内 容
本格的通史、ついに完結 ——。疫病、戦争、王国の分裂と、新王朝を見舞う数多の危機は、同時に次なる時代のはじまりを用意した。世界史的視座で政治・経済・文化を見わたす通史の決定版。本巻では、近代の先駆けとなる統治・軍事システムの改革や国家統合の深化を、西欧からスラヴ・ビザンツ世界、オスマン帝国まで広がる連関のなかで叙述する(全2巻)。
目 次
ヴァロワ朝系図
はじめに
第1章 新たな王朝を取り巻く世界
1 14世紀初頭のフランス王国
2 黒死病の蔓延とその惨禍
第2章 ヴァロワ朝の幕開け
1 国王即位前のフィリップ・ド・ヴァロワ
2 カペー朝の遺産
3 君臨するフィリップ6世
4 戦う王
5 戦場の彼方で
第3章 俘囚となった国王
1 ノルマンディ大公時代のジャン2世
2 ポワティエの敗戦まで
3 王のいない王国
第4章 国王統治の復活
1 国王即位までのシャルル5世
2 賢王への道のり
3 リアリスト・シャルル5世
第5章 白百合諸侯の影の下で
1 少年王シャルル6世
2 親政の始まり
3 狂気に襲われた王
4 内乱と敗北
第6章 見出された王
1 廃嫡されるシャルル7世
2 3つのフランス
3 権力基盤の強化に向けて
4 勝利への道
第7章 メティエとしての王
1 不忠の息子ルイ11世
2 ドーフィネの統治と叛乱
3 諸侯勢力との対決
4 才幹の展開
第8章 シャルル8世とイタリアの幻影
1 政略結婚の駒シャルル
2 ボージュー家の実権掌握とブルターニュ大公家
3 ヨーロッパ列強のなかのシャルル8世
4 イタリア戦争 —— 夢のかけら
おわりに
あとがき
注
引用文献
図版一覧
索 引
『フランス中世史』
関連書
『西洋中世史研究入門[増補改訂版]』 佐藤彰一・池上俊一・高山 博 編


