書籍紹介

ロシア史・教育史・教育社会学

帝国・身分・学校

帝制期ロシアにおける教育の社会文化史
橋本伸也 著

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価格 9,000円
判型 A5判・上製
ページ数 528頁
刊行年月日 2009年
在庫状況 在庫有り
ISBNコード 978-4-8158-0627-9
Cコード C3022


書籍の内容

教育史から浮かび上がるロシア帝国 —— 西欧的学知の受容過程を俯瞰し、「教育の身分制原理」 とその揺らぎをエリート教育に即して読み解くとともに、辺境地域で展開された教育政策をたどることで、ロシア帝国固有の教育システムを解明、教育の社会文化史の可能性を問いかけた渾身作。


書籍の目次

序 帝制期ロシアにおける教育の社会文化史 —— 課題・対象・方法

  第Ⅰ部 ロシアとヨーロッパ —— 知識社会史からのアプローチ

第1章 ロシアの近代化と西欧的知の移入・受容
     はじめに
     1 近世から近代におけるヨーロッパ的知の変動
     2 人文主義とロシア
     3 科学アカデミーと大学
     おわりに

第2章 東スラヴの正教世界と 「ラテン文化」 受容の問題
     はじめに
     1 人文学知と東スラヴ世界
     2 キエフ・モヒラ・コレギウムの成立
     3 キエフからモスクワへ

第3章 ライプニッツとロシア
     はじめに
     1 科学革命の時代と知の世界の変容
     2 ヨーロッパとロシア —— 初期近代から近代へ
     3 ライプニッツの 「普遍学」 構想とロシア
     4 ロシアとの接触と科学アカデミー設立提案
     おわりに

第4章 帝制期ロシアの 「御雇外国人」 教師
     はじめに
     1 18世紀の科学アカデミー
        —— 「学者の天国」? 「ドイツ人の植民地」?
     2 モスクワ大学と御雇外国人教師
     3 「学問のロシア化」 と御雇外国人教師の運命

  第Ⅱ部 「教育の身分制原理」 とエリート教育

第5章 ロシアの身分制と 「教育の身分制原理」
     はじめに
     1 近代ロシアの身分制
     2 帝制期教育と 「教育の身分制原理」

第6章 貴族の特権的教育機関の成立と拡大
     はじめに
     1 貴族の特権的教育機関とエリート教育 —— 軍事教育機関の場合
     2 貴族の特権的教育機関とエリート教育 —— 文官養成機関の場合
     おわりに

第7章 国民教育省管下教育機関における身分制問題
     はじめに
     1 大学と身分制問題
     2 ギムナジアと身分制問題
     3 国民教育省管下のその他の中等・高等教育機関 —— リツェイ
     おわりに

第8章 エリート形成の転換と学校 —— 19世紀後半-20世紀初頭
     はじめに —— 大改革の時代
     1 19世紀後半-20世紀初頭の大学とギムナジア
     2 特権的教育機関の再編と自己保存
     3 高等専門学校の成長
     4 就学構造の転換とその要因
     おわりに

第9章 エリート中等教育における古典語教育問題
     はじめに
     1 古典教養の微弱な伝統
     2 ウヴァーロフと古典陶冶主義の導入
     3 トルストイ教育相と古典陶冶主義
     おわりに —— 改革の帰結

第10章 ロシア正教会聖職者身分の学校
     はじめに
     1 ピョートル教会改革と18世紀の聖職者教育
     2 1808年改革と19世紀前半の身分制問題
     3 改革と革命の時代における危機への対応と葛藤
     おわりに

  第Ⅲ部 教育システムの帝国的編成と民族問題

第11章 帝国とネイションと学校
     はじめに
     1 膨張する帝国と民族教育問題
     2 西部諸県の教育構造
     3 沿バルト諸県の教育構造
     4 帝国東部・南部辺境とムスリム教育
     おわりに

第12章 ウヴァーロフ教育大臣期の西部諸県教育政策と 「ポーランド問題」
     はじめに
     1 西部諸県の教育的伝統と 「ポーランド問題」
     2 アレクサンドル1世の学制改革と西部諸県
     3 ポーランド民族運動と教育政策の転換
     4 ウヴァーロフと西部諸県教育政策
     おわりに

第13章 沿バルト諸県の初等教育体制と 「ロシア化」 政策
     はじめに
     1 18世紀の民衆教育の展開
     2 19世紀 —— 「ロシア化」 以前の学制と就学構造
     3 ゲルマン化・ロシア化・民族覚醒
     おわりに

 補論① ロシアのなかのドイツの大学 —— タルト大学小史

第14章 対ユダヤ教育政策の展開とユダヤ人の教育経験
     はじめに
     1 「ユダヤ人問題」 の浮上と初期ユダヤ人教育政策
     2 ユダヤ人教育政策の展開
     3 ユダヤ人社会と学校 —— 紛争と葛藤

 補論② ロシア帝国極東地域朝鮮人移民の学校
       —— 『ロシアとカザフスタンの朝鮮人教育の歴史 19世紀後半-2000年』 をてがかりに

 あとがき
 注
 索 引


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