内 容
世界が違って見える。—— 概念は、思想家の身体を通して、ある時、ある場所で生まれ、受け手の身体を通して生を変えるだろう。ドゥルーズ、フーコー、ラカン、バルト、ガタリ、アガンベンらの、真に驚くべき概念たちとつきあい、それぞれの声や文体とともに、思想の核心を読みひらいた透徹の書。
目 次
はじめに
序 章 概念とは何か
第1章 生成変化(ドゥルーズ)
第2章 エピステーメー(フーコー)
第3章 ミクロ権力(フーコー)
第4章 シニフィアン(ラカン)
第5章 中立的なもの(バルト)
第6章 4つの言説(ラカン) —— ジャン・ウリの思い出に
第7章 リトルネッロ(ガタリ)
第8章 パレーシアと別の生(フーコー)
第9章 内在(ドゥルーズ)
第10章 残りの時(アガンベン)
終 章 新たな「絶対」としての宇宙の中で
あとがき
参考文献
事項索引
人名索引
書 評
『図書新聞』(2022年7月2日号、第3549号、評者:小林卓也氏)
関連書
『観念の歴史』 A.O. ラヴジョイ 著/鈴木信雄・内田成子・佐々木光俊・秋吉輝雄 訳