書籍の内容
良心の警告、良心の呵責、そして後悔――。良心とは何か? 良心はなぜわれわれを動かすのか? 正義論の手前にあるこの問いを、「共に知る」という言葉の原義から出発して、プラトン以降の哲学的良心論を参照しつつ解き明かし、欲望と方位喪失の時代に提示した注目の論考。
書籍の目次
目次:
はじめに
第1章 「良心」の原義
第2章 「世間と共に知る」と「神と共に知る」
1 「世間と共に知る」
2 「神と共に知る」
第3章 「自己自身と共に知る」
1 ソクラテスの「自己自身と共に知る」
2 ストア派の良心論
3 「自己自身と共に知る」良心の近世における端緒――デカルト
4 合理主義の良心論とその体系
5 良心法廷説――カント
6 「呼び声」としての良心――ハイデガー、ヤスパースとの関連で
7 良心に対する反逆者の良心――ニーチェ
第4章 良心の三法則
1 不知不可能性の法則(良心の第一法則)
2 絶対不謬性の法則(良心の第二法則)
3 時間性の法則(良心の第三法則)
4 良心の超時間性
第5章 共同体としての自己
おわりに


