書籍の内容
異性装の少年俳優、男のような女たち、衣装のフェティシズム —— 近代初期英国の演劇と社会におけるジェンダー構築と主体形成の揺らぎを、当時の劇作品のみならず、医学書、パンフレット、法廷記録、肖像画などの資料を駆使して、性のパフォーマンスの視点から縦横に論じた前衛的研究。
書籍の目次
第1章 序 説
第2章 欲望を演技する
第3章 見る者の眼
第4章 わたしの名はギャニミード
第5章 男装のフェティシズム
第6章 男のような魔女
第7章 目に見える姿
〈解説〉 スティーヴン・オーゲルの批評的立場
訳者あとがき