書籍の内容
本書は、『菊と刀』で著名なR.ベネディクトがナチスの人種主義への批判をこめて、「人種とは何か」「人種差別とは何であり何故起きるのか」「人種主義の歴史」そして「如何に克服するのか」等を、明快に解説したもので、混沌とした現代の人種問題を考えるうえで今なお指針となりうる基本書。
書籍の目次
目次:
【第Ⅰ部】人種
第1章 人種主義:現代社会における「主義」(ism)
第2章 人種 何が人種でないか
第3章 自己分類のための努力
第4章 民族の移動と混合
第5章 何が遺伝するのか
第6章 誰が優秀であるか
【第Ⅱ部】人種主義
第7章 人種主義の「自然史」
第8章 ではなぜ人種偏見か?