年3月、ジェトロ・アジア経済研究所) で紹介されました。中国経済の急成長をもたらした真の強みとは。各地に叢生した産業集積の圧倒的な役割に着目、「百均のふるさと」 義烏などを徹底的に踏査して、その競争力の源泉を摑み出します。安易な中国経済終焉論を斥け、絶え間なく生まれ変わっていくダイナミックな姿を鮮やかに捉えた俊英の力作。

伊藤亜聖 著
価格 5,400円
A5判・上製・232頁
ISBN978-4-8158-0823-5 C3033
在庫有り


『経営史学』 [第51巻第4号、2017年3月] から (評者: 岩間俊彦 氏)

投資社会の勃興
財政金融革命の波及とイギリス

投資社会の勃興

坂本優一郎著 『投資社会の勃興』 が、『経営史学』 (第51巻第4号、2017年3月、経営史学会) で紹介されました。イギリスで、投資はいかにして中流の人びとや労働者層・女性にまでいきわたったのか。政治・社会・文化・経済の幅広い文脈で生じた革新の全体像を、ヨーロッパ・アメリカへの拡大も視野に捉え、投資社会化がもたらした衝撃と、今日まで続くその構造を見事に浮き彫りにした注目の研究。

坂本優一郎 著
価格 6,400円
A5判・上製・496頁
ISBN978-4-8158-0802-0 C3022
在庫有り


『経営史学』 [第51巻第4号、2017年3月] から (評者: 平井岳哉 氏)

日本の石油化学産業
勃興・構造不況から再成長へ

日本の石油化学産業

平野創著 『日本の石油化学産業』 が、『経営史学』 (第51巻第4号、2017年3月、経営史学会) で紹介されました。世界有数の巨大産業の誕生から今日までを、初めて通史として捉えた産業史の決定版。急速な成長と生産過剰のメカニズムを鋭く分析、政府による産業規制の理解を書き換えるとともに、世界的高シェア企業の叢生など、変容する日本の石油化学産業の新たな潮流も描き出します。

平野 創 著
価格 5,800円
A5判・上製・408頁
ISBN978-4-8158-0842-6 C3033
在庫有り


『出版ニュース』 [2017年3月下旬号] から

中国の誕生
東アジアの近代外交と国家形成

中国の誕生

岡本隆司著 『中国の誕生』 が、『出版ニュース』 (2017年3月下旬号) で紹介されました。東アジア在来秩序を揺るがした明治日本の登場から、琉球、ヴェトナム、朝鮮、チベット、モンゴルへと続く属国・藩部の危機と再編を通して、現代中国の原型が浮かび上がる過程を詳述、万国公法などの翻訳概念の変容を手がかりに、誰も描きえなかった 「中国」 誕生の全体像に迫った渾身作。

岡本隆司 著
価格 6,300円
A5判・上製・562頁
ISBN978-4-8158-0860-0 C3022
在庫有り


『週刊読書人』 [第3181号、2017年3月17日] から (評者: 関 智英 氏)
“世界史的課題を、日本外交史の材料から論じた優れた成果”

日清戦争における日本外交
東アジアをめぐる国際関係の変容

日清戦争における日本外交

古結諒子著 『日清戦争における日本外交』 が、『週刊読書人』 (第3181号、2017年3月17日、読書人) で紹介されました。日清戦争は東アジア国際関係の画期だった。しかしなぜそう言えるのか。宣戦布告までの過程で清韓宗属関係の解体を導き、下関条約の内容確定と三国干渉を含む履行プロセスで不平等条約体制の動揺と各国の相互関係の変質を促した日本外交の中核的役割を浮き彫りにし、戦争の位置づけを問い直す意欲作。

古結諒子 著
価格 5,400円
A5判・上製・284頁
ISBN978-4-8158-0857-0 C3021
在庫有り


『化学史研究』 [第44巻第1号、2017年] から (評者: 中澤 聡 氏)

リヴァイアサンと空気ポンプ
ホッブズ、ボイル、実験的生活

リヴァイアサンと空気ポンプ

スティーヴン・シェイピン他著 『リヴァイアサンと空気ポンプ』 (吉本秀之監訳) が、『化学史研究』 (第44巻第1号、2017年、化学史学会) で紹介されました。実験で得られた知識は、信頼できるのか。空気ポンプで真空実験を繰り返したボイルと、実験という営みに疑いをもったホッブズ。二人の論争を手がかりに、内戦から王政復古期にかけての政治的・社会的文脈の中で、実験科学の形成を捉え直した名著、待望の邦訳。

