書籍の内容
本書は、リカードウ、マルサス等19世紀前半の古典派から新古典派の台頭を経て、ヴィクセル、ホブスン、ケインズ『一般理論』に至る約1世紀間の貨幣的経済理論の軌跡を、同時代の他の経済学者の主要な学説との関係をも考慮することによって明らかにする。本格的な貨幣経済理論史。
書籍の目次
目次:
【第Ⅰ編】 ケインズ以前の巨視的経済理論
第1章 古典派経済学時代の巨視的経済理論
第2章 ヴィクセルによるリカードウ的貨幣経済理論の再構築
第3章 ホブスンの過少消費税
【第Ⅱ編】「ケインズ革命」の生成
第1章 『貨幣論』の意義
第2章 「ケインズ革命」と『一般理論』