2025年度受賞一覧
第25回(2025年)「人文地理学会学会賞」
カースト再考
バングラデシュのヒンドゥーとムスリム

杉江あい著『カースト再考』が、第25回(2025年)「人文地理学会学会賞」(人文地理学会主催)を受賞しました。宗教が異なれば社会のかたちも異なる、という図式は、本当に有効なのか。生活の場を介して、カーストを含む多様な集団が相互に交錯する過程を、宗教の別をこえてトータルに把握。物乞いや聖者など宗教横断的な主体も視野に、分裂した南アジア像が覆い隠してきたものをすくいだします。
杉江あい 著
税込7,920円/本体7,200円
A5判・上製・426頁
ISBN 978-4-8158-1112-9 C3022
在庫有り
第10回「日本南アジア学会賞」
カースト再考
バングラデシュのヒンドゥーとムスリム

杉江あい著『カースト再考』が、第10回「日本南アジア学会賞」(日本南アジア学会主催)を受賞しました。宗教が異なれば社会のかたちも異なる、という図式は、本当に有効なのか。生活の場を介して、カーストを含む多様な集団が相互に交錯する過程を、宗教の別をこえてトータルに把握。物乞いや聖者など宗教横断的な主体も視野に、分裂した南アジア像が覆い隠してきたものをすくいだします。
杉江あい 著
税込7,920円/本体7,200円
A5判・上製・426頁
ISBN 978-4-8158-1112-9 C3022
在庫有り
2025年「ノーベル経済学賞」
知識経済の形成
産業革命から情報化社会まで

『知識経済の形成』の著者であるジョエル・モキイア氏が、2025年「ノーベル経済学賞」を受賞されました。受賞理由となった成果が本書にまとめられています。[本書の内容]経済成長やイノベーションを持続させるものは何か。——「有用な知識」を軸に科学・技術と経済の歴史を架橋することで、ビッグ・クエスチョンに鮮やかな解を提示、西欧近代の再定位を図ると同時に、現代社会の行く末をも展望する注目の書。
ジョエル・モキイア 著
長尾伸一 監訳/伊藤庄一 訳
税込5,940円/本体5,400円
A5判・上製・410頁
ISBN 978-4-8158-0957-7 C3033
在庫有り
第37回「アジア・太平洋賞 特別賞」
憲法からみた韓国
「民主共和国」とは何か

國分典子著『憲法からみた韓国』が、第37回「アジア・太平洋賞 特別賞」(毎日新聞社、アジア調査会主催)を受賞しました。韓国政治を枠づけてきた憲法体制の変遷を日本ではじめて包括的に解明、激しい政治変動のなかでの憲法の試行錯誤を、民主と立憲をめぐる歴史的理解や憲法裁判所の役割からとらえるとともに、キャンドル・デモや政治の司法化として現れる民主主義の韓国固有のかたちにも迫る、渾身の成果。
國分典子 著
税込6,930円/本体6,300円
A5判・上製・430頁
ISBN 978-4-8158-1184-6 C3032
在庫有り
第16回(2025年)「田上穣治賞」
憲法からみた韓国
「民主共和国」とは何か

國分典子著『憲法からみた韓国』が、第16回(2025年)「田上穣治賞」(比較憲法学会主催)を受賞しました。韓国政治を枠づけてきた憲法体制の変遷を日本ではじめて包括的に解明、激しい政治変動のなかでの憲法の試行錯誤を、民主と立憲をめぐる歴史的理解や憲法裁判所の役割からとらえるとともに、キャンドル・デモや政治の司法化として現れる民主主義の韓国固有のかたちにも迫る、渾身の成果。
國分典子 著
税込6,930円/本体6,300円
A5判・上製・430頁
ISBN 978-4-8158-1184-6 C3032
在庫有り
第24回「アジア太平洋研究賞」

