書籍の内容
東アジアモンスーン気候帯に位置する琵琶湖と中国雲南省の高原湖沼との比較研究を軸に、地球温暖化による気候変動や人間活動が、湖沼。流域環境に与える影響について、地理学、生態学、陸水学、水文学などの幅広い視野から検討し、保全策を探る。
書籍の目次
目次:
第1章 東アジアモンスーン域の自然環境と植生
1-1 東アジアモンスーン域の陸域生態系とその変化
1-2 東アジアの気候・水文・地理
1-3 中国西南地区の地質・地形特性
1-4 中国の植生概観
第2章 東アジアモンスーン域の湖沼と河川
2-1 東アジアモンスーン域の湖沼・河川の概況
2-2 東アジアモンスーン域の河川流域
2-3 内陸アジア湖沼群への温暖化影響
2-4 雲南高原の湖沼と集水域
2-5 中国平原湖沼の環境と生態系
2-6 東アジアモンスーン域の湖をめぐる人と文化
第3章 雲南高原の湖沼と流域の環境動態――琵琶湖との比較研究を軸に
3-1 地球物理的特性と環境動態からみた撫仙胡と琵琶湖の比較
3-2 湖沼の地球科学的特性と環境動態
3-3 流域環境の変化と湖沼
3-4 湖の富栄養化の現状、変動経過、原因
終 章 東アジアモンスーン域の湖沼・流域の環境問題解決にむけて