書籍紹介

歴史・経済

アジア経済史研究入門

水島 司・加藤 博・久保 亨・島田竜登 編

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価格 3,800円
判型 A5判・並製
ページ数 390頁
刊行年月日 2015年
在庫状況 在庫有り
ISBNコード 978-4-8158-0816-7
Cコード C3022

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書籍の内容

アジア経済の今日の興隆を導いたものとは何か? 長期・広域にわたる経済社会の展開を知るための重要文献を平易に解説、多様性と共通性をともに浮かび上がらせ、アジア経済再興の歴史的淵源を考える。第一線の執筆陣が初めてその全体像を描き出した最良の入門書。


執筆者一覧

《責任編集》
 水島 司

《編 者》
 加藤 博  久保 亨  島田竜登

《執筆者》  (50音順)
 石川亮太  岩﨑一郎  岩﨑葉子  宇山智彦  太田信宏  大月康弘  加納啓良
 岸本美緒  後藤  晃  畑守泰子  古田和子  松井真子  三田昌彦  宮澤知之
 宮田敏之  柳澤  悠


書籍の目次

序 章 アジア経済史とグローバル・ヒストリー
    歴史統計 / 経済発展の多径路性 / 生活水準 / 地域経済圏 / ネットワーク /
    勤勉革命 / 東インド会社・商社・銀行・幣制 / 製造業・経営・技術・労働 /
    物産・商品 / 疫病・環境

  第Ⅰ部 東アジア

第1章 前近代Ⅰ:春秋~元 —— 14世紀以前
    はじめに
    1 生 産 —— 農村の経済関係と諸産業
      地域開発・定住と人口動態 / 土地制度 / 農業技術と経営 / 水利と耕地 /
      その他の諸産業
    2 流 通
      商品流通・商人の存在形態・商業組織 / 貨幣・有価証券・貨幣経済 / 交通
      —— 漕運と海運 / 貿易 —— 日中貿易・南海貿易・東西貿易
    3 財 政
      中央財政と地方 / 税と役 —— 田賦・徭役・課利・都市課税 / 財政的物流 /
      財政原理

第2章 前近代Ⅱ:明代・清代前期 —— 14~18世紀
    はじめに
    1 経済規模の拡大 —— 人口・生産・環境
      人口・移住 / 生産
    2 貨幣経済の展開 —— 市場・流通
      物流・交通 / 貿易・貨幣 / 市場
    3 経済秩序の再編 —— 財政・経済政策
      賦役制度 / 財政・社会政策

第3章 近現代Ⅰ:19~20世紀初頭
    はじめに
    1 転換期の経済 —— 人口・環境・移住・生産
      人口・環境・移住・生活水準 / 生産
    2 市場の変容と広域経済・世界経済の展開 —— 市場・流通・経済秩序
      市場・流通・貿易 / 辺境・対外関係・広域経済秩序 / 市場秩序・商人
      組織・都市社会史
    3 帝国経済の変容 —— 貨幣・金融・財政・中央と地方
      貨幣・金融 / 財政・中央と地方

第4章 近現代Ⅱ:20~21世紀
    はじめに
    1 工業化の急展開 —— 生産・人口・環境
      工業史 / 農業史 / 人口史 / 環境史
    2 開かれゆく市場 —— 市場・流通・金融
      広域的な市場圏の成立 / 市場構造への歴史的接近 / 貿易史・対外経済
      関係史・通貨金融史
    3 国民国家への道 —— 経済財政政策
      経済行政と経済法制 / 財政 / 全般的趨勢

第5章 古代~現代:朝 鮮
    はじめに
    1 統一新羅・高麗時代
      統一新羅時代 / 高麗時代
    2 「伝統社会」の成立 —— 朝鮮時代
      農業と土地制度 / 財政・商業と対外交易 / 数量経済史
    3 国際社会への開放と衝撃
      貿易と国際分業 / 市場と商業・商人 / 財政・通貨 / 農業と土地制度
    4 植民地支配と独立
      経済成長 / 農業 / 工業化と労働者・企業 / 国外移動と動員 / 解放後
      への展望

