書籍の内容
本書は、一般均衡理論の創設によって現代経済理論の基礎を築いたレオン・ワルラスの思想的側面を解明するものである。その経済理論と背後にある理念および社会ヴィジョンを関係づけることによって、思想としてのワルラス経済学の全体像に迫り、ワルラス研究に新生面を切り開く。
書籍の目次
目次:
序 章 ワルラスを思想として読む
第1章 ワルラスの生涯
第2章 ワルラスと企業者
第3章 ワルラス分配理論の社会ヴィジョン
第4章 純粋経済学の方法とアソシアシオン
第5章 資本形成モデルの社会ヴィジョン
第6章 ワルラスと進歩
終 章 ワルラスにおける公正と効率
付 録 ワルラス自伝資料