2010年度受賞一覧

第17回 (2010年) 「社会政策学会学術賞」

労働時間の政治経済学
フランスにおけるワークシェアリングの試み

労働時間の政治経済学

清水耕一著 『労働時間の政治経済学』 が、このたび、第17回 (2010年) 「社会政策学会学術賞」 (社会政策学会) を受賞しました。フランスの週35時間労働制が雇用創出と労使関係に与えた効果について、1980年代から現在までの制度の追跡と、ルノーやトヨタ・フランスなどの実態調査によって、マクロとミクロ両面より分析します。

選考理由:
「…… 本書が注目に値するのは、賃金に比べてあまり注目されてこなかった労働時間の持つ重要性を浮き彫りにしたことである。著者は、労働時間問題が国全体の雇用問題とつながりを持ち、それゆえ政治上の問題となる一方で、個別の企業では生産のあり方をも左右するといったマクロ、ミクロの両面にわたる問題であったことを見事に描き出したのである。……」 (社会政策学会・ホームページの 「社会政策学会賞 選考委員報告」 より)

清水耕一 著
価格 6,600円
A5判・上製・414頁
ISBN 978-4-8158-0652-1  C3033
在庫有り


平成22年度 「吉田賞」

日中国交正常化の政治史

日中国交正常化の政治史

井上正也著 『日中国交正常化の政治史』 が、このたび、平成22年度 「吉田賞」 (財団法人吉田茂国際基金) を受賞しました。「不同意の同意」 へと至る20年の交渉を、台湾問題の決定的重要性や国内政治との相互連関を再評価して解明。友好史観、外的衝撃論、「二つの中国」 政策論などの通説を正すとともに、激しい外交闘争と和解の模索の両面からその政策過程を捉え直して、歴史的交渉の新たな全体像を描き出します。

井上正也 著
価格 8,400円
A5判・上製・702頁
ISBN 978-4-8158-0653-8  C3031
在庫有り


平成23年度 「日本農学賞」

アジアの在来家畜
家畜の起源と系統史

アジアの在来家畜

 『アジアの在来家畜』の執筆者である並河鷹夫先生、万年英之先生が、このたび、平成23年度 「日本農学賞」 (日本農学会)を受賞しました。アジアの在来家畜の起源・系統史研究と遺伝資源の先駆的汎利用が評価され、このたびの受賞となりました。その成果が、『アジアの在来家畜』にまとめられています。
 野生動物と近代品種とをつなぐ在来家畜は、家畜化の過程で動物と人に何が起こるかを考える上で重要であるとともに、品種造成の遺伝資源としても有用です。本書では、永年のアジア全域での実地調査を軸に、農学以外にも人類学・考古学等の知見を盛込み、12家畜種の系譜の全体像に迫ります。

在来家畜研究会 編
価格 9,500円
B5判・上製・494頁
ISBN 978-4-8158-0620-0  C3061
在庫有り


平成22年度「中小企業研究奨励賞・本賞」(経済部門)

「在日企業」の産業経済史
その社会的基盤とダイナミズム

「在日企業」の産業経済史

韓載香著『「在日企業」の産業経済史』が、このたび、平成22年度「中小企業研究奨励賞・本賞」(経済部門、財団法人商工総合研究所)を受賞しました。エスニック・マイノリティの経済発展を可能にするものとは何か? 在日韓国・朝鮮人による製造業・土木業・パチンコ産業などへの集中と、迅速な産業転換によるダイナミックな発展過程を、差別など既存の説明を乗り越えて鮮やかに解明、世界的視野で移民の経済理論に新たな展望を拓きます。

韓 載香 著
価格 6,000円
A5判・上製・464頁
ISBN 978-4-8158-0631-6  C3033
在庫有り


第7回 (平成22年度) 「日本学士院学術奨励賞」

アレクサンドロス変相
古代から中世イスラームへ

アレクサンドロス変相

『アレクサンドロス変相』の著者である山中由里子先生が、このたび、第7回 (平成22年度)「日本学士院学術奨励賞」(日本学士院)を受賞することが決定しました。これまで、中世中東世界におけるアレクサンドロス像の比較文化史的方法に基づく研究を続けてこられました。その成果が、『アレクサンドロス変相』にまとめられています。

受賞理由:
 「山中由里子氏の主著『アレクサンドロス変相 —— 古代から中世イスラームへ』が扱うのは、歴史と虚構の狭間の大王像受容の実態であり、それを導いた要因の解明です。山中氏はギリシア語、アラビア語、ペルシア語をはじめさまざまな言語で書かれた厖大な資料を渉猟し、大王言説の東方への伝播過程を辿るところから入ります。そして聖人、破壊者、哲人王等の「顔」に大王像を分け、夫々の顔が形成された時期や背景、その理由を多面的に問うています。この書は「巨大で入り組んだジグソーパズル」の約半分、主として政治権力に関わる部分の成果報告ですが、これだけで本文約40万字、注・文献としてそこにさらに26万字程度が加わる長大な著作です。
 アレクサンドロスなみに人間の能力の限界に挑む力業ながら、気宇広大にして史料の読みは深く、議論も周到、全体のレヴェルは高く、若手研究者がまさに範とすべき業績です。 」(日本学士院ウェブページより)

山中由里子 著
価格 8,400円
A5判・上製・588頁
ISBN 978-4-8158-0609-5  C3022
在庫有り


第7回 (平成22年度) 「日本学術振興会賞」

アレクサンドロス変相
古代から中世イスラームへ

アレクサンドロス変相

『アレクサンドロス変相』の著者である山中由里子先生が、このたび、第7回 (平成22年度)「日本学術振興会賞」(日本学術振興会)を受賞することが決定しました。これまで、中世中東世界におけるアレクサンドロス像の比較文化史的方法に基づく研究を続けてこられました。その成果が、『アレクサンドロス変相』にまとめられています。