  第Ⅱ部 南アジア

第6章 前近代Ⅰ:インダス文明~12世紀
    はじめに
    1 インダス文明
      都市文明の特質と交易 / インダス文明からガンジス文明へ
    2 古代 —— 前1000~後600年
      経済史と国家システム / ヴァルナ制 / 鉄器と農業 / 都市と商業 /
      インド洋交易
    3 中世初期 —— 600~1200年
      経済史 / 国家システム / ヴァルナ制とジャーティ / 農業と土地制度 /
      都市と交易 / 貨幣 / 仏教・イスラムの拡大と交易 —— 10~11世紀の
      画期

第7章 前近代Ⅱ:13~18世紀
    はじめに
    1 デリー・スルタン朝期 —— 13~16世紀前半
      地租徴収体制と財政 / 農業と手工業 / 都市と交易
    2 ムガル朝期 —— 16世紀前半~17世紀
      地租徴収体制と貨幣制度 / 海陸遠距離交易の活況 / 商業と金融業の発展
      / 手工業と農業 / 近世世界経済の中のインド
    3 ポスト・ムガル朝期 —— 18世紀
      ムガル朝衰退と海上交易の変動 / 地域政権と商品・貨幣経済の深化

第8章 近現代Ⅰ:18世紀~第一次世界大戦
    はじめに
    1 植民地体制への移行期 —— 18世紀半ば~19世紀前半
      18世紀論争 / 中間者論
    2 植民地体制の確立期 —— 19世紀前半~1870年代
      東インド会社と交易活動 / 生産活動 / 人口と環境変動 / 工業生産 /
      商業と金融
    3 民族資本の成長期 —— 1870年代~第一次世界大戦前後
      インフラストラクチャーの整備 / 貿易と農業生産 / 工業生産と資本家
      / 人口と移民 / 農村社会と消費

第9章 近現代Ⅱ:第一次世界大戦以降
    はじめに
    1 第一次世界大戦後の農村・農業社会と工業発展
      農業の停滞と農村社会の中の胎動 / 工業化への胎動 / 在来工業、中小・
      零細企業の展開
    2 独立インドの経済社会の発展と変容 —— 工業・サービス業の発展を中心に
      国家主導の輸入代替工業化 / 工業発展の減速・「高コスト経済」化と新産
      業の育成 / インフォーマル工業の発展 / サービス産業の発展 / 経済自由
      化政策への転換と現代インドの経済と社会
    3 独立後インドの農業と農村社会
      農業生産の発展と「緑の革命」/ 土地改革と土地所有の変動 / 農村社会構造
      の変容 / 農村と都市・移動・教育

  第Ⅲ部 東南アジア

第10章 前近代:19世紀半ばまで
    はじめに
    1 自然環境と人口
      自然環境 / 人口
    2 古代・中世 —— 14世紀まで
      農業 / 商業・都市・貨幣
    3 「商業の時代」
      貿易 / 港市国家・都市 / 農業・山地 / 貨幣
    4 近代への胎動 —— 18~19世紀前半
      農業 / 華人 / 貿易 / 都市 / 労働・貨幣・その他

第11章 近現代Ⅰ:19世紀半ば~1930年代
    はじめに
    1 世界経済と東南アジア —— 植民地化・アジア間貿易・アジア太平洋市場圏
      アジア間貿易と東南アジア / 企業・通貨・華僑・印僑 / 東南アジアと日本
      / 農村社会・都市
    2 島嶼部東南アジアの経済
      英領マラヤ —— プランテーション型産業の展開 / 蘭領東インド ——
      プランテーション型産業と稲作経済の展開 / フィリピン —— プランテー
      ション型産業の展開・銀行業史・日本移民
    3 大陸部東南アジアの経済
      タイ —— 資本家形成、土地制度、交通、稲作経済の展開 / 英領ビルマ
      —— 稲作経済の展開 / 仏領インドシナ —— 稲作経済の展開

