内 容
環境補助金は多くの国で導入されているにもかかわらず、汚染者負担原則に反するとして十分研究されてこなかった。本書は、その経済効率性や汚染抑制へのインセンティブ機能を分析するとともに、ポリシー・ミックスにおける効果を政治経済学的に把握、理論と制度実態の両面から検討を加えることで、環境政策手段として積極的に評価する。
目 次
第I部 環境補助金の理論
第1章 環境補助金と汚染者負担原則
第2章 環境補助金の政治経済学
第II部 日本の環境政策と環境補助金制度
第3章 日本の環境政策の展開と成果
第4章 環境補助金と技術
第5章 日本の財政投融資と環境補助金
第III部 韓国の環境政策と環境予算制度
第6章 韓国の環境政策と環境予算財源調達制度
第7章 韓国の環境補助予算制度
第8章 韓国の環境賦課金制度
第IV部 エネルギー税制とサステナビリティ
第9章 日本のエネルギー税と特定財源―サステナブル税制への改革構想