内 容
近年の史料状況の激変にともなう研究の新展開をふまえ、中国史を中国史の枠組みだけでなく広く世界史のなかで捉えるために、邦語を中心とする基本文献の紹介を軸に、歴史の意味や史料のあり方から、研究を助ける様々な知識まで、中国史研究のエッセンスを伝えるべーシックな研究入門。
執筆者一覧
(50音順、*は編者)
浅原達郎 川合 安 *礪波 護
井上 進 *岸本美緒 中砂明徳
井上裕正 木田知生 宮澤知之
岩井茂樹 久保 亨 村上 衛
石見清裕 佐原康夫 籾山 明
江田憲治 *杉山正明 森田憲司
江村治樹 妹尾達彦 森安孝夫
大澤顯浩 關尾史郎 吉本道雅
岡本隆司 谷井俊仁 渡辺信一郎
加藤直人 壇上 寛
目 次
はじめに
序 説
1 中国人の歴史意識
2 正史二十四史とその周辺
3 中国通史概説と工具書
第Ⅰ部 研究と史資料
第1章 先 秦
1 研究の視点
2 研究の展開と史資料の解説
第2章 秦・漢
1 研究の視点
2 研究の展開
3 史資料の解説
第3章 三国五胡・南北朝
1 研究の視点
2 研究の展開
3 史資料の解説
第4章 随・唐
1 研究の視点
2 研究の展開
3 史資料の解説
第5章 五代・宋
1 研究の視点
2 研究の展開
3 史資料の解説
第6章 遼・西夏
1 研究の視点
2 研究の展開
3 史資料の解説
第7章 金・元
1 研究の視点
2 研究の展開と史資料の解説
第8章 明 代
1 研究の視点
2 研究の展開
3 史資料の解説
第9章 清 代
1 研究の視点
2 研究の展開
3 史資料の解説
第10章 近 代
1 研究の視点
2 研究の展開
3 史資料の解説
第11章 現 代
1 研究の視点
2 研究の展開
3 史資料の解説
第12章 世界のなかでの中国史
1 中国史と世界史
2 ユーラシア世界史のなかで
3 世界史の転回
4 近代アジアと西洋
第Ⅱ部 中国歴史研究のために
A. 史資料を読むために
1 目録学 —— 読書の門径
2 金石学・考古学
3 地理学 —— 歴史的舞台の理解に向けて
B. 付 録
文献一覧
執筆者一覧
関連書
『イスラーム世界研究マニュアル』 小杉 泰・林 佳世子・東長 靖 編