第12章 近現代Ⅱ:1930年代~21世紀初頭
    はじめに
    1 戦前・戦後にまたがる経済通史
      東南アジア全域の一般通史 / 農業史など / 英語文献 / 国別研究
    2 時期別の現代東南アジア経済史研究
      1930年代 / 日本軍占領期 / 第二次世界大戦後~1970年代初め頃 / 1970
      ~80年代 / 1990年代
    3 現状分析に関する近年の研究動向
      東南アジア全般 / フィリピン、インドネシアとマレーシア / インドシナ
      3国とミャンマー

  第Ⅳ部 西アジア・中央アジア

第13章 古代Ⅰ:古代オリエント —— 前4世紀まで
    はじめに
    1 農耕牧畜の開始と都市の成立
      農耕牧畜の開始 / 都市の成立
    2 メソポタミア文明圏の経済と社会
      初期王朝時代~ウル第三王朝時代 / 古バビロニア時代~アケメネス朝ペルシア
    3 エジプトの経済と社会
      統一国家の成立と灌漑 / 国家と神殿経済

第14章 古代Ⅱ:イスラム以前の西アジア
    はじめに
    1 ヘレニズム世界の経済社会 —— 前4~前1世紀
      オリエント世界のヘレニズム化 / ヘレニズム国家の経済と商業
    2 ローマ帝国の国家と経済 —— 前1~後4世紀
      ローマ帝国の起源 / ローマ帝国没落論 / 帝国の分裂
    3 ビザンツ帝国の経済構造 —— 4~7世紀
      中央集権的統治体制 / フィスカリテ —— 財政制度の抜本的整備 / 教会
      の体制内化と「個」の誕生

第15章 前近代:イスラム時代 —— 7~19世紀
    はじめに
    1 イスラム経済圏の形成と拡大
      ピレンヌ・テーゼとイスラム経済史 / 国際交易ネットワークの中のイスラム
      経済圏 / 技術革新と社会分業
    2 イスラム経済圏の特徴
      イスラムの経済ヴィジョン / 法と貨幣 / イスラムの経済思想
    3 イスラム経済圏の成熟と変革の兆し —— 15~19世紀初頭
      オスマン帝国 / サファヴィー朝 / 近世のイスラム経済史 / イスラム経済
      の衰退 / イスラム経済の特徴

第16章 近現代:西アジア —— 19~21世紀
    はじめに
    1 近代化と植民地化 —— 19世紀
      オスマン帝国(トルコ共和国成立まで)/ アラブ / イラン
    2 国民経済への道と体制選択 —— 20世紀
      トルコ / アラブ / イラン
    3 グローバルな市場経済の時代 —— 20世紀末~21世紀
      トルコ / アラブ / イラン

第17章 近現代:中央アジア —— 19~21世紀
    はじめに —— 前近代の概観
    1 ロシア帝国と中央アジア —— 19~20世紀初頭
      ロシアの進出と中央アジア社会の変容 / 統治制度と遊牧・農業経済
    2 社会主義時代の経済発展 —— 1917~91年
      計画経済体制下の産業開発 / 集団化政策と中央アジア農業
    3 ソ連崩壊と市場経済化への挑戦 —— 1992年~現在
      移行期の経済情勢 / 構造改革の全貌 / 世界経済への統合 / 市場経済化
      プロセスの諸相 / 金融・銀行改革からアラル海環境問題まで

文献一覧

付録(研究支援情報、共通項目索引)


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2018年12月21日出来予定

ロボットに倫理を教える

ウェンデル・ウォラック/コリン・アレン 著
岡本慎平・久木田水生 訳
A5判・上製・384頁
価格  4,500円
ISBN 978-4-8158-0927-0
Cコード 3010

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