『中国共産党の神経系 —— 情報システムの起源・構造・機能』の著者である周俊先生が、第24回「アジア太平洋研究賞」(アジア太平洋フォーラム・淡路会議主催)を受賞されました。本書のもととなった論文での受賞です。【本書の内容】秘密主義のベールを乗り越える ——。毛沢東ら共産党中枢は、全知の支配者でも無知な指導者でもなかった。社会の実態を掴むべく形作られた制度はどのように作動したのか。今日にも通底する、一党支配下の情報収集・利用のあり方を膨大な史料により解明、中国政治の理解を一新する。
周 俊 著
税込6,930円/本体6,300円
A5判・上製・478頁
ISBN 978-4-8158-1152-5 C3031
在庫有り
第24回「アジア太平洋研究賞」

『「東洋」の変貌 —— 近代日本の美術史像とペルシア』の著者であるザヘラ・モハッラミプール先生が、第24回「アジア太平洋研究賞」(アジア太平洋フォーラム・淡路会議主催)を受賞されました。本書のもととなった論文での受賞です。【本書の内容】〈東洋芸術〉とは何か ——。近代日本において歴史像が刷新されるなかで、「東洋」は拡大・変容していった。ペルシア芸術を焦点として、伊東忠太・黒板勝美ら学術界、美術商や展覧会、メディア・思想などのグローバルな動向を結びつけ、今日の美術史が確立されていく過程を丹念に掘り起こした挑戦作。
ザヘラ・モハッラミプール 著
税込7,480円/本体6,800円
A5判・上製・430頁
ISBN 978-4-8158-1182-2 C3071
在庫有り
第46回(2025年度)「アジア経済研究所発展途上国研究奨励賞」
中国共産党の神経系
情報システムの起源・構造・機能

周俊著『中国共産党の神経系』が、第46回(2025年度)「アジア経済研究所発展途上国研究奨励賞」(ジェトロ・アジア経済研究所主催)を受賞しました。秘密主義のベールを乗り越える ——。毛沢東ら共産党中枢は、全知の支配者でも無知な指導者でもなかった。社会の実態を掴むべく形作られた制度はどのように作動したのか。今日にも通底する、一党支配下の情報収集・利用のあり方を膨大な史料により解明、中国政治の理解を一新します。
周 俊 著
税込6,930円/本体6,300円
A5判・上製・478頁
ISBN 978-4-8158-1152-5 C3031
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第38回(2025年)「日本産業技術史学会賞」
「後進国」日本の研究開発
電気通信工学・技師・ナショナリズム

河西棟馬著『「後進国」日本の研究開発』が、第38回(2025年)「日本産業技術史学会賞」(日本産業技術史学会主催)を受賞しました。「後進国」は、発明された技術の利用者にとどまるのか。鳥潟右一や八木秀次、松前重義など、移植や模倣を脱した戦前の技術者たちの系譜を、彼らを突き動かした要因や跳躍を可能にした条件ともども明らかにします。挫折した構想や時代的制約も見据え、技術史的達成を冷静に分析した気鋭の力作。
河西棟馬 著
税込6,380円/本体5,800円
A5判・上製・386頁
ISBN 978-4-8158-1168-6 C3021
在庫有り
第42回(2025年)「渋沢・クローデル賞本賞」
猫を愛でる近代
啓蒙時代のペットとメディア

貝原伴寛著『猫を愛でる近代』が、第42回(2025年)「渋沢・クローデル賞本賞」(日仏会館・読売新聞社主催)を受賞しました。かつては害獣対策はもちろん、薬用や祝祭の犠牲にも供されていた猫。なぜ、どのようにして「愛らしいペット」になったのか ——。啓蒙期フランスの科学・文学・美術を通して、「文明」の伴侶としての猫観の誕生に迫り、「ネコ好き」社会をもたらした、人々の感情の大転換を跡づけます。
貝原伴寛 著
税込6,930円/本体6,300円
A5判・上製・498頁
ISBN 978-4-8158-1172-3 C3022
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第9回(2025年)「経済学史学会賞」
社会をつくった経済学者たち
スウェーデン・モデルの構想から展開へ

