書籍の内容
安井琢磨、青山秀夫、森嶋通夫、赤松要など国際水準の経済学者を多数輩出した日本の経済学の歴史を、一般均衡理論の展開や応用経済学の確立を軸に国際的文脈のなかで描き出す。20世紀前半の理論・計量経済学の台頭から今日の標準的経済学への発展過程を日本から捉えた成果。
書籍の目次
目次:
序 章 経済学の国際化と日本の経済学者たち
第1章 経済学者の国際的フォーラム
第2章 国際金本位制と国内金融制度
第3章 新古典派経済学の展開
第4章 一般均衡理論(1)―安定分析
第5章 一般均衡理論(2)―均衡の存在問題
第6章 ケインズの経済学からケインズ経済学へ
第7章 知的交流と国際経済学の展開
第8章 国際化対応と経済研究・教育の変化
第9章 経済学者と経済摩擦―1985年の転換点
終 章 経済学の国際化と数学化
書籍の書評紹介
【日本経済新聞書評】