スティーヴン・シェイピン/サイモン・シャッファー 著
吉本秀之 監訳
柴田和宏/坂本邦暢 訳
価格 5,800円
A5判・上製・454頁
ISBN978-4-8158-0839-6 C3040
在庫有り


『化学史研究』 [第44巻第1号、2017年] から (評者: 大野 誠 氏)

病原菌と国家
ヴィクトリア時代の衛生・科学・政治

病原菌と国家

小川眞里子著 『病原菌と国家』 が、『化学史研究』 (第44巻第1号、2017年、化学史学会) で紹介されました。19世紀に相次いで産声を上げた、公衆保健と実験医学。イギリスでは、前者は数々の施策を経て国家医学から帝国医学へと至り、後者は感染症の病因探求の中で進化論を組み込みながら独自の展開を遂げた。本書はそれらの全体像と相互の関係を初めて示し、社会と医学の関係を問い直します。

小川眞里子 著
価格 6,300円
A5判・上製・488頁
ISBN978-4-8158-0826-6 C3022
在庫有り


『社会経済史学』 [第82巻第4号、2017年2月] から (評者: 岸本美緒 氏)

大分岐
中国、ヨーロッパ、そして近代世界経済の形成

大分岐

K・ポメランツ著 『大分岐』 (川北稔監訳) が、『社会経済史学』 (第82巻第4号、2017年2月、社会経済史学会) で紹介されました。驚くほど似ていた一つの世界 ——。東アジアでも西ヨーロッパでも、発達した市場経済は生態環境の制約に直面していた。なぜ西欧だけが大きく分岐していったのか。今日にいたる世界経済の根源的な謎を明らかにし、新しい歴史像を提示したグローバルヒストリーの代表作、遂に邦訳。

K.ポメランツ 著
川北 稔 監訳
価格 5,500円
A5判・上製・456頁
ISBN978-4-8158-0808-2 C3022
在庫有り


『経済史研究』 [第20号、2017年1月] から (評者: 金澤周作 氏)

投資社会の勃興
財政金融革命の波及とイギリス

投資社会の勃興

坂本優一郎著 『投資社会の勃興』 が、『経済史研究』 (第20号、2017年1月、大阪経済大学日本経済史研究所) で紹介されました。イギリスで、投資はいかにして中流の人びとや労働者層・女性にまでいきわたったのか。政治・社会・文化・経済の幅広い文脈で生じた革新の全体像を、ヨーロッパ・アメリカへの拡大も視野に捉え、投資社会化がもたらした衝撃と、今日まで続くその構造を見事に浮き彫りにした注目の研究。

坂本優一郎 著
価格 6,400円
A5判・上製・496頁
ISBN978-4-8158-0802-0 C3022
在庫有り


『史苑』 [第77巻第1号、2017年] から (評者: 一ノ瀬佳也 氏)

投資社会の勃興
財政金融革命の波及とイギリス

投資社会の勃興

坂本優一郎著 『投資社会の勃興』 が、『史苑』 (第77巻第1号、2017年、立教大学史学会) で紹介されました。イギリスで、投資はいかにして中流の人びとや労働者層・女性にまでいきわたったのか。政治・社会・文化・経済の幅広い文脈で生じた革新の全体像を、ヨーロッパ・アメリカへの拡大も視野に捉え、投資社会化がもたらした衝撃と、今日まで続くその構造を見事に浮き彫りにした注目の研究。

坂本優一郎 著
価格 6,400円
A5判・上製・496頁
ISBN978-4-8158-0802-0 C3022
在庫有り


「読売新聞」 [2017年3月12日付] から (評者: 苅部 直 氏)
“現代外交に投じる警告”

中国の誕生
東アジアの近代外交と国家形成

中国の誕生

岡本隆司著 『中国の誕生』 が、「読売新聞」 (2017年3月12日付) で紹介されました。東アジア在来秩序を揺るがした明治日本の登場から、琉球、ヴェトナム、朝鮮、チベット、モンゴルへと続く属国・藩部の危機と再編を通して、現代中国の原型が浮かび上がる過程を詳述、万国公法などの翻訳概念の変容を手がかりに、誰も描きえなかった 「中国」 誕生の全体像に迫った渾身作。

岡本隆司 著
価格 6,300円
A5判・上製・562頁
ISBN978-4-8158-0860-0 C3022
在庫有り


「読売新聞」 [2017年3月5日付] から (評者: 奈良岡聰智 氏)

