書籍紹介

政治・歴史

ヨーロッパ統合史 [増補版]

遠藤 乾 編

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価格 3,200円
判型 A5判・上製
ページ数 402頁
刊行年月日 2014年
在庫状況 在庫有り
ISBNコード 978-4-8158-0767-2
Cコード C3031

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書籍の内容

地域統合の先進モデルとされるEU —— 本書はそれが、冷戦という状況下で起動し、政治・経済から軍事・安全保障、規範・社会イメージにまたがる複合的な国際体制のなかで実現していくダイナミックな過程を、近年公開の進んだ膨大な史料に基づいて内容豊かに描き出し、今日にいたるヨーロッパ統合の新たな全体像を提示する。ユーロ危機など、ヨーロッパ統合の行方を左右する、最近の重大な動きも加えた、待望の増補版。
また、本書の姉妹篇 『原典 ヨーロッパ統合史』 (史料篇) においては膨大な原典史料を駆使し、 ヨーロッパ統合の生きた姿を浮かび上がらせる。

姉妹篇 『原典 ヨーロッパ統合史』 (史料篇) はこちら


執筆者一覧

(執筆順)
 遠藤  乾  (序章・第1章・第7章・第8章・終章)
 板橋拓己  (第1章)
 戸澤英典  (第2章Ⅰ・Ⅱ)
 上原良子  (第2章Ⅱ・第3章)
 細谷雄一  (第4章)
 川嶋周一  (第5章)
 橋口  豊  (第6章)
 鈴木一人  (第9章)


書籍の目次

序 章 ヨーロッパ統合の歴史
      —— 視座と構成

     1 はじめに
     2 なぜヨーロッパ統合史なのか
     3 どのような視座に立つか
     4 本書の射程
     5 本書の構成

第1章 ヨーロッパ統合の前史
     1 はじめに —— 「ヨーロッパ」 の自画像
     2 古代・中世と 「ヨーロッパ」 意識
     3 近代の幕開けとヨーロッパ構想
     4 「長い19世紀」 とヨーロッパ統合
     5 おわりに

第2章 ヨーロッパ統合の胎動
      —— 戦間期広域秩序論から戦後構想へ

  Ⅰ 戦間期におけるヨーロッパ広域秩序再編構想
     1 はじめに
     2 「相互依存」 とヨーロッパ域内行政協力の進展
     3 第一次世界大戦の衝撃
     4 大陸ヨーロッパ経済の再編
        —— ナウマンの 『中欧論』、ルシュール、マイリシュ
     5 クーデンホーフ・カレルギーとブリアン
     6 ファシズムのヨーロッパ、ナチズムのヨーロッパ、「グレイ・ゾーン」 のヨーロッパ
     7 戦間期のアポリア
  Ⅱ 戦後構想とヨーロッパ運動
     8 第二次世界大戦中の戦後秩序の模索
     9 「解放」 後 —— 戦後秩序の黎明期
     10 おわりに —— ヨーロッパ統合構想における 「断絶」 と 「連続」

第3章 ヨーロッパ統合の生成 1947-50年
      —— 冷戦・分断・統合

     1 はじめに
     2 マーシャル・プラン —— 経済統合と冷戦の始まり
     3 「ヨーロッパの春」 —— ハーグ・ヨーロッパ会議
     4 ドイツ問題の隘路
     5 英仏主導のヨーロッパの模索と挫折
     6 欧州審議会
     7 北大西洋条約とドイツ再軍備問題の浮上
     8 おわりに

第4章 シューマン・プランからローマ条約へ 1950-58年
      —— EC-NATO-CE 体制の成立

     1 はじめに
     2 シューマン・プランとヨーロッパ統合の発展
     3 政治統合の蹉跌 —— イーデン・プラン、EDC、EPC
     4 ベイエン・プランから欧州共同体へ
     5 マクミランの挑戦
     6 おわりに

第5章 大西洋同盟の動揺とEECの定着 1958-69年
     1 はじめに —— ヨーロッパ統合史のなかの60年代
     2 ヨーロッパ統合の新しいダイナミズムの登場
     3 大西洋同盟の動揺
     4 共同体の危機と経済統合の深化
     5 おわりに

第6章 デタントのなかのEC 1969-79年
      —— ハーグから新冷戦へ

     1 はじめに
     2 ポスト・ハーグの統合過程とデタントの進展
     3 EC-NATO 体制の変容
     4 ヨーロッパ統合の停滞と再生の試み
     5 「静かなる革命」
     6 おわりに

第7章 ヨーロッパ統合の再活性化 1979-91年
     1 はじめに —— 長い80年代と短い80年代
     2 三重苦のヨーロッパ —— 欧州悲観主義の時代
     3 政治的イニシアティブ
     4 方法的革新およびイデオロギー的収斂
        —— 相互承認の原則とミッテラン政権のUターン
     5 「1992年ブーム」—— 単一欧州議定書からドロール・パッケージまで
     6 通貨統合の胎動
     7 東欧革命とドイツ統一 —— 「EU-NATO-CE 体制」 の動揺
     8 マーストリヒト条約
     9 おわりに

第8章 冷戦後のヨーロッパ統合 1992-98年
     1 はじめに —— 1990年代という時代
     2 「最悪の年 (Annus Horribilis)」 (1992年)
        —— マーストリヒト批准過程における混迷
     3 「民主主義の赤字」 論
     4 単一通貨 「ユーロ」 への道
     5 「ドロール白書」—— 新自由主義の時代における社会的イニシアティブ
     6 アムステルダム条約
     7 域外関係の変化と共通外交安全保障政策
     8 東方拡大へ
     9 「やわらかい統合」
     10 おわりに

第9章 21世紀のヨーロッパ統合
      —— EU-NATO-CE 体制の終焉?

     1 はじめに
     2 新たな秩序形成主体としてのEU
     3 ポスト9・11の世界秩序に戸惑うヨーロッパ
     4 EU拡大と欧州憲法条約 —— 統合の論理の破綻
     5 おわりに —— 「EU-NATO-CE 体制」 の先に何が来るのか

補 論 ユーロ危機を超えて
     1 はじめに
     2 ユーロ危機とはどのような危機なのか
     3 「メルコジ」 による危機解決
     4 ユーロ危機が生み出した政治経済的混乱
     5 アラブの春とヨーロッパ
     6 おわりに

終 章 ヨーロッパ統合とは何だったのか
      —— 展望と含意

     1 何をどのように明らかにしようとしたのか
     2 EU-NATO-CE 体制の成立、変容、終焉
     3 帝国アメリカを抱きしめて
     4 主権を超えて?—— 国民国家とEUとの関係
     5 「ステルスのヨーロッパ」—— 統合の機能的手法とその問題点
     6 失われた 「ヨーロッパ」 を求めて —— 理念と機能の多元化
     7 結語 —— 地域統合はどこに行くのか


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