受賞理由:
 「山中由里子氏はアレクサンドロス大王をめぐる多様な言説の歴史的展開の問題に取り組み、その言説をめぐるさまざまな伝承や風説こそが、それを生み出した時代の政治的、宗教的、イデオロギー的関心を反映していることを、比較文化史的に読みといてみせた。
 同氏は、アレクサンドロスをめぐる多様な言説が地域ごとにどのように形成されていったかを、ギリシア・ラテン語のみならず、パフラヴィー(中世ペルシャ)語・アラビア語・ペルシア語等の原典史料を駆使し、「アレクサンドロス物語」の生成と伝播の過程をたどりながら、明らかにした。このことを通じて、イスラーム古典期の知的営為、情報伝達の仕方、政治的背景を描き出して、イスラームの言説構築の流れを実証的に示してみせたのである。
 こうしたイスラーム世界におけるアレクサンドロス像の受容史的研究は、世界に例を見ず、その意欲的研究は今後も世界の学界に画期的知見をもたらすものと期待される。」(日本学術振興会ウェブページより)

山中由里子 著
価格 8,400円
A5判・上製・588頁
ISBN 978-4-8158-0609-5  C3022
在庫有り


第32回「サントリー学芸賞」(政治・経済部門)

中国返還後の香港
「小さな冷戦」と一国二制度の展開

中国返還後の香港

倉田徹著『中国返還後の香港』が、このたび、第32回「サントリー学芸賞」(政治・経済部門、サントリー文化財団)を受賞しました。香港は本当に中国に飲み込まれたのか?—— 返還以前の多くの悲観的予測を裏切り、安定した中国・香港関係が生み出されたメカニズムを、一国二制度下の政治・経済・社会情勢の推移から明快に分析、「高度な自治」と中港融合の実像を鋭く描き出します。中国政治と香港の行方を考える必読の1冊!

倉田 徹 著
価格 5,700円
A5判・上製・408頁
ISBN 978-4-8158-0624-8  C3031
在庫有り


第53回「日経・経済図書文化賞」

ものづくりの寓話
フォードからトヨタへ

ものづくりの寓話

和田一夫著『ものづくりの寓話』が、このたび、第53回「日経・経済図書文化賞」(日本経済研究センター)を受賞しました。トヨタの「原点」を問い直す —— 日本で自動車の大量生産はいかにして成し遂げられたのか? 誤解に満ちたフォード・システムの実態を明らかにすることからはじめ、その日本への導入について考察。事実を見つけ出し一つひとつ積み上げていくことで、出来合いのイメージの向こうから、トヨタが構築してきた生産方式のまったく新たな相貌が浮かび上がります。

和田一夫 著
価格 6,200円
A5判・上製・628頁
ISBN 978-4-8158-0621-7  C3034
在庫有り


第15回「日本比較文学会賞」

アレクサンドロス変相
古代から中世イスラームへ

アレクサンドロス変相

山中由里子著『アレクサンドロス変相』が、このたび、第15回「日本比較文学会賞」(日本比較文学会)を受賞しました。大王が征服した広大な地域に流布した伝承を、宗教・政治・歴史の分野にわたって、アラブ・ペルシアの多様なテクストにたどり、語りや図像の担い手たちが求めた「真実」に迫ります。アレクサンドロスが内包する本質と、古代世界の遺産を受けいれ再解釈していくムスリムの精神史をみごとに浮かび上がらせた力作です。

山中由里子 著
価格 8,400円
A5判・上製・588頁
ISBN 978-4-8158-0609-5  C3022
在庫有り


第9回「島田謹二記念学藝賞」

アレクサンドロス変相
古代から中世イスラームへ

アレクサンドロス変相

山中由里子著『アレクサンドロス変相』が、このたび、第9回「島田謹二記念学藝賞」(東大比較文學會)を受賞しました。大王が征服した広大な地域に流布した伝承を、宗教・政治・歴史の分野にわたって、アラブ・ペルシアの多様なテクストにたどり、語りや図像の担い手たちが求めた「真実」に迫ります。アレクサンドロスが内包する本質と、古代世界の遺産を受けいれ再解釈していくムスリムの精神史をみごとに浮かび上がらせた力作!

山中由里子 著
価格 8,400円
A5判・上製・588頁
ISBN 978-4-8158-0609-5  C3022
在庫有り

年度別受賞一覧

近刊案内

2017年10月25日出来予定

経済成長の日本史

高島正憲 著
A5判・上製・350頁
価格  5,400円
ISBN 978-4-8158-0890-7
Cコード 3033

2017年11月1日出来予定

イスラームのロシア

長縄宣博 著
A5判・上製・440頁
価格  6,800円
ISBN 978-4-8158-0888-4
Cコード 3022

近刊書籍の予約を受け付けております。予約をご希望の方は、上の「予約の受付ページへ」をクリックして受付ページへリンクしていただき、そこでご予約の手続きをお願いいたします。刊行次第、商品を発送いたします。

購入について

書籍を購入される方は以下の注文受付ページから必要事項をご記入の上ご注文下さい。

また、個別の書籍紹介ページ上からもご購入いただけます。ご購入に関する詳細については、下の「購入についての説明」をクリックして、説明をご覧ください。

その他の書籍購入方法

小会刊行の書籍は以下のオンラインショップでも取り扱っております。

お問い合わせ

書籍に関するお問い合わせ、その他のお問い合わせについては、下記のお問い合わせフォームよりお願いいたします。電話でのお問い合わせも受け付けております。

TEL:052-781-5027

FAX:052-781-0697


ページの先頭へ戻る