藤田菜々子著『社会をつくった経済学者たち』が、第9回(2025年)「経済学史学会賞」(経済学史学会主催)を受賞しました。不況・戦争など直面する危機を乗り越え、福祉先進国の礎を築いた経済学者たち。ケンブリッジ学派と双璧をなしたスウェーデン経済学の全体像を、彼らの政治・世論との深いかかわりとともに初めて解明、福祉国家への合意を導いた決定的役割と、現代におけるその変容までを鮮やかに描き出します。
藤田菜々子 著
税込6,930円/本体6,300円
A5判・上製・438頁
ISBN 978-4-8158-1097-9 C3033
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2025年度「日本農業経済学会学術賞」
食の豊かさ 食の貧困
近現代日本における規範と実態

上田遥著『食の豊かさ 食の貧困』が、2025年度「日本農業経済学会学術賞」(日本農業経済学会主催)を受賞しました。「善き食生活」とは何か ——。「崩食」を背景として、栄養学や伝統・自然など多様な指針が乱立するいま、食の豊かさ/貧困をどう再定義するかが問われている。社会学と倫理学を結び合わせて「食潜在能力」の考え方を提示し、日本食文化の歴史的考察と現代の食卓調査から、私たちの食生活を問い直す力作。
上田 遥 著
税込5,940円/本体5,400円
A5判・上製・368頁
ISBN 978-4-8158-1166-2 C3036
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第115回(2025年度)「日本学士院賞」
日本綿業史
徳川期から日中開戦まで

『日本綿業史』の著者である阿部武司先生が、第115回(2025年度)「日本学士院賞」(日本学士院)を受賞されることが決定しました。受賞理由となった成果が、『日本綿業史』にまとめられています。【内容】明治の産業革命をリードし瞬く間に世界市場を制覇した日本綿紡績・織物業の競争力の源泉とは。近代的大紡績企業と、近世から続く農村織物産地や流通を担う問屋・商社などの連携による成長過程を初めて解明、衰退に向かう戦後も視野に、巨大産業の興隆を圧倒的な密度とスケールで描く決定版。
阿部武司 著
税込7,920円/本体7,200円
A5判・上製・692頁
ISBN 978-4-8158-1059-7 C3033
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第41回「大平正芳記念賞」
在日フィリピン人社会
1980~2020年代の結婚移民と日系人

高畑幸著『在日フィリピン人社会』が、第41回「大平正芳記念賞」(大平正芳記念財団主催)を受賞しました。バブル期に毎年数万人の流入をみたエンターテイナー世代から、ブラジル人に代わり急増する日系人まで、いまや幅広い世代と領域に広がり日本社会の一部となったフィリピン人たち。外国人労働者の先駆でもある一大エスニック集団の暮らしと語りに密着し、全体像を活き活きと描き出します。
高畑 幸 著
税込6,380円/本体5,800円
A5判・上製・326頁
ISBN 978-4-8158-1153-2 C3036
在庫有り
第41回「大平正芳記念賞」
インドネシア政治とイスラーム主義
ひとつの現代史

茅根由佳著『インドネシア政治とイスラーム主義』が、第41回「大平正芳記念賞」(大平正芳記念財団主催)を受賞しました。多様な宗教を包摂する「民主化の成功国」で、「不寛容」の烙印を押されたイスラーム主義者の系譜がなぜ人々を糾合できたのか。デモクラシーと排他性の間で揺れてきた彼らの活動を軸に、インドネシアにおける政治と宗教のダイナミズムを、独立期からSNSの時代まで総体的に捉え直した、俊英の力作。
茅根由佳 著
税込6,380円/本体5,800円
A5判・上製・282頁
ISBN 978-4-8158-1134-1 C3031
在庫有り

