書籍の内容
人間のための学であり、術であり、人々に幸福をもたらす医学とは何かを問い、どのように対処するかを医学者と哲学者などが考察する。柳田邦男「尊厳死と安楽死への視点」、上田閑照「医学と死」、坂上正道「医療における自己評価」等12人が執筆。第24回日本医学会総会を記念して刊行された。
書籍の目次
目次:
1.医学と人間(飯島宗一)
2.尊厳死と安楽死への視点(柳田邦男)
3.医学と死(上田閑照)
4.古代インドの生命観-アーユル・ヴェーダへの道(中村元)
5.文化人類学からみた“医”の構造(山口昌男)
6.意識の脳科学(伊藤正男)
7.感染症の近年の変貌から未来を占う―感染症未来学試論(加藤延夫)
8.心臓移植の世界の現況と本邦の問題点(小柳仁)
9.臨床の視点(祖父江逸郎)
10.医療における自己評価―最適の医療を求めて(坂上正道)
11.インフォームド・コンセント―臨床の現場から(堀田知光)
12.インフォームド・チョイスの時代へ-体験的インフォームド・コンセント論(大熊由紀子)