書籍の内容
製造業を中心とする経済発展とその危機を、タイの事例を導きの糸に日本との比較も行いながら、工業化の担い手、イデオロギー、制度・組織を焦点として、「まるごと」捉えたアジア経済論。経済のグローバル化・自由化・IT化が喧伝される中、「モノ作り」と「ひと」の問題を見つめ直す。
書籍の目次
序 章 「キャッチアップ型工業化」とは何か
[第Ⅰ部] 視角と方法
第1章 視角:政府、市場、制度・組織
第2章 後発国モデル・雁行形態論・国の競争、優位
第3章 工業化の社会的能力と「革新的結合」
第4章 アジア経済:「奇跡」から「危機」へ
[第Ⅱ部] イデオロギー、担い手、制度・組織
第5章 開発主義と「開発独裁」
第6章 輸入代替・輸出振興・産業政策
第7章 支配的資本の「鼎構造」と国営・公企業
第8章 多国籍企業の役割と経済支配
第9章 ファミリービジネスとコーポレート・ガバナンス
第10章 技術移転と技術形成の能力
第11章 労働市場と「管理と競争」 第12章 教育制度と学歴競争社会
終 章 「国の競争優位」論を超えて
付 録 統計の探し方・読み方・作り方