人種戦争という寓話
黄禍論とアジア主義

人種戦争という寓話

廣部泉著 『人種戦争という寓話』 が、「読売新聞」 (2017年3月5日付) で紹介されました。欧州発のアジア連合脅威論は、西海岸に押し寄せる移民への視線と結びつき、アメリカを 「黄禍」 の不安に陥れた。ジャーナリズムを介して増幅していく人種主義的言説は、鏡像たるアジア主義と作用し合い、日米関係にいかなる影響を及ぼしたのか。丹念な資料調査により描き出した力作。

廣部 泉 著
価格 5,400円
A5判・上製・294頁
ISBN978-4-8158-0858-7 C3031
在庫有り


「産経新聞」 [2017年2月26日付] から (評者: 橋本順光 氏)
“大戦での政策 世論に影響された日本と冷静さ保った米国対比”

人種戦争という寓話
黄禍論とアジア主義

人種戦争という寓話

廣部泉著 『人種戦争という寓話』 が、「産経新聞」 (2017年2月26日付) で紹介されました。欧州発のアジア連合脅威論は、西海岸に押し寄せる移民への視線と結びつき、アメリカを 「黄禍」 の不安に陥れた。ジャーナリズムを介して増幅していく人種主義的言説は、鏡像たるアジア主義と作用し合い、日米関係にいかなる影響を及ぼしたのか。丹念な資料調査により描き出した力作。

廣部 泉 著
価格 5,400円
A5判・上製・294頁
ISBN978-4-8158-0858-7 C3031
在庫有り


『図書新聞』 [第3294号、2017年3月11日] から (評者: 道重一郎 氏)
“イギリス 「農学」 の形成と展開 経験的 「知」 の制度化の歴史を解明する”

農の科学史
イギリス 「所領知」 の革新と制度化

農の科学史

並松信久著 『農の科学史』 が、『図書新聞』 (第3294号、2017年3月11日、図書新聞) で紹介されました。ローカルな知は科学となるのか ——。農業は古来、多くの地域で主要産業であった。工業化が進む中、諸科学と葛藤しつつ 「農学」 を成立させていく多元的な知と制度の展開を、啓蒙時代から20世紀まで、イギリス社会の文脈で描きます。科学史と農業史を架橋し、間文化的な示唆を与える労作。

並松信久 著
価格 6,300円
A5判・上製・480頁
ISBN978-4-8158-0853-2 C3061
在庫有り


『週刊読書人』 [第3179号、2017年3月3日] から (評者: 冨田康子 氏)
“異文化体験の歴史学 一編の書物がつむいだもう一つのジャポニスム”

陶芸のジャポニスム

陶芸のジャポニスム

今井祐子著 『陶芸のジャポニスム』 が、『週刊読書人』 (第3179号、2017年3月3日、読書人) で紹介されました。見出された新たな美——。ヨーロッパからアメリカまで、多様な作陶家・美術商・収集家らを魅了した 「陶芸のジャポニスム」。海を越えた日本陶磁や陶器書を手がかりに、美意識や造形が大きく転換・深化していくプロセスを跡づけ、やきものをめぐるグローバルな芸術文化史を描き出します。

今井祐子 著
価格 7,800円
A5判・上製・760頁
ISBN978-4-8158-0854-9 C3071
在庫有り


『西洋史学』 [第262号、2016年] から (評者: 見市雅俊 氏)

病原菌と国家
ヴィクトリア時代の衛生・科学・政治

病原菌と国家

小川眞里子著 『病原菌と国家』 が、『西洋史学』 (第262号、2016年、日本西洋史学会) で紹介されました。19世紀に相次いで産声を上げた、公衆保健と実験医学。イギリスでは、前者は数々の施策を経て国家医学から帝国医学へと至り、後者は感染症の病因探求の中で進化論を組み込みながら独自の展開を遂げた。本書はそれらの全体像と相互の関係を初めて示し、社会と医学の関係を問い直します。

小川眞里子 著
価格 6,300円
A5判・上製・488頁
ISBN978-4-8158-0826-6 C3022
在庫有り

年度別書評一覧

近刊案内

2018年12月21日出来予定

ロボットに倫理を教える

ウェンデル・ウォラック/コリン・アレン 著
岡本慎平・久木田水生 訳
A5判・上製・384頁
価格  4,500円
ISBN 978-4-8158-0927-0
Cコード 3010

2019年1月10日出来予定

台湾外交の形成

清水 麗 著
A5判・上製・344頁
価格  5,400円
ISBN 978-4-8158-0935-5
Cコード